原泰久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『キングダム 第62巻』を読んだ。
前巻で描かれた“信義の戦い”が終わり、ここから物語は“現実を生き抜く戦い”へと舵を切る。什虎戦の勝利の余韻を残しつつも、国と国、人と人との関係は少しずつ形を変えていく。同盟が終われば、かつての味方も再び敵となる。それでも、歩みを止める者はいない。この巻は、そんな「勝利の後の静けさ」と「次の嵐の予兆」が同居した一冊だ。
序盤では、蒙武たちの戦後処理と魏との関係整理が描かれ、続いて秦国内の新たな動きが見えてくる。桓騎軍が再び前線に姿を現し、冷酷で計算高い桓騎の存在が、秦の中で異質な光を放つ。「致命的なこと」「任命の儀」では、戦の勝敗以上に、“誰が何を背負うのか -
Posted by ブクログ
『キングダム 第61巻』を読んだ。
この巻は、ただの戦ではない。国と国、そして人と人の「信義」を問う戦いだった。舞台は楚の要衝・什虎。秦と魏が三年の期限で結んだ“仮初の同盟”のもと、蒙武、騰、そして魏の呉鳳明が一斉に攻め込む。一見すれば利害の一致にすぎない共闘――けれど、戦場に立つ者たちの胸には、確かな“義”が灯っていた。自国の利益のために刃を交えながらも、互いの背を預け合う。その一瞬にだけ生まれる信頼のかたち。戦略の緻密さよりも、人の覚悟がものを言う巻だった。
一方で、この巻の核心にあるのは「裏切り」と「誇り」だ。楚の将・満羽と寿胡王は、かつて理想を掲げ、国を興した者たちだった。だがその理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ韓の王様はどこか素人くさいところがあり、王様向いてねえんじゃないのかと思うところがあったんだけど、ちゃんと情報収集したりひとりで騒いでた戦争続行派のばかちんを躊躇なくころせと命じたりするところが、やっぱ王様だなと思ってしまった。
国も小さくて、仕方なく情報収集とかで生き延びてて、王族も寧様以外は王子がほぼ人質とか、この前の韓非子がスパイ活動しないとダメなぐらい人手不足な大変な国だったけど、博王谷とかヨコヨコとかラクアカンとか名将が多くてホントもったいない。特に韓を秦に引き渡す障害になる戦争続行派の兵士たちを連れていって自分もあっけなくしんでしまったラクアカン将軍には生きてほしかった。いやホント -
ネタバレ 購入済み
韓との戦いもいよいよ最終局面に入りました。秦の騰将軍は魏や趙を止めている間に韓をどのように降伏させるのかこれからの展開が楽しみです。