ヨネダコウのレビュー一覧
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読んでいてものすごく力が入ってしまいました。圧倒されました。
久々に893モノでのめり込める迫力ある作品を見つけた気がします。矢代に魅了されます。確かに変態ドMですけどね。それには彼がたどって来た今までの人生が深く強く影響しているというのがわかりますが、痛い…そのことが、今回改めて胸に沁みました。自分を卑下するかのように淫乱だと明るく笑い飛ばすような素振りでいて、根本で矢代は矜持を捨ててはいません。そこに、とても彼らしい潔さ、男っぷりを感じます。
そして、矢代の何から何までを憧憬して、とことん尽くす百目鬼。一途です。後半百目鬼には泣かされました。大切な人を守れなかった悔しさ情けなさもわかるし、影山の元へ行った事もすごく気持ちがわかるので泣けて泣けて仕方ありませんでした。
そんなシリアスで手に汗握る展開でありながらも、煽られるシーンが続出。警官コスプレはかなり高度レベル。ヤバかったです。
そして、矢代が百目鬼の初体験で欲情する場面もハンパなかった…!百目鬼の気持ちが手にとるようです。
勃たない百目鬼にも兆しが見えはじめたかんじ。
矢代が淫乱ドMという看板に違わない経歴の持ち主だということも、改めてよーくわかりました。
それでも「優しくて強くて綺麗な人」という百目鬼の賛辞の言葉は、何ひとつ間違っていないと思えたのです。
組の内部の確執、権力抗争がどう動くのか気になるところですが、それとともに、矢代と百目鬼の関係も徐々に変化が見えるようで、今から次巻が待ち遠しいです。
ペーパーは、とてもステキだなと思っていたカバーイラストに関する話。もう、イチャイチャとしか思えない! -
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運び屋×ヤクザ
高校生カプ
営業マン×メカニック
の三編
有名すぎるこの作品。
私ももう何度読んだか分かりません
その度に、男の格好良さとか可愛さとかおバカな所とかにジタジタするのです(笑)
一番好きなのは
感情スペクトル(高校生カプ)
設定に萌えるのは
リプライ(営業マン×メカニック)
続きが読みたいのは全部(笑)
表題作のNigitSの同人誌「或る夜」も読みましたが
間崎さんはツンデレな上萌えキャラですよね?
本当に全ての作品の続編が出たらいいなぁ~
ストーリーとは関係ないですが
ヨネダコウさんの描かれる
目が点の顔、めちゃめちゃ可愛いですよね -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
ドMで変態、淫乱の矢代は、真誠会若頭であり、真誠興業の社長だ。
金儲けが上手で、本音を決して見せない矢代のもとに、百目鬼力が付き人兼用心棒としてやってくる。
部下には手を出さないと決めていた矢代だが、どうしてか百目鬼には惹かれるものがあった。
矢代に誘われる百目鬼だが、ある理由によりその誘いに応えることができない。
自己矛盾を抱えて生きる矢代と、愚直なまでに矢代に従う百目鬼。
傷を抱えて生きるふたりの物語が始まる──!
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ヤクザの若頭(矢代)がドMで変態で淫乱ってだけでもう素敵。
上品な顔立ちなのにこの設定は本当に堪らんです。
勿論エロも濃厚。これを究極のギャップ萌えと言わずして何と言う。
"「お前は 優しそうな普通のセックスしそうだから嫌だ」"
この台詞が全てを物語っていると思います(笑)
極度に歪んだ性癖を持つ矢代が今後、百目鬼とどうなるのか非常に気になります。
次巻に期待! -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。
惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。
黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ――。
他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の故意の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」、描き下ろしも収録した、男と男の感情を精緻に描いた傑作集。
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表題作(運び屋×ヤクザ)にかなり萌えました…!
最後の最後で今までヤクザだと思っていた人物がまさかの麻薬取締管だった事が明かされ思わずポカーン(笑)
言動や態度からずっとヤクザだと思ってました…。
しかも受けという設定…!素晴らしいの一言に尽きます!
おまけでも非常に萌えましたが、この二人のその後の話がもっと読みたいです…!
運び屋から転職した後のお話を是非お願いしたい…! -
Posted by ブクログ
まず今回も装丁が美しい!KnightSの文字が裏社会の男達の暗闇に浮かび上がる。表紙のアンニュイな色気を漂わせる男とラストで明らかになるインテリ眼鏡の男がまさかの…!?まさに儚い一晩の物語ですが、まだまだ終わらない余韻を残して物語は一ヶ月後のNightへ。ヨネダコウさんの描く歳上の受は何故にこうも私の萌えツボを刺激するのか!儚くアンニュイでいて限りなくエロい\(//∇//)\囀る〜の矢代も好きでしたが、今回の穂積もかなり好きです。
そしてリーマンとメカニックの大人の恋を描いたリプライ。大人だからこその二人の同性への恋愛感情に悩む姿がリアルでホント可愛い。男なのに可愛いと言われたり女として扱われる事に抵抗を感じたり、大好きなのに素直にそれを受け入れられない感じがもどかしくて悶えます。やっぱこうなるんだ…という展開のエチは可愛いかったです( *´艸`) -
Posted by ブクログ
昨年、この作品を初めて読んだ時は、矢代を抱いてやる為に何にが何でも不能を克服しろよ、百目鬼…なんて思ったんだが、コミックスになって一気に読みなおすと、矢代はそれを望んでないかもしれないな、と言う気がした。百目鬼が不能であったからこそ、自分に明ら様に好意を向けてくる百目鬼を放り出しもせずに自分の傍に置き続けられるのかもしれない。過去に自分に性的な意味合いも含めて、好意を剥き出しにしてきた人間達とは違う種類である、と言う絶対的なものがあればこそかもしれない。矢代は決して弱くはないので、力任せに迫って来るようなゴリ押しの行為を上手い具合に排除できるだろうし、組織の中でもそれなりの地位にいて力でねじ伏せられるだろうから、性的な満足を得る為に無理強いされる必要性はなくなっているんじゃないだろうか。心底淫乱であったなら、部下には手を出さないとかそんな制約を自分に設けたりしないだろう。矢代は、自分の欲望をコントロールできる程に冷静なんだろうなぁ…。対する百目鬼は性的なものをきっかけに不能になったにも関わらず、一見性的には無節操に奔放に男を食っている矢代に対して、嫌悪感を全く抱かずにいる点で、この作品は下事情を下世話に想像して萌えてどうこうと言う作品ではないと思う。
百目鬼が無条件で一目見ただけで矢代に惹かれて止まなかったのは、矢代の本質を一瞬でスキャンするように読み取ってしまったからではなかろうか、と。
矢代は肉体的には変態だけど、精神面は至極真っ当なんだよ、これだけ肉体的には淫らに汚れてるのに、純粋に同性を愛せる自分と言うのを自覚して、影山に恋した時に絶望したんだと思った。肉欲が欲するから影山を愛したのではないんだよ…
影山がさぁ…矢代の恋心に気付いてないよな、今も。いや、薄々は気付いてるけど、矢代の中では終わったものではなくてずっと引きずってるものだよな、影山への初恋は。大人になった時点で、学生~大人の間で一区切り着いた様に振舞ってるけど、やっぱこのお話は矢代と影山の話なんだな、って気がする。矢代が百目鬼を可愛いと思うのが恋愛感情ではない、と言う部分を恋愛に変えるには、百目鬼がどんなに「頭、好きです」って尽くしても覆せないかもしれない。性的なものに晒されて中毒みたいになってしまった矢代と、性的を目の前に晒されて不能になってしまった百目鬼と…矢代、百目鬼をカタギの世界に戻したいんだなぁ…ずっとそれが引っかかってるだろうな、矢代の心の中で。
影山って火傷フェチの種類の中でも煙草の痕が一番興奮するんだろうなぁ、煙草で肌焼かれると言う状況を考えると、それは普通じゃないと言う事も想像できていると考えると、影山はかなり歪んでるなぁ。中途半端に常識人なんだよなぁ。矢代の気持ちに気付かない訳だよ…歪みを解放できずに内側で腐らせて、干からびてたとこにぎらぎらする久我が現れた、と…
一番知られたくなかった影山に一人である事を知られてしまった矢代の孤独はいかほどだったろうか…泣ける… -
Posted by ブクログ
初期作品の出し直し。
「名前のない色」
編集部で働く藤野渉は、夏場には使い物にならないというイラストレーター・水窪あきらになんとか新刊に絵を付けて欲しいと頼みに行き…。
ヘタレわんこ系の攻めなんだけど実は傷を持っていて…。
受けは受けで見るからに傷を抱えていて…。その二人の切なさがとても細かい心理描写で描かれていて早く二人に幸せになって欲しいと思いながら読み進めました。過去を消化して生きていくのは難しい…。でもそれを乗り越えたら一つ成長するのよね。
「聖夜」
高校の同級生で少しだけ二人でさわりあったこともある気になる親友・アマチが親の離婚で東京に行って10年。都内で婚約者とマンションを見に行ってばったり再会することに。10年経って10年前の気持ちに気付いたシマ。しかしアマチにも付き合っている男が居たし、自分には婚約者もいる。そして…。
10年愛ならぬ20年愛。書き下ろしが加わることで30年愛となった作品。そんなに長く誰かに執着出来るのがBLらしい。いろいろあって一瞬だけ交差した関係があえなく離れていくのだけど20年目にしてやっとお互いが並行に歩いていける。切なくて良かったです。これから幸せになってねとエールを送りたくなる、そんな二人。
それにしても。
元奥さんもその再婚相手も子供も、みんな理解ある…。
静かなエチがこんなにエロさを感じるものだとは思いませんでした。気持ちが入っていて身体も開かれた感じよね。 -
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10年、20年更には書き下ろしを含めれば30年という長い年月で綴られる壮大な愛の物語。
決して恵まれない青春時代を過ごしたアマチにとってキラキラした初恋の思い出であり唯一の希望であったシマ。愛を自覚するにはまだ幼過ぎた青春時代の別れを経て10年後社会人になって最初の再会。互いに思い合っているのに、好きだという感情をぶつけるだけでは成り立たない関係だと分かってしまう歳月の残酷さが切ない。
榎田さんの文章は相変わらず美しく滑らかで、長いスパンの話なのにテンポよくすらすら読めます。二人の気持ちはもちろんですが、それぞれの家庭環境やパートナーとの関係、アマチの両親との確執、更には第三者からの目線で綴られる事によって二人の愛情が更に確固したものになっています。
北海道育ちの二人がたわいも無く話していたあり得ない夢のシーン、理想の家は沖縄の雨端のある平屋。そしてラストの沖縄での再会の奇蹟に泣きました…(T_T)もう一編も切ない色の作品。今読んでも全く色褪せない名作です。 -
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ネタバレ先月出たのが続き物で長編になりそうな作品だったのに対して、こちらは短編が3作収録されていました。
どのストーリーもキャラが立ってるし、話もあっと言わせる展開だし、オチがしっかりあるしで、とても面白かったです。
中でも「NightS」は三拍子揃っていて、短編とはいえ完璧!
運び屋と893のやりとりが絶妙で、( ̄ー ̄)ニヤリとしながらどんどん話に引き込まれてしまいました。
ミステリアスな雰囲気で、唐島だけじゃなくこっちまではぐらかされてしまう穂積の魅力は、ハンパないです。惚れました…
描き下ろしの後日談でも、年上オトコの魅力が大胆に公開されていて、唐島に泣きが入っていたのに爆笑でした。
「感情スペクトル」は高校生のラブトライアングル。
これも三拍子揃っているいい話で、きゅーんとさせられました。高校生の男の子らしい感情の揺れが切なかったり、笑えたりでかわいい!
後日談が読みたいのに入っていない…と思ったら、特典の描き下ろしペーパーに仲屋視点のSSがありました。ちょっとかわいそうだけど、わけわからずのままだし、単純そうなので本人はきっとそれほど傷ついていないだろうなと思わせるのがせめてもの慰め?良いヤツです。
一番長い作品だった「リプライ」は、自動車ディーラーの営業マンとメカニック。
こちらは、センセが子育てで休んでいらっしゃった後の作品にあたるせいか、描きたかったことすべて描こう、という意欲にあふれている感じがします。センセらしい細やかな心理描写が全面に押し出されていて、引き込まれました。
ネタバレしてしまうといけないので詳しくは書けないのですが、しっかり三拍子揃っています。
ただの職場恋愛ストーリーに終わっていないところがさすがです。友情と恋愛の境目がどこにあるのか?というのは男同士だからこそで、そこに着目しているのがツボでした。
あっといわせる点では、攻受どっちがどっち?というのも気になるところで引っ張られました。でも、対等な関係から始まっているのがいい。高見、無表情でストイックに見えるのに肉食。だからこその営業成績www
などと、いろいろ読みどころが多いんですよね。
カバーとカバー下のイラストが「間違い探し」
言葉はなくても、多くを物語っていて、ヤられました。 -
Posted by ブクログ
表紙、ガン見してしまった…!シンプルモノトーンでスタイリッシュなのにエロス。矢代の全てを物語っていて、インパクトあります。
もちろん、中身も心をわしづかみです。
付き人兼用心棒として雇われた百目鬼×ドMで淫乱の変態893矢代。
導入部分が影山の話というのが、さりげなくすばらしいです。
矢代はノーマルな影山が何に弱いのか、わかっています。その伏線的な流れが、ボディブローのようにあとからジワジワ効いてくる展開に、ヤラれました。
矢代という人物にとても魅かれます。ドMでびっちなくせに、本音は決して他人に見せず、実はめちゃくちゃ頭が切れる男。
周囲の893たちは彼をナメてかかっているところがあるのですが、いつの間にか逆にやり込められています。
そんな彼の前に現れたのが、百目鬼。
パッと見、堕落した893としか思えない矢代のことを、「綺麗だ」と素直に白状するあたり、彼だけは本質を見抜く力がありそうだと感じさせます。
淫乱と不能という相反する関係性がすごい。どうしてそうなったか?苦しみ、切なさ、理不尽な怒りに翻弄された過去が明かされていき、それぞれが受けた傷の深さを知ることになります…
特に、矢代の歩んできた人生は目が離せないものがあります。好きで893になったわけじゃないのに、それでも前へ進んでいる。現実をしっかり受け入れているところが、男らしい。
百目鬼への心遣いも心憎いばかりです。
スーツの内ポケットに、グッときました!
淫乱が不能相手にこだわりなく仕掛けていくのに萌えました。
百目鬼は「あっちにいた時から」矢代を知っていたんですよね。そこも気になる…
「漂えど沈まず、~」は、矢代の性癖を形成したものが詰まっている話で、胸がしめつけられました。影山が火傷フェチだと知って、好きでもない相手とのHでタバコの痕をねだるシーンに圧倒されます。
寂寞感をひしひしと感じさせられました。
次巻が待ち遠しいです。