原泰久のレビュー一覧
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ジャンプのマンガである以上展開としては妥当なんだと思う。やっていることは正しいと思う。それでもどうしても騰の、信の言っていることは綺麗事に過ぎないと思ってしまう。征服戦争をする上で避けて通れない、略奪、凌辱、尊厳破壊。特に中国の王朝の歴史の中で、基本的に王朝から王朝への移り変わりの際は一族郎党皆殺し。禍根を断つ為の機構。楽なんだよな、その方が。効果的だし。現代を生きる我々の感覚からしたら騰や信の考え方の方が正しいし、やっていること自体も善であるといえるだろう。ただし、労力のいること。「コスパが悪い」。龍安の立ち回りの方がよっぽども"正しい"と思える。
政が太后と嫪 毐との -
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蓁国vs趙国、趙北部戦二回目、番吾の戦い。王翦総大将vs李牧総大将。
まさかの蓁軍の敗北。
李牧の勝因は、
1. 王翦が得意とする複雑な地形を避け、真正面からの正攻法な戦争とした事。
2. 李信や王賁の意外性のある戦力を中央の戦いから遠くに向けた事。
3. 王翦が知略を出す前に攻め切ってしまった事。
李牧の戦略は単純そうであるが、それが効果絶大。
単に相手が得意としないであろう状況を作り出しているだけなのだが、まぁそれが難しいのは承知の通り。
そして、蓁国は趙国北部侵攻で二回続けての敗北を期し、兵は減り、国家予算も減ってしまった。
秦王嬴政の中華統一の夢は潰えたかに思いきや、嬴政は