大山淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
猫弁シリーズ 第1弾
第一章 前頭葉のすきま
第二章 シンデレラの黒い靴
第三章 迷子の霊柩車
第四章 大福亜子の憂鬱
第五章 死体の身代金
第六章 黄色いドア
東大卒のエリート弁護士・百瀬太郎の活躍。
幼少に母親から施設に預けられ、不遇の環境で育った優しき百瀬は、大手弁護士事務所で猫屋敷の裁判に関わったおかげで、独立を余儀なくされ、それ以来、猫弁というあだ名をつけられてしまう。
老舗靴メーカーの会長の葬儀で会長のご遺体を乗せた霊柩車が盗まれ、その解決に駆り出される百瀬。
盗難事件の裏側にはさまざまな思惑と人生が渦巻く。
事件はどんな着地点を見るのか?
語られる視点が様々で、少し -
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Posted by ブクログ
猫弁シリーズの第二作。
個性豊かな人物がこれでもかと登場し、にぎやかな話。
そもそも主人公の猫弁こと百瀬太郎自体も、濃い。
天才、不器用、お人よし。
彼女いない歴39年にしてようやく射止めた女性は、結婚相談所の担当者だったというのは、前巻のこと。
ここでは、やはり天才的な頭脳を持ちながら引きこもっている沢村という人物、法律王子としてタレント的人気を博す二見純など、新たな人物が登場する。
それから、百瀬の「婚約者」となった大福亜子の後輩、春美などの周辺の人物が魅力的ではある。
そういえば、男勝りのまこと先生は、この巻ではあまり活躍していない気がするが…。
ともあれ、沢村の「自立」が本巻の読 -
Posted by ブクログ
小夜子が就職活動に失敗し、引きこもりになってしまった事情には同情する。
だが、傲慢でプライドが高く、ひねくれもので小心者、というキャラクターがなんともイラつく。
両親にとても愛されているのに、それを当たり前に受け止めているのも、お嬢様気質で、キャラクターにブレがない。
他人の不幸を楽しみたいがために通夜を渡り歩くなんて、なんという悪趣味。
だが、通夜で出会った老婆(通夜女)、太陽くん、ケーキ屋さんとの関りを通じて、小夜子は少しずつ変化していく。
厳しかったトキばあと、通夜女が重なる。
通夜女が小夜子を成長させてくれたのだと思う。
ちょっと不思議で、ちょっとリアルな成長物語。