新美南吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名作、新美南吉さんの「てぶくろをかいに」です。
通院先の待合室にあったのを息子が選んできたので、思いがけず読むことになりました。
ポプラ社のおはなし名作絵本なので、絵は子供向け。正直名作と言いながら、読み聞かせる側も詳細はよく覚えてなかったのですが、読み聞かせるうちに「あ、そうだ」と。
後書き(注:筆者ではありません)に、「かあちゃん、人間ってちっともこわかないや」というところを大事に話してあげてください、「小2くらいになれば、両手とも人間の手にしなかったキツネのお母さんをまぬけだと評するかもしれないが、お母さんは絶対だなどと答えず、間違えることもあるんだよくらいに教えてあげてください」と -
Posted by ブクログ
子どもに読んでやった本。なかなかシュールです。かわいい子どもの手がかじかんでしまうので、手袋を与えてやりたい。だけど自分は人間が怖い。そこで、子どもキツネの手だけを人間の手に化かして、うそんこの葉っぱのお金を持たせて、買い物にやるお母さんキツネのお話です。夜中に閉店後のドアを叩いて、たった1人で手袋を買いに来る子どもなどありえません。今なら児童相談所に連絡されそうです。しかも、お店のおじさん、キツネだとバレバレの子に手袋を売ってやります。大変いいひとです。文中かじかむ手を子ギツネが表現した「おててがチンチンするよぉ〜」は今でも真冬に我が家で使われています。類似語に我が家オリジナルの「おみみがチ