佐々木禎子のレビュー一覧
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持ち込まれた依頼は、友人のいなくなった犬。
ちょっとぐらい恋愛は発展している? と思ったら
かなりじりじりな状態でした。
中学生で、本人ものんびりしているし
こんなもの、でしょうか?
お願いされて友人と偵察に行った他店のパフェ屋さん。
持ち込まれた、彼女の姉からの依頼。
ものすごく分かりやすく怪しかったですが
そのまま、でした。
怪しいといえば、吸血鬼。
どう考えても、猫の下僕と化しています。
ご飯をあげるだけ、しかできないのなら
こういう展開の方が、猫の幸せにはなるかと。
犬がいなくなった理由については
そうなのか~でした。
相手の年齢があれですし、何かこうもっともらしい
理由があるか -
Posted by ブクログ
映画館に座らされる桟敷童は、座敷童の店版。
弟子に! とやってくるのは迷惑ですが
そんな理由からやってこられるのも迷惑。
しかもうっかり、某探偵に桟敷童に興味をもたれるとか
何してても怪しいのに、よくもまぁ…。
しかもここから~の事件。
掃除少年たる、自分を馬鹿だという少年。
こういう性格かと思ったら…でした。
探偵、関係ない気がします。
とはいえ、話としては面白かったです。
なぜ映画館に若者が増えたのか、とか。
いやでもその趣味はどうかと…しかも掃除少年まで。
一番の謎は、弟子に、とやってきていた彼。
え、そういう落ちはありですか?! でした。
幼少の頃のにらまれ、損としか…。
でもそれ -
購入済み
着物のこともう少し知りたかった
アプリにオススメされて、読んでみました。
もう少し、着物について書かれていたらな…
でも友禅に加賀、京があるのは知っていましたが、江戸があるのは初めて知りました。簡単ですが、その違いも。
あと、銘仙についても。
主人公が着物についての知識を増やしていくのに合わせて、蘊蓄がとうじょうするのかなぁ。
だったら、楽しみにしたいです。
自分のことを自分で決めると、こんなにも心が軽くなるんだという、主人公の言葉には大共感です。 -
Posted by ブクログ
京極夏彦公式スピンオフシリーズである薔薇十字叢書の一冊。内容は、二次創作だと思えば耐えられる……かも。
京極堂は妖怪蘊蓄を語らないし、語ったとしてもほんのちょっとで口のはさみ方がわざとらしい。関口くんはうじうじしていてしっかりしろと言いたくなるし、榎さんは傍若無人ぶりがから回っている。登場人物たる彼らを筆者は統制できていない。読んでいる最中、「京極堂はこんなんじゃない」「榎さんはこうじゃない」が何度か頭をよぎった。
構成と京極道の立ち回りは本家に倣おうとしているが、力量不足。圧倒的に闇が足りない。
京極堂シリーズが好きで、新刊が出ないことが耐えられなくて、雰囲気の欠片だけでも味わいたいなら -
Posted by ブクログ
薔薇十字叢書は、京極堂内聞、天邪鬼の輩と今回のこれの合計三冊を今のところ読みましたが、これが群を抜いて原作に近かったと思います。
若干の違和感はないことはないですが、すごく気になってしょうがない!ってほどの箇所は特になかったように思います。
全体的に仄暗い空気感だったり、関口くんの鬱々とした感じだったり、榎さんの傍若無人さだったりがいい感じに似てたと思います。
視点がいろんな人に切り替わったり、内面を独白するような箇所もあったりして良かったです。
あとは個人的にはあとがきで作者の方に好感が持てました。
久保と関口くんの書いた小説、私も読みたいとずぅぅっと思ってます。