深遊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回も、セオリー通りの展開で安心して読める。
1・2巻と比べればややアプローチが変わり、面白かった。
リーリンもやっと人となりが分かるように描かれたし
メイシェンやニーナ、フェリの気持ちも
随分とストレートに描かれてきているように思う。
以降ネタバレ。
フェリは随分とはっきり
レイフォンへの気持ちを出すようになっている。
個人的には、遠慮して出せないメイシェンの方に肩入れしたくなる。
リーリンも所謂遠距離恋愛な訳で、その点ではやはり肩入れしたくなる。
女子としては、先に好きだったのは自分なのに、
傍にいられないうちに別の人に取られるというのは
かなり許せないシチ -
Posted by ブクログ
前半に様々な事象や感情が描かれ、後半に見せ場がある展開は1巻と同じ。
ただ今回は、女性陣のキャラが前面に出ているようだ。
この巻を読んで、フェリが前より可愛く思えた。
以降ネタバレ。
少なくともキスをしたことのある女性からの手紙が、
レイフォンを取り巻く女性陣に回し読みされてしまうというのは
如何にもではあるが面白い。
リーリンの存在に嫉妬する反面、
今傍にいてご飯を作ってあげられるのは自分だ
と思うメイの気持ちは同じ女としてとてもよく分かる。
恋愛感情はさておいて、ニーナの焦りの気持ちも共感できた。
レイフォンが自分の身近にいる、かつ普通の人間と同じだと思えば
彼より年上の自分は -
Posted by ブクログ
お薦めしてもらって読んでみた本。
最近のラノベにはそんなに詳しくないので全然知らなかったけど、
よく纏っていて非常に読みやすい。
ラノベの柔らかい文章と、しっかりした文章とが両立していて
セオリーを守りつつ独特の世界観を展開していくので、安心感もある。
なんと言っても、レギオスとダイトの設定が面白い。
個人的にはニーナやナルキのような人に好感をもつ。
以降ネタバレ。
自分は武道をきちんとやったことというのが無いし、
どちらかというとお金がない現実の方が身近だったので
レイフォンと同じく非難されるべき理由が観念的にしか分からない。
どちらかというと、掌を返された、裏切られた、と感じる -
Posted by ブクログ
思いの他シャーニッドが掘り下げて描かれていて
読んでいて面白かった。
新しいキャラも複数出てきたし、今後に期待が持てる。
以下ネタバレ。
廃貴族という設定は面白いと感じた。
このまま学園に留まっているなら次刊以降で色々と
問題を引き起こすことになるのだろう。
シェーナのキャラは中々好き。
うまくいっていた頃の三人を思うと、少し切なくなる。
ハイアの登場でレイフォンの過去もまた少し掘り下げられた。
刀使いという設定だが、
自分への罰、大切なものを穢したくないからこそ
刀を使うのを封じる、という気持ちはわかる気がする。
確かに刀と剣は似て非なるものだし、熟練した使い手であればあるほど
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Posted by ブクログ
来ました過去の複雑な恋愛事情!私は自分の恋に興味はありませんが他人の恋愛ならばたとえフィクションであっても大好きです!!ややこしい関係だとなお良いですね。ディンは前第十小隊隊長のことが好きで、ダルシェナはディンのことが好きで、シャーニッドはダルシェナのことが好き・・・。主人公そっちのけで盛り上がっていたな。レイフォンは鈍感だからかリーリンの存在があるからか周りの自分に対する視線の意味に気付かないし、ここで今回のシャーニッドたちの話が来たのはタイミング的にもばっちりだった。ハイアたち「サリンバン教導傭兵団」や「廃貴族」などの今後も気になるが、とりあえずは今度の色恋?で満足した。
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Posted by ブクログ
天剣授受者だったレイフォンと、天剣授受者としてさらには武芸家としてやってはならない罪を犯したレイフォンを許せないゴルネオとの因果。兄弟子を再起不能にしたレイフォンを殺したいほど憎んでいてもそれを抑え、ただ「償ってもらいたい」という感情に押しとどめているゴルネオは立派だと思う。私がもし大切な人を傷つけられ、あまつさえ植物状態の再起不能状態にまでされたら、その原因となったモノを、たとえそれが自分や自分の親族であっても迷わず殺してしまうと思う。鋼殻のレギオスはフィクションであり、ゴルネオももちろん実在の人物ではないが、こういうところはしっかりと見習いたいと思う。
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Posted by ブクログ
今アニメにもなって大人気ですね。
話のほうも、王道です。おなじく王道だった同じファンタジア文庫の
「黄昏色の詠使い」と話の感じが似ていますね。(レギオスが先ですが)
味付けは全然違いますが。
学園で夢見たり悩んだり葛藤したり多種多様な生徒達。
実は学園を囲む環境はとても厳しい。
そんな中主人公は他の生徒に比べてあまりに強大な力を持つ。
このあたりはソックリです。
突如力が開花しはじめた「詠使い」のクルーエルに比べ、この作品の
主人公のレイフォンはその力ゆえにに走りすぎてそれまでの居場所を失った、
という部分が大きく違いますね。
で、いちばん共通点だなと感じたのは、自分の力ゆえに道を示されて -
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