ヨネダコウのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ先月出たのが続き物で長編になりそうな作品だったのに対して、こちらは短編が3作収録されていました。
どのストーリーもキャラが立ってるし、話もあっと言わせる展開だし、オチがしっかりあるしで、とても面白かったです。
中でも「NightS」は三拍子揃っていて、短編とはいえ完璧!
運び屋と893のやりとりが絶妙で、( ̄ー ̄)ニヤリとしながらどんどん話に引き込まれてしまいました。
ミステリアスな雰囲気で、唐島だけじゃなくこっちまではぐらかされてしまう穂積の魅力は、ハンパないです。惚れました…
描き下ろしの後日談でも、年上オトコの魅力が大胆に公開されていて、唐島に泣きが入っていたのに爆笑でした。
「感情 -
Posted by ブクログ
表紙、ガン見してしまった…!シンプルモノトーンでスタイリッシュなのにエロス。矢代の全てを物語っていて、インパクトあります。
もちろん、中身も心をわしづかみです。
付き人兼用心棒として雇われた百目鬼×ドMで淫乱の変態893矢代。
導入部分が影山の話というのが、さりげなくすばらしいです。
矢代はノーマルな影山が何に弱いのか、わかっています。その伏線的な流れが、ボディブローのようにあとからジワジワ効いてくる展開に、ヤラれました。
矢代という人物にとても魅かれます。ドMでびっちなくせに、本音は決して他人に見せず、実はめちゃくちゃ頭が切れる男。
周囲の893たちは彼をナメてかかっているところがあるの -
Posted by ブクログ
山田ユギセンセの挿絵からヨネダコウセンセにお色直しして、書下ろしも収録された新装版です。
表題作は、世間が盛り上がっているイベントとは裏腹に、別離を余儀なくされるシマとアマチの20年愛で、かなり重いストーリーです。
20年という長い歳月の間、ずっと想いあっている同士のシマとアマチ。その想いの大きさや形は違って見えますが、忘れられなかったというのは一緒なのです。
人生ドラマですね。
二人の10年後、20年後、そして書き下ろしでは30年後の関係が描かれています。
20年あれば、恋愛も結婚も子供も、仕事も、いろいろあって、「愛しているから」だけではどうにもならない大人の事情が、常識を超えられなくさ -
Posted by ブクログ
さすが、ストーリーテラーの作家さん。今回はとっても男くさいハードボイルドな話で、引き込まれました。
オヤジの街、新橋が舞台というのもロマンスからは程遠く尻込みしかけましたが、とある花婿のボディガードを恐そうな893から報酬500万で強要される…という展開に、先が気になってしまい思わずぶっ通しで読んじゃいました。
そんな依頼を受けたのは、新橋で小さな鉄板焼き屋を営む元プロボクサーの桐島。訳あって893の飴屋に多額の借金をしていて、そのために5日間の仕事を引き受けるのです。
その花婿の結婚式までの5日間が、濃密に描かれています。なぜ飴屋が花婿の警護を桐島に頼んできたのか、というところから次々と謎 -
-
Posted by ブクログ
短編集。
担当さんからボツにされたり、到底書けないと思われたものを集めたもの。
…そのコンセプトに惹かれて発売日までドキドキしていました。市内にある大きめの本屋に発売日にいったらなくて、迷った末にネットで注文。
届いた瞬間にがっちり読みました。
「ちょっとだけ!最初のだけ読むだけだからね!」と思って開いたのに、雲田さんの足フェチマンガでスッコーーーンと落ち、15分かけて全部読んじゃいました……。
恐るべしダメBL…。
一人で立つぐらい自立した子なのに、なんだろうこの魔力…。
読んだ感想ですが…「どこがダメなのかさっぱりわからない」という…(笑)
たしかにアンケートはとれないかもしれない、 -
購入済み
『〜触れたくない』の小野田さんだ〜。報われてほしかったから嬉しい。でも今回は出口さんが頑張った!お互いに大事なことがわかったので、ただイチャラブな所も見たいです。
-
購入済み
消化不良な感じ
どのキャラクターもクセが強いと感じるけど、まだ表面だけをなぞっているみたいな、モヤモヤしている印象かな。
今のところはまだ物語の導入部分のようで消化不良な感じです。
主人公がミステリアス過ぎるので、せめて玄の方はもう少し分かり易いと良いかなとは思うけど。
続きを読んでスッキリしたい、そう思わせる作品かな。 -
購入済み
男の一途
多分、実際の男の人の一途ってこんな感じだよね、 出口さんの、一人でばっかり処理してらんない。って言うのはリアルな感じがしてしまった。
小野田の線引きが寂しいも出口さんの試すような電話も全部がわかるからストーリーに違和感なく入り込めた。
最後のダブルデートって表現が何か可愛くて良かったww