加納新太のレビュー一覧
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視点がちょっと変わって良いです
こちらは三葉さんたちの地元の話に焦点を絞っていますね。この辺は映画とはまた異なっている点でしょうか。
日本の地域社会の息苦しさ的なもの、私は幸い学生時代はさほど感じませんでしたが、大学入学時に入らされた和敬塾という学生寮や、その後の勤務先等で色々ウンザリさせられましたので、その辺はよく分かるようになってしまいましたね。
しがらみを感じつつも……読み続けるのならばこちらを優先したくなる作品ではありますね。
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Posted by ブクログ
君の名は。を読んだ勢いそのままに読破。
瀧、テッシー、四葉、そしてお父さん。それぞれの語りで「君の名は。」を深めていく…深い、深すぎる。
本編では語られない三葉のお母さん、二葉さんとお父さんとの物語はなんというか壮大で‥。ラストは一気に畳みかけられました。
というか。アニメ映画として誕生した君の名は。で小説と映画、どちらが原作かと問われると微妙なところ、と新海監督ご自身が語っているけれど。その後に出たこのアナザーサイドストーリーの、なんと深いこと。映画を見て、小説を読んで、このサイドストーリーを読んで初めて完結と言えるのかも。
時々読み返して、また余韻に浸ろうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「自分しか知らない」「二人だけが知っている」そういう他人に共感されない時間を過ごすこともまた、青春である。
若者ゆえに、孤独を恐れて、他者と共感することに必死で、「ウェーイ!いつメンサイコーかよ!」と叫ぶ。誰でもできる「おすすめ」を手当たり次第に経験して、他人の価値観で自分を塗り固めて大人になっていく。そういう社交的な若者には到底なれない。そういう若者の粋な話。
閉鎖空間。そういうテーマがありそうなおはなし。
少年は満員電車という人にあふれる閉鎖空間に吐き気を催す。
少年は皆で同じことをさせられる、自分の興味ないことを強いられる学校という閉鎖空間が嫌いだ。
少年は他人が理解でき -
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