あらすじ
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「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」「でんでんむしの悲しみ」、代表的な詩「貝殻」など、約100年読み継がれている新美南吉の名作12話と詩2編を収録した童話集。孤独と病のなかで書いた、南吉の優しく、強く、美しい童話を、イラストレーター杉山巧がダイナミックな筆致で描きます。巻末には、<解説>と、写真つき<「新美南吉」文学の世界>、19歳の南吉が未来への希望を明るく詠った詩「明日」を特別掲載。大判ソフトカバーで読みやすく、漢字はすべてふりがな付き。小学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊です。これまでの100年、この先の100年へ―「100年読み継がれる名作」シリーズ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
100年以上前の作品だが、現代にも通ずる人間の真理が端的に分かりやすく表現されている。新美南吉は29歳の若さで亡くなったとの事だが、この若さで様々な角度から物事を観察できるなんて、深い思考力の持ち主だったのだろうと思う。
Posted by ブクログ
こちらは文庫本より大きく、文字も大きく挿絵もある。
個人的には挿絵なしの文字だけで読める文庫本の方が、堪能できる気もしたけれど、「貝殻」の詩は大きな頁で読むのも良いなと思った。
傑作選には載っていない作品もあり、最後にそれぞれの作品解説があるのもまたよかった。
「去年の木」と
「牛をつないだ椿の木」、
「一年生たちとひよめ」が
とくによかった
どれも素敵で、繊細で、それでいてまっすぐな、新美南吉さんの心そのもののようなものを感じた。
「牛をつないだ椿の木」は亡くなる前年
一九四二年(昭和一七年)作
Posted by ブクログ
4年から。表紙も綺麗で、子ども達も手に取りやすい。新美南吉さんの作品が時系列で載っていて、幼少期や病気の話と絡めて作品が見れるのが○。子どもに馴染みのない表現で解説のない部分もあるが、言葉としては解説入りで読める良い作品集になっている。他のシリーズも素敵。