【感想・ネタバレ】極悪紳士と踊れのレビュー

佐々木禎子

火事で焼け出されて、家も仕事も失った裕介(ゆうすけ)。そこへ救いの手を差し伸べたのは、高校時代の先輩で、カフェを経営する豊(ゆたか)だった。全てを見透かすような眼差しが苦手で、豊が大嫌いだった裕介。けれど豊は、なぜか家賃も取らず店の2階に住まわせてくれると言う。一方的に翻弄されていたあの頃とは違う──。警戒する裕介だけど、「俺たちは好き同士だから反発してたんだ」と強引に迫られて!? ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。

[くろさび · ★★★★★]

面倒くさい！

とにかく面倒くさい二人です。こういうの好きな人には持ってこいかも。二人の会話がすんなりいかない。結構お互い邪推しまくる。二人してだんまり。離れ離れになろうというのに、動かない。軽く疲労感。私もこういうの嫌いではないのですが、こういう二人は恋に落ちたら激しいと思うのよ！途中まではそうだったよね？途中、急ブレーキがかかって失速。これはどうかな？もったいないな。
総合的には楽しめたので星は五つで。

[ブクログ · ★★★☆☆]

高校の先輩でカフェのオーナー×高校後輩バイト君。心理描写を丁寧に描きすぎてグルグルと旋回しているイメージ。受けの精神状態と言動と境遇がちぐはぐでかみ合っていない印象。大人のする心と身体は別物の不器用な恋愛。エロは快楽に弱く、やることだけは一人前の少々淫乱テイスト。