佐々木禎子のレビュー一覧

  • 思い出牡蠣の昆布舟 はるの味だより

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    兄からの伝言を持ってきてくれた男と
    江戸へ上がって、兄を探すことにした。

    連続短編で、どれもこれも美味しそうな料理ばかり。
    兄はまったく見つからない状態ですが
    親切な人や、心優しい人達に囲まれて
    どうにか料理人をしている日々。
    下町人情、です。

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    2024年06月04日
  • 帝都契約結婚~だんな様とわたしの幸せな秘密~

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    玉の輿になったけれど、誰よりもくるくると働く夫人。
    それが、夫たる人との約束だったから。

    使用人にバカにされる、というお約束もあり
    嫁いでいった小姑にも攻撃されるのもあり。
    これでも幸せだ、と言っているというのは
    一体どれほど結婚前の生活が…と気になる所です。

    本人が気にしてないせいか、そういう描写がないせいか
    不思議な力はおいておいても、平和そうです。
    感情とか人間関係などのごちゃごちゃもありますが。
    何だかこう…全体的において、涼しげな感じでした。
    主人公が主人公だから、でしょうか??

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    2024年04月15日
  • 後宮の男装妃、幽鬼を祓う

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    皇帝の我が道をいく感がすごいです!
    無理矢理に進むというよりは、マイペースに周りを巻き込んで……
    武に秀でた妃もどうかと思いますが、何が起こるか分からない後宮では、強い存在ですね!
    でも、後宮では武よりも妃同士駆け引き…笑顔の攻防が怖いです……
    力だけあってもダメなんですよね…。

    そもそも、双子は禁忌の存在で…そのせいで山奥にいた姫をもう一人の姫の身代わりにした…
    その家には姫が2人いるのばれてない?
    それか、姉妹という設定にしたんかな…
    でも、年齢は同じ……どういう風に後宮入りしたんでしょうね……

    明明が好きです!
    姫にいつも振り回されてるけど、1番の味方!
    翠蘭にいつも文句言ってるけど

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    2023年04月03日
  • 暁花薬殿物語 一

    匿名

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    帝の正后候補に数合わせで入内することになった、下級貴族出身の暁下姫の千古が猫の命婦が切っ掛けで、帝の最初の「お渡り」を受ける。

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    2023年03月23日
  • 暁花薬殿物語 一

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    絵は可愛らしい絵柄だなとは思うけれども、人物の見分けがわたしにはちょっとつきにくかったです。あと、帝のもろ肌脱ぎの身体のバランスが気になってしまいました。

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    2023年03月17日
  • 蜜の香り

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    恋をしたら

    恋をしたらがむしゃらになる
    相手を振り向かせ自分を愛してもらうために
    愛してもらえたらそれを離さない離れないように
    頑張る
    そんなストーリー
    初見の作家さんでしたが好きですね
    こういうお話

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    2023年02月15日
  • ニュースにならないキス

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    うーん

    唐突な展開でそうそうって思うところもなく終わりました
    アナウンサー同士の恋愛ですよね
    いろいろ盛り上げるようなハプニングも入れてるけど
    そこまで盛り上がらず

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    2023年02月15日
  • 帝都契約結婚~だんな様とわたしの幸せな秘密~

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    力は…?

    人が心を素直に開くまでいろんな感情で支配されてゆがんでしまう…素直に受け止めて自信を持ちたいなー

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    2022年12月02日
  • 口福の祝い笹寿司 はるの味だより

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     花川戸町、一膳飯屋「なずな」。店主治兵衛のもとで料理を作っているはる22歳の物語。札幌生まれ、佐々木禎子「口福の祝い笹寿司」、はるの味だよりシリーズ№2、2022.4発行。はるは、治兵衛に「店の女将」といわれ、目を白黒、「楽しくやりな」「背筋をのばしな」と激励をもらった。常連客とのやりとりも楽しい。テンポがいいと更にいいのだが。

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    2022年10月29日
  • 後宮の男装妃、幽鬼を祓う

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    ネタバレ

    Tさんのお勧め。

    中華系後宮物語を読む過ぎてるかも。

    一芸に秀でた変わり者の少女とか、
    望まぬ後宮入りとか、
    姉代わりのような女官とか、
    美しすぎる皇帝との偶然の出会いとか、
    いやあれは皇弟だったか。
    あちこちで見かけた要素が散見されて、混乱する。

    翠蘭は双子に生まれたというだけで、
    親元から離され、なぜか武人の下で育てられ、
    双子の姉の代わりに後宮に入ることにする。
    皇帝の命で幽鬼の正体を探し、
    男装で後宮内を動くことになる。

    事実上の属国の皇帝には見鬼の才があり、
    皇后は敵国の貴族の娘で実質的な権力者、
    両者ともに武芸者というのはちょっと新しいかも。

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    2022年10月05日
  • 帝都契約結婚~だんな様とわたしの幸せな秘密~

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    ネタバレ

    主人公のたまきは、なかなかポジティブ思考をしないものの、裏表のないキャラなので分かりやすいし、彼女が大事に思っている弟もいい子。
    一方で桐小路家の人々は分かりにくいというか、実はこういうキャラでしたという隠された部分があって驚かされた。
    虐めていたように見えて実は。
    そして、旦那様である馨に至っては。
    ネタバレ過多になるので明言は避けるが、伏せられていたカードをめくってみる真実みたいな驚きが多かった。
    ただの恐ろしい一族というわけではなくてよかった。
    いや、まあ実際恐ろしい部分もある一族ではあるのだが。

    たまきが本当にこちらが心配になるほど自己評価の低い子で、果たして契約結婚で幸せになれるか

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    2021年12月18日
  • 後宮の男装妃、幽鬼を祓う

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    ネタバレ

    後宮ものゆえ、皇帝も皇后も他の妃たちも本音や本性を作中であまり見せない。
    皆、御簾越しで会話をしているような、そんなもどかしさを感じた。
    会話もだが、幽鬼騒ぎの決着にしても。
    素直で一直線なところを見せてくれたのは、主人公の翠蘭とその周辺と花蝶くらいか。
    即ち、この作中では「子ども」と称されてしまう人たちと、彼女らを慈しむ人たちくらい。
    翠蘭は子どもではないけれども。
    山育ちで真っ直ぐ、後宮入りするようなお淑やかな姫でも腹の探り合いをするような腹黒姫でもないからなあ。

    前述したが、作品全体がこう霧に包まれてクリアに見えないというか、貴族同士の会話と腹の探り合いに塗れたというか、ともかくそのも

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    2021年11月20日
  • ホラー作家・宇佐見右京の他力本願な日々2

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    ぞわっとするかんじもありよかった。宇佐見さんみたいなタイプは、受け付けない間はほんとイライラするだろうなぁ。うさぴょんと思ってしまえば楽になる。

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    2021年05月23日
  • 暁花薬殿物語 一

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    原作未読。薬師を目指す姫が入内。猫の命婦がいなければ、こんなことになっていなかった? なにか入内することになったのも訳ありっぽいけども、他にも詳細は描かれるんだろうか。

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    2020年07月19日
  • 暁花薬殿物語 一

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    コミックスになったことで、よくわかった部分もあった(笑)。

    秋長のイメージは和なイケメンだったのに、今風イケメンになっていた(笑)(笑)

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    2020年07月15日
  • モーニングキスをよろしく

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    要領が悪くて面倒なことを引き受けてしまう広夢。何で自分が...。と思いつつも、引き受けたことは一生懸命やろうとする広夢。こんな子だったら、周りの人が構いたくなるのも当然かも。匡も今までに会ったことがないタイプだったから、惹かれたのかもしれないし。
    匡に振り回されているように見える広夢は大変そうだけど、なんだかんだ言っても2人でいるのは楽しそう。喧嘩をしても、離れることはなさそうだな。と思えて、楽しくなった。

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    2020年05月10日
  • あやかし温泉郷 龍神様のお嫁さん・・・のはずですが!?

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    コワモテ系直情神(黒)と、はかなげ美人系死にそう神(白)の親友ぶりが絆を感じさせる。その間に入るのが、奉納の力を歌で出来る少女。お母さんを亡くしたあと、自分の気持ちと居場所に戸惑いを覚えていた子が、自分自身の力で優しい世界での居場所を見つける姿が優しい。主役級の二人の神の美しさの描写が綺麗で、それを読むのが楽しい。
    傾聴、結婚の意味など、現代的に考えられているのも好印象。

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    2020年04月11日
  • 着物探偵八束千秋の名推理

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    ブラックに努めて、身も心もぼろぼろになった主人公。
    拾ってくれたのは、呉服屋の自惚れ屋の店主。

    着物に関する探偵、と警察にさえ言われれる店主と
    一見優しそうな、そこで働く女性。
    もとこまれた着物の価値、その近所の放火事件に
    スマホを持って出てきた飼い犬に、なぜか主人公に
    コーヒーをかけた女性。
    すべてが最後にはつながっていくのがすごいですが
    女性…怖いです。
    これは、ない。
    同性でも異性でも、これはないです。
    お断りされて当然、かと。

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    2020年04月01日
  • 暁花薬殿物語

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    突如として東宮になった人に、突如として嫁ぐ事に。

    すぐ終わる人に、教養ある娘を嫁がせたくない、というのは
    分かりますが、終わらなかったら、どうするのでしょう?
    名前だけの、と言われて、別に嫁がせられるのはいいですが
    言い聞かせて育てていたら、あれ? と本人が
    首傾げたりしないのでしょうか??

    猫によって若干頭がでた状況の、皇后候補主人公。
    やられてる事が、光源氏のようでしたが
    本人が突っ込んでいる事に納得。
    現実でやると、誰が片付ける? という話です。

    そうしてこうして、どうにか目的は果たしたわけですが
    残り3人も残ったわけですし、しかも皆様事情ありで
    一番大丈夫(?)そうなのは、一番面

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    2020年01月14日
  • 暁花薬殿物語

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    後宮での立后を題材とする平安朝風ファンタジー。

    主人公は一族の本命の后がねの姫の身代わりになった、傍流の姫。
    といっても、まったく悲劇的な雰囲気はなく、本人が目指せ、円満離縁と口にするほど。

    その闘争心ゼロの姫君、千古。
    虫愛づる姫君ではなく、薬草にご執心。
    その知識が、帝の信頼をかち得ていくのだが…。

    自分が傀儡に過ぎないと自覚した帝と、寵を得ることにまったく興味がない中宮の今後は?
    彼らは世の中を変えられるのか?
    そして立后レースの敗者となった有明ら、ほかの姫君も、結局しきたりから離れて後宮にとどまることになり、さらにひと悶着ありそうな雰囲気。

    枕草子に親しんできた身としては、登花

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    2019年09月23日