田中一江のレビュー一覧

  • ジェイクをさがして
    短編集は身がしまっていて好き。長編は丁寧に作られてるから好き。中編はしまりも丁寧さも曖昧であんまり得意じゃない。
    というわけで力作っぽい鏡は楽しめなかった。使い魔とかある医学百科事典の~とか表題作とかは好きだな。表題作は余韻のための作品で面白かった。合う合わないがすごいはっきりしてしまう作品集。
  • ねじまき少女(上)
    登場人物表がないせいでややごっちゃになってしまいますが、SFなのに設定や世界観がリアルすぎるのですいすい読めます。エミコ、幸せになってほしいな…。
  • ねじまき少女(下)
    この小説の主人公は誰なのだろう?最後まで印象がばらけ、視点が定まらず、不完全燃焼のままとうとう最後まで行ってしまった!あえて言うならこの汚辱にまみれ、不正と権力闘争の、虐げられた人々の怨嗟の声が通奏低音で響くバンコクの街自体かもしれない。とにかくこのくらい展望の物語は、ねじまき少女エミコのささやかな...続きを読む
  • ねじまき少女(上)
    前半の終わりにきて少し面白くなりかけた。なかなか新しい世界の言葉に理解が及ばず、登場人物も整理しにくく、訳が悪いのか原作自体の分かりづらさかその辺は分からないが、もう少し工夫が欲しいところ。
    後半に期待する。
  • ジェイクをさがして
    なんで買ったのかよく覚えていない

    短編集としては可もなく不可もなくといった感じ
    意外にホラーっぽいのが多かった

    設定やコンセプトが面白いものはいくつかあるけど、わかりにくい。
    わかりやすいものはホラーっぽいもの

    読み終わってからも、なんで買ったのかな?と思った
  • ジェイクをさがして
    都市と都市を読んで興味を持ったので購入。
    私が読んだことある中ではラブクラフト的、マシスン的な印象
    「仲介者」「飢餓の終わり」あたりの日常と狂気の境は面白いが、
    全体的に分かりにくいところもあり他人にはお薦めしない。
    他作品との関係は掴みきれないが「ジャック」は
    『お祈り』と出てきた時点でPrayi...続きを読む
  • ジェイクをさがして
     短編集。面白かった。
     特に「都市」というものだけを題材にしているわけではないのだが、しかし物語の基盤にはいつも、街や都市というものの存在の曖昧さや、街や都市がその内部に宿している何かに対する恐れのようなものが潜んでいるように思う。
  • エンダーズ・シャドウ(下)
    エンダーのゲームをビーン視点で描いた本
    エンダーのゲームを読んだあとだとすごくおもしろい
    英雄であり殺戮者の素質と天才は必ずしも一致しない
    エンダーのときよりもビーンのこれからが気になる
  • ヘラクレスの冒険
    クリスティのポアロ短編集。ヘラクレスの12の偉業になぞらえた、ポアロの事件。

    ポアロが充分に活躍するには大きな舞台が必要だ、といったのはクリスティ本人だったか。実際その通りだと思います。ポアロに短編はあまり似合わない。
    とはいえ、物語的に言ってヘラクレス(=エルキュール)の物語になぞらえたこのお話...続きを読む
  • ヘラクレスの冒険
    引退を控えたポアロが、自らのクリスチャン・ネームであるエルキュール(=ヘラクレス)にかけて「十二件の依頼を受けてやろう。しかも、その十二件は、ギリシャ神話のヘラクレスの十二の難業を参考にしてえらばなければならない」と、難事件の数々に挑戦。オムニバス形式の短篇十二篇を収めた作品集
  • ゼノサイド(上)
    1994/09購入。「死者の代弁者」から30年、エンダーはルジタニアでノヴィーニャと結婚し、生活していた。だがルジタニアに生息し、人類に死をもたらすデスコラーダ・ウィルスを殲滅するため、議会はルジタニアを破壊すべく、艦隊を派遣する。「死者の代弁者」以上に難解な作品です。エンダーあまり活躍しないし。
  • エンダーの子どもたち(下)
    エンダーの物語の完結編。エンダーは亡くなり、それと同時に永遠に生き続ける存在となった。そしてエンダーに対する「死者の代弁」が行われる。う〜ん、やっぱり何だかカタルシスが感じられない。まだ物語を続けるつもりなんだろうか?
  • シャドウ・オブ・ヘゲモン(下)
    アシルにさらわれた旧エンダーの部下たちを救出すべく活躍するビーンたち。そしてピーターがヘゲモン(覇王)に着任するまでのストーリー。同時にビーン出生の謎が絡んでくる。ああ、またちょっと複雑なストーリーに…
  • エンダーの子どもたち(上)
    やっと出ました、「ゼノサイド」の続編。待つこと六年半。あまりに間が開いてしまったので、「エンダーのゲーム」から読み直す破目になった、
  • ゼノサイド(上)
    内容に関しては読み返す時間が出来たらと言う事で(……)。Romancing SaGa3のモンスター「デスコラーダ」は多分これに出てくるウィルスから持って来たのでは無いかと思うんですが。
  • ねじまき少女(上)

    お薦めできません

    あくまでも、個人の感想ですが、SFやファンタジーのカテゴリーではない気がします。また、残虐な描写が度々あり、途中で読む気が失せました。子供達には読ませない方が良い気がします。