【感想・ネタバレ】新撰クラシックス 手袋を買いに(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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表題作「手袋を買いに」は、雪のせいで手が冷えてしまった子ぎつねのために、きつねの母子が手袋を買いにいくお話。人間嫌いの母ぎつねは、きつねとばれないよう子ぎつねの片手を人間の手に変えて、この手でお金を差し出すよう言い聞かせて、子ぎつねだけを町へ送り出しますが……。 わずか29歳でこの世を去りながら、日本のふるさとの風景を舞台に、“人の心の優しさ”や“生きることの悲しさ”を描いた新美南吉の名作童話11篇を収めた、心あたたまる1冊です。

※底本の解説文は反映されておりません。

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Posted by ブクログ

子狐にとって初めての冬。初めての雪にはしゃぐ子狐の悴んだ手を見て、母狐は手袋を買ってやろうと考えました。母狐に片方だけ人間の手に変えてもらった子狐は手袋屋へ出かけます。人間を信用しきれない母狐は、子狐が心配でたまりません。そんな子を思う母の愛が見えてくる絵本だと思います。(by MIKI

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

子どもに読んでやった本。なかなかシュールです。かわいい子どもの手がかじかんでしまうので、手袋を与えてやりたい。だけど自分は人間が怖い。そこで、子どもキツネの手だけを人間の手に化かして、うそんこの葉っぱのお金を持たせて、買い物にやるお母さんキツネのお話です。夜中に閉店後のドアを叩いて、たった1人で手袋を買いに来る子どもなどありえません。今なら児童相談所に連絡されそうです。しかも、お店のおじさん、キツネだとバレバレの子に手袋を売ってやります。大変いいひとです。文中かじかむ手を子ギツネが表現した「おててがチンチンするよぉ〜」は今でも真冬に我が家で使われています。類似語に我が家オリジナルの「おみみがチンチンするよぉ〜」もあります。子どもたちは、ここからの引用だということを忘れているかもしれませんが。

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2009年10月04日

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