佐々木禎子のレビュー一覧
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ネタバレただただ罪のないかわいいお話。それ以上でもそれ以下でもないような…
ある晩夜の公園で出会った男は、現在注目株の若手人気俳優藤堂櫂で、しかも双子の弟の通う大学の同級生だった。おたふく風邪にかかった弟翔の出席日数を稼ぐため、弟の振りをして大学に訪れる航。(ここでサイファか!!と心でツッコミを入れる)
バレないようにヒヤヒヤしながら藤堂と一緒に過ごしているうちに、どんどんいい雰囲気に…。
でも自分は弟の振りをしているし、藤堂が好きなのは自分じゃなくて弟の翔のはず…などとグルグルグルグル。少し触られただけで『ひゃっ』と飛び上がって赤面しちゃう級のおぶおぶちゃん。
双子の常にお互いをほめちぎる異常なまで -
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ネタバレ初読み作家さん。
攻め:藤堂櫂
受け:小鳥遊航
双子の兄の方だけど、同じ顔していながら、明るく可愛い弟とは違い地味で大人しい自分。弟と入れ替わって弟の大学に行ったら一目惚れした相手がそこにいて。話をするけど相手は自分を弟として見ていて…。
弟としてしか認識されてない身代わりの切なさやジレンマがもっと続くのかなと思っていたら、キスされた後に兄であることを告白したことでその切なさは一気に減った。これはこれで悪くなかったけど、別な作家さんならここでは双子と言わないままさらに悶々と切なさが続くだろうなぁと思える設定。ある意味あっさりしてた。
ムクさまの絵が好きだったので絵師さん買いでしたが弟 -
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貧血気味でしょっちゅう倒れ、よく発熱する。という虚弱体質の主人公・音斗に興味をひかれ、手にとった。
『子孫にもしも頭髪目肌の色素の薄い虚弱な子どもが生まれたときは道東の隠れ里に住まう遠縁の親族を必ず頼るべし。さすればその子どもは健やかになり長生きできる』という書きつけの存在を知り、記されていた住所にすがる思いで助けを求めた音斗の両親。
隠れ里から音斗のもとに派遣された3人衆によると、音斗はなんと○○○の末裔だった!?
おまけに○○○なのに○はまったく飲まず、牛乳をこよなく愛す!?
そして彼らの遣い魔は牛!?
と、おもしろくなりそうな要素はたくさんちりばめられていた。
……けれど、騒動 -
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ネタバレ残業が終わり、ようやく帰宅するところだったコピーライターの透がタクシーを止めようとすると、割って入った男がいた。
それは、高校時代のライバルであり、今は有能な高級外車のディーラーである瑞彦だった。
学生時代と変わらず、強引でマイペースな瑞彦は、「一度キスしたこと覚えてる?」と透に迫ってくる。
今では本当は学生時代から、瑞彦に惹かれていたことを認めていたが、自分の中にある弱い自分を認めたくな気持ちから「つき合うかどうか身体で決める」と、瑞彦を挑発してしまう。
自分に正直になった瑞彦はどんどんマイペースに透に迫ってくるが、透は素直に「好きだ」と言わず、駆け引きめいたやり取りを続けていくこ