志村貴子のレビュー一覧

  • 志村貴子作品集 かわいい悪魔

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    さわやかな読み切り少女マンガ。

    あぁその感じなんとなくわかるなぁ、って共感できる作品が多かったです。
    オチがうんぬんよりも雰囲気を楽しむ短編集だと思います。

    さわやかでちょっと切ない雰囲気で、僕は好きです。

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    2013年12月28日
  • 青い花 1巻

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    絵が上手いなぁ。淡い色使いなので、電子ペーパーでの読書はちょっと見づらかった。
    ストーリーと呼べるような「イベント」は特になく、登場人物の心の動きを丁寧に描いていく。

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    2013年11月20日
  • 放浪息子 15巻

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    思春期の違和感。
    変化していく身体に心が動揺する。
    理想の自分とは違う現実の自分に絶望する。
    与えられた性別を受け入れられないことも、たまにある。
    身長が伸び筋肉が付き、ゴツゴツした男の身体に変化していく二鳥くん。
    女装が似合わなくなる日も間近です。
    それでも、この現実をなんとか受け入れ、折り合いをつけ、生きていく。
    それが大人になるということなのかなと思います。
    最終巻です。

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    2013年10月26日
  • 放浪息子 14巻

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    十代の頃は綺麗とか可愛いとかは最強と思ってました。
    でも大人になってみるとそうでもないなとわかってくる。
    恵まれてはいるのだけれど。
    イジけるマコちゃん、にとりんにイラっとするマコちゃん、いじらしいです。
    生き辛いだろうけど、逞しく育てよと応援したくなります。

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    2013年10月12日
  • 不憫BL

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    良過ぎでしたは‥‥。
    志村貴子先生のは他のタイトルと比べるとやっぱり漫画として突き抜けてました。一人次元が違う‥TLコミックとしてのBLではなく、一人だけ漫画としてのBLなってる‥‥。義兄弟!ですが、志村せんせーが義兄弟かくとこういうことになるんだへえーー‥と思いました。すごいい‥。いいお話でした。なんとなくハイキューの同人を読んでいるような気持ちになりました。絵柄が。
    他も報われないお話もあればハッピーエンドのお話もあり、そんなに辛いばかりではありませんでした。
    総じて作家陣のレベルが高いです!!若手(って程の人はむしろ少ないか?!)で実力のある作家さん層を知るいい機会になりました。
    かなり

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    2013年10月09日
  • 不憫BL

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    不憫をテーマにしたアンソロジー。健気で一途なのに報われない恋はBLにとって永遠のテーマな気がします。
    まず志村貴子さん。実は初読みでもちろんBLも初めて。ふわっとした絵柄で悲劇をユーモアを交えてやんわり包むような展開。やっぱり既存のBLとは一線を画すような作風で血の繋がらない二人の兄弟の関係が凄くリアル。不憫な話でビターエンド、モノローグも切ないのに絶望感は無い…いつか報われるのではないかと一筋の光さえ感じました…甘い描写は全く無いのに不思議です。
    そしてやっぱり雲はるさんの猫っ毛スピンオフは反則ですよ。ここでハルくん×北原さんを持って来るとは!これは不憫というオブラートに包まれたラブでしかあ

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    2013年10月06日
  • 不憫BL

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    くもはるさん、ツタさん、河井さん(泣けるBLの続き)がお気に入りw エロ無し梯子さんもちょっと切なくて良かったなぁ。御景さんのれいくんはこの先どう化けるのか気になるところ。不憫の定義も人それぞれ、どこが?ってものから不憫どころじゃないでしょ!ってものまで、なかなかバラエティに富んだアンソロ。取りあえず、テーマを無視して楽しみました(笑)

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    2013年10月04日
  • 不憫BL

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    豪華ラインナップでした。
    鈴木ツタ、志村貴子、雲田はるこ、御景椿、河井英槻、懐 十歩、糸井のぞ、桜日梯子、雨季野、きよみず光、津田ユキ各センセが描く「不憫」です。

    不憫とは一体どんなテーマかと気になりました。バッドエンドとか死にネタとか、そういうことじゃないんですね。多分、読み終わって「それでいいのか!?」と激しく突っ込みつつ、残念、哀れ、不憫とため息をついてしまう…そういう話だと感じさせられました。
    どんよりして泣くよりは、むしろ主人公たちの不遇をドライに割り切って受け止めることができるのが、「不憫」かも。
    大した障害もなくラブラブでHやりまくりなBLドリームも好きだけど、すれ違ってばかり

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    2013年10月02日
  • 不憫BL

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    ハルって名前の子は底がしれないね(直近で思い出すのは、Free!の遥、つり球のハル、それから…)…不憫BLのくもはるさん作品が猫っ毛スピンアウトに当たるとは!!知らずに読んで迸りが止まらんかった!!
    志村さんの不憫BL、いいなー。設定的には絶望的なのに(いや、現実に照らし合わせるとそうなのかもしれんが)くすっと笑っちゃったし、こう言うユーモアいいよなー、不憫なのは間違いないけど希望がある。不憫と決めるのは自分か他者か読者か、同性愛が不毛であるとは限らないのだ。
    不憫になってしまうのは、自分を可哀想と思った瞬間かもしれんね。不憫やのー、ってのはあくまで人が勝手に決めるもんかもしれん。泣ける、と、

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    2013年10月01日
  • 放浪息子 13巻

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    身体の成長に中身が追いつかず、なんだかバランスが悪くて、うだうだと無駄に悩み続ける思春期。
    あの頃に絶対戻りたくはないけど、こうして何年も経て思い出せば、美しくて楽しかったこともなくはないのかなと思います。
    小学生だった二鳥くんも高校生になり、順調に悩み多き青年に育っているようです。
    女装男子なのに、女友達同士のようだったアンナちゃんにちょっと欲情したり。
    なかなか複雑ですね。

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    2013年09月30日
  • 不憫BL

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    ネタバレ

    どれも個人的にははずれないと思いました。好きだった。
    ただ、「不憫」の枠で見ると、当てはまる作品少なかったような…。人それぞれ思うところは違うと思うので断言はしませんが、私は「不憫!不憫!」と思って読み始めたので、ちょっと肩すかしくらった感はあったかなあと…。「不憫の意味とは…」とか考えはじめてしまったw

    志村さんのBLは初めて読みましたが、個人的にはこの作品が一番「不憫BL」でした。好き好きだけじゃどうにもならないんだろうなって、この先も何もない(弟が同情してくれて何かあるかもだけど同情なだけとか)と思えるのが一番いいなって。なんか勝手に妄想膨らみました。

    河井さんのはある意味「主人公不

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    2013年09月28日
  • 放浪息子 15巻

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    ああー脇役もみんな良かった。マコちゃんも本当乙女で可愛いし、よかったねと思った。
    高槻さんとにとりんの触れ合いもよかったし、あんなちゃんは本当いい彼女。千葉さんはやっぱ最高

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    2013年09月21日
  • 放浪息子 15巻

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    生理用品をからかわれたり、交換日記を勝手に読まれたりといった
    高槻さんと自分をとりまく周囲との軋轢が
    二鳥君にとっては確実に
    その後の行動を決定するモチベーションの一端となっていたのであろうが
    高槻さんはそれに対してただ臆病になるしかなかったのだ
    オカマのユキさんも所詮は元・男であって
    男の子になりたい女の子である高槻さんを導くことはできなかった
    身近に宝塚スターが住んでればまた話は違ったのだろうか?って
    そんなできすぎた話はさすがになかったのである
    そしてそのまま十年
    すべて今はむかしであった
    かつて二鳥君の告白を拒絶したことを
    ずっと忘れていたという高槻さんの残念ヒロインぶりは
    志村貴子さ

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    2013年09月11日
  • 放浪息子 1巻

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    女の子になりたい二鳥君と男の子になりたい高槻さんの話
    もしも二人にうまく結ばれるようなことがあれば
    「性別に関係なく着たい服を着る自由」
    さらには「あるがままの自分として生きる自由」
    そういったものの保証される世界が実現したのかもしれない
    そこでならば本田千暁君やキクチナナコさんら敷居の住人たちも
    屈託のない人生を歩むことができるだろう
    しかし話はそう甘くないのである
    理想世界はドメスティックであり自由と相反するものなんだなあ

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    2013年09月08日
  • 放浪息子 15巻

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    ネタバレ

    (ニトリくんの性の話! うわぁー! とこちらまで赤くなってしまう。)

    この漫画には、勇気づけられ、励まされ、中高生のころに読むことができればもっとよかったと、何度も何度も思いました。
    志村先生お疲れ様でした!!!

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    2013年09月10日
  • 放浪息子 15巻

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    最終巻のみが駆け足な印象。
    約二名の恋の顛末が唐突に始まって落ち着いた感じが否めない。
    ハッピーエンド(なのか?)で良かった良かった。
    みんな大きくなったねぇ

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    2013年09月05日
  • 放浪息子 15巻

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    ネタバレ

    また、追ってた漫画が終わってしまった。

    どんどん変化していく自分の身体にも、心と引き裂かれるところまで行ってしまう前に、にとりんは言葉に変えていくことを選んだ、と。
    かわいいかわいい安那ちゃんと、末永く、お願いします。

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    2013年12月15日
  • 放浪息子 15巻

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    登場人物それぞれの物語に、せつなくも
    一つの決着がついていく。
    もちろん最後はあの二人なのですが、、、、
    んー 自分の想像していた終わり方じゃなかったけれど、
    にとり君、あんなちゃんお幸せに♪

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    2013年08月28日
  • 放浪息子 15巻

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    ネタバレ

    胸がもやもやしっぱなしです。
    本当に終わってしまったのか〜。
    44ページの言葉がとても心にきました。
    成長して時が経つにつれて変わっていくことだってあるし、変わらないことだってある。
    変わらないと思っていたことが変わっていくことは本当にいいことなのだろうか。今までのわたしは一体なんだったのだろう。
    変わりたいと思う変わらない気持ちはずっとあるのに変われない。自分が変わりたいようには絶対に変わってくれない。それなら少し前のままでいたい気もする。変わらない思いを持ち続けることはいさぎよくないことなのか。これからのぼくはどこへ向かっていくのだろう。
    ずっと過去と未来の間で生きているのに、大人に近づく

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    2013年08月26日
  • 放浪息子 1巻

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    志村漫画のテンポは、良質な映画のようだと思う。
    必要最低限の少ないセリフ。
    決定的な言葉や場面の大胆な省略。
    自転車と人が衝突する場面は描かず、代わりに衝突前の何気なく
    歩いている時間や、衝突した後の出来事を切り取ってくる。
    すっかりテンポにはまって6巻までイッキ読み。

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    2013年08月06日