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Posted by ブクログ
また新たな解釈が自分の中に生まれた一冊。綺麗な文体で語られていて、情景がありありと浮かんでくる。
初恋なんて実らないものだし、力の無い子供ゆえにそれ以上先にも進めない。でも、初恋の記憶は意識・無意識問わず自分自身の中にしっかり刻まれていて、その後の人生を生きる糧にも鎖にもなりうる。
自分も多少は大人になって、過去を振り返ってみるとこんなにも生きてきたのか、と自分を褒めたくなる。
貴樹と明里の二人は、幼い頃は互いに満たし合う相互承認の関係だったが、大人になって自分で自分を肯定出来るようになった。二人とも「だいじょうぶ」だったのだ。
前を向きひた進むのもいいが、たまにはしっとりと過去を振り返りたくなる、そんな物語。
Posted by ブクログ
アニメをまず観ておくのが前提。
第1話ー桜花抄ーは完全に明里視点でここの話を読んだ時点でアニメ版の感慨に浸ることができる気の早い人は巻末のどちらも出せなかったりアカリとタカキの手紙を読んでしまっても良いかも。
第2話ーコスモナウトーは貴樹視点。タカキくんは花苗にひどいことをしたよね(´д`)。ここはアニメ通りまだ余裕の無い貴樹が居ることの確認か。
そして第3話ー秒速5センチメートルー二人の視点が交互に出てくる。より貴樹と明里の内面に触れられる事と思う。気になる人は読もう。
個人としては、ああ、僕は貴樹だと思うほど同調してしまうことが多く、単に切ないでは全く言い表せない感情が湧いた。
言葉というのはなんて不便なんだろう…
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