新美南吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズから、ねこ助さんの「ビルディング 乙女の本棚作品集」です。収録されてるのは、新見南吉『赤とんぼ』、中島敦『山月記』、太宰治『魚服記』、堀辰雄『鼠』、夢野久作『ルルとミミ』のイラストの中から、ねこ助さん自身が選んだ作品です。このほかに描き下ろしとして、夢野久作『ビルディング』が新たに収録されています。
これまでの「乙女の本棚作品集」(しきみさん、ホノジロトヲジさん)と同様、『ビルディング』以外の作品については本編を読むことはできません。イラストを眺めながら、あぁ…そうそう、こんなストーリーだったなぁ…と、思い出す感じですので、本編を読まれてからこの作品週を手にしたほうがよ -
購入済み
思い出深い
数ある日本の童話の中でも、思い出深い屈指の名作である。話の内容そのものも感動的でちょっと涙ぐんでしまうが、個人的にも娘の幼かった頃を思い出してほろりとしてしまう。久しぶりに邪念なく本を楽しむことができた。
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Posted by ブクログ
「ごんぎつね」と「でんでんむしのかなしみ」が有名な新美南吉さんの傑作選
どれもよかった
自然描写が繊細で美しく、一つひとつの葉や風や川の流れに惹き込まれる。
そうしてはじまる、いろいろな物語の、ふとした隙に「お母さん」というものが出てくる。
ちよっと気を抜いて読んでるときにふと、あーここでも出てきたなとなる
胸がキュッとなるような苦しさ、せつなさ
なにがしかの喪失を感じる
新美南吉さんの年表史を読み、4歳でお母さんを亡くされたことを知る
その後もいろんな悲しみを経験し、悲しみを受け入れ、死をも受け入れていく、そういう新美南吉さんだからこそ、こういった童話が生まれたんだろうなと思っ -
Posted by ブクログ
新実南吉傑作選として、今年新たに出ました。
上皇后美智子さまが愛読なさっている「でんでんむしのかなしみ」初めて読みました。
詩のようなとても短い話です。
大変失礼ながら、若かりし美智子さまに重ね合わせて、胸がいっぱいになりました。
こういう思いに共感されながらお過ごしになり、今の穏やかでお優しいお姿でいらっしゃるのだと、改めて感じ入っています。
ごんぎつね、手袋を買いになど有名な物語のほかに、詩も交えて17編収められています。
全編に漂う物悲しさは、やはり薄幸な生い立ち、若くして病に侵された境遇によるものでしょうか。
長く読み継がれていってほしい一冊です。 -
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