増田俊也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
autumn522akiさんの本棚から
えがっだよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
これもう、わいの大好物のやつ
まぁ、大好物のやつたくさんあるんだが
警察がコツコツコツコツコツコツ積み上げていくやつ
そんでただの変人だと思ってた人が、実はとっても正義感に溢れた熱い人で、仲間思いで、かつとんでもなく優秀な人だったってやつ
その人の人となりを知りにつれて、知らずに影響され、不遜な若いもんが一皮むけて成長するやつ
身勝手で自分の利益しか考えていないと思っていた上司が、部下を守り、警察官としての誰よりも強い矜持を持っていたことがわかるやつ
もー、大好きだー!
ふんふん、そんでね作者の増田俊也さんどっかで聞いたことあるな〜って思ってたら『七帝柔道記』の人やないか!
ジャーナリストでノンフィクションの人やないか!
納得!この緻密過ぎる警察や風俗業界の描写に納得
かなり分厚かったけど、すごく読みやすかったな〜
警察官、かっこいいぜ! -
Posted by ブクログ
構想十年。愛知県警エース刑事と岡崎署変人刑事が追う、哀しき高齢風俗嬢殺人事件。
圧巻の取材による、圧倒的な熱量。
警察小説を新生する、超爆発!
灼熱の岡崎市の沼で、ある高齢女性の遺体が引き上げられた。47ヵ所もの刺創があり、その残忍な犯行に市民は戦慄する。刑事たちの地を這うような捜査の中で浮かび上がってきたのは、被害者の人生の光と闇だった
いや〜面白かった!
愛知県民だから更に面白かった!!
事件の舞台は岡崎市
愛知県が舞台の警察小説ってあります?
わたしは初めてです(゚-゚*;)(;*゚-゚)
そしてまぁ詳しい!
愛知県警察の組織に詳しい!!
そして凄まじく風俗を取材したであろう内容です
風俗のルポ読んでるようだった
被害者もだけど彼女達の人生が切ないなぁ
泣けてきちゃう。゚(゚´Д`゚)゚。
3分の2くらいで犯人わかるんだけど決め手にかけるのよ…勝負に出るか?ハラハラドキドキです♪
もう執念の捜査と警察人生賭けちゃう男達
たぶん今のところ今年最高の一冊♡
ひまわりめろん君…敏ビン絶賛だよ笑笑
-
Posted by ブクログ
読書録「木村政彦はなぜ
力道山を殺さなかったのか」5
著者 増田俊也
出版 新潮社
p87より引用
“ それが牛島辰熊だった。牛島は窪田に「柔
道には圧倒的なパワーが必要なんだ。だから
バーベルを使ったトレーニングが必要なんだ。
そのパワーで大根を引っこ抜くようにグーンと
投げてしまうのがいい柔道なんだ」と言った。
豪快な人だなと窪田は思った。"
目次より抜粋引用
“巌流島の朝
熊本の怪童
鬼の牛島辰熊
木村政彦と高専柔道
師弟悲願の天覧試合制覇"
柔道経験者の作家である著者による、史上最
強の柔道家・木村政彦の人生と戦いを描いたノ
ンフィクション。雑誌連載三年半分をまとめた
大作。
木村政彦の人生に影を落とした力道山との一
戦から、生まれ育ち柔道に邁進するようになる
過程、そして弟子を育て上げ亡くなるまでを、
日本柔道・武道会のみならず、世界の格闘界の
人々との関わりなども含め、十年以上の取材と
資料検索を元に書き上げられています。
上記の引用は、木村政彦の師匠・牛島辰熊の
発言を記した一節。
「柔よく剛を制す」と聞くことはありますが、
何度も日本一になっている人がこう言っている
のならば、まずは何よりも体を鍛えて、力を付
けるのが大切なのでしょう。
出てくる柔道家の鍛錬内容を読んでいるだけ
で、疲れてしまいそうな猛練習が描かれていま
す。努力が出来るかどうかも、やっぱり才能な
んだろうなと思わざるを得ません。鍛え上がる
前に、怪我をして体を壊してしまうんじゃない
でしょうか。
本を手に持った時のボリュームが、辞書のそ
れ。外ではとても読むことが出来ないサイズの
で、移動中に読みたい人は、電子版を探したほ
うがいいでしょう。
文章量、内容ともに「渾身」の二文字がしっ
くりと来る作品。人一人、それも歴史に名が残
る人物の一生を描くのならば、このくらいには
なって当然なのでしょう。
どれ程強くて凄い人でも、少しの油断でどう
なるか分からないという事と、いつかは衰えて
しまうものなのだなということを、思い直させ
てくれる一冊。そして、いつか誰かのお世話に
なることになるのだから、人には丁寧に接して
おいたほうがいいなと思わせられる一冊。
ーーーーー -
Posted by ブクログ
存在は知っていたけどずっと距離を置いて読んでこなかった 年代的には5歳年上の著者が当時の北海道を舞台にひたすら柔道に打ち込む異様な青春の物語
同時期に北海道札幌で、大学で柔道をしていたのでリアルに話が入ってくる 道都大学 道都短大 東海第四 道警などの猛者も懐かしい 北大柔道や東北大の分役は講道館柔道からは異端視されつつも団体戦での凄味は懐かしい
何度も何度も泣けてくる
クセになりそうだ
学年的に同学年の中井祐樹さんがこのあと登場するのが、楽しみになる 北高出身の中井先生を間接的に繋がっていてなんとなく親近感がすごくある
名古屋大学の小坂先生のDVDも昔持っていたけど最後の小坂先生の言葉がまた泣ける -
Posted by ブクログ
ネタバレ柔道をテレビで見るのは、オリンピックのときに見るくらいで、普段は見ることはあまりない。そのテレビで見ている柔道は講道館柔道といって、加納治五郎氏が確立した柔道である。
単に、柔道というと講道館柔道のことをいって、その講道館柔道とは別に七帝柔道(寝技中心の柔道で、戦前の高専柔道を引き継いでいて、七校の帝大で行われている)というものがある。「練習量がすべてを決定する柔道」といわれている。
物語は、主人公(著者)を乗せたディーゼル機関車が札幌駅のホームに入ってくるところから始まる。七帝柔道を知らない私は、ここからどんな物語が始まるのかわくわくする。その七帝柔道に青春をかけた物語である。
名古屋出身の主人公が高二の時(この頃は講道館柔道の選手だった)に七帝柔道に出会い、その時から七帝柔道に憧れる。二浪の末に北海道大学に入る。せっかく入った大学でしかも帝大である。私だったら、多少は大学生活を楽しみ、勉強もそこそこはするであろうと思う。(二浪の末に入ったのだし)
しかし、主人公は学生生活のすべてを七帝柔道に賭ける。マイナーな競技であり、特別に強いわけでもない人達(初心者もいる)が一生懸命に、命懸けで試合に勝つために練習をする。「練習量がすべてを決定する柔道」だからである。
主人公達の柔道に対する努力や情熱に感動し、涙しながら笑いながら物語に引き込まれていく。ページをめくるスピードが加速していく。 -
Posted by ブクログ
筆者こと主人公は「七帝柔道」という寝技中心の柔道に憧れ、2浪の末にその一角を占める北海道大学に入学した。そこから物語ははじまります。『寝技中心の柔道』に己の全てを賭ける男たちの青春を描いた小説です。
実をいうと僕は、大学時代に1度だけ、七帝戦、もしくは七大柔道大会というものを見たことがあるんです。ここで行われる柔道は、講道館ルールと呼ばれるオリンピック等で見られるものではなく、現在で似た様なものはブラジリアン柔術のように(ルーツが同じだから当然といえば当然)ひたすら寝技で戦うというもので、さらにいうなれば関節を極められてもギブアップはせず、締め技が入れば落ちる(意識を失って気絶する)という本当に壮絶な試合であったことを思い出します。
僕が見ていたときは女子の試合があり、彼女等も必死になって試合をしていたことを本書を読みながら思い出しました。確か、そのときは記憶によると主催校だった北海道大学が優勝し、選手はもちろんのこと、OBとおぼしき年配の男性も男泣きに泣いていたことを思い出しました。さらに僕は、物語の舞台である北海道大学のキャンパスおよび北大の界隈は様々な業者として北大キャンパス内に入って仕事をし、さらには精神的な彷徨を重ね続けた場所であるために、読みながら書かれている地名や北大の学部。さらにはキャンパス内の施設や彼等が酒を酌み交わしたり、食事をしたりしていた店も『あぁ、あそこか』と思いながら、あの無為を極めた歳月はこの小説を理解するためにあったのかと、そんなことを錯覚しながら最後まで読んでおりました。
この小説は旧帝国大学系大学のひとつといわれる北海道大学を舞台にそこで華やかなキャンパスライフをすべてかなぐり捨てて『高専柔道』と呼ばれる特殊な柔道の流れをくむ『七帝柔道(もしくは七大柔道)』に明け暮れる若者たちを描いた青春群像劇となっております。最初の話に戻るかもしれませんが、ですので、これを読みながらきっと僕は試合会場で現在はOBとなったであろう本書に出てくる学生たちの誰かとすれ違ったことがあったのではあるまいか? そんなことを考えておりました(ここでは名前を伏せますがDVDまでリリースしている師範の一人とはすれ違っています)。
主人公こと筆者は名古屋での高校時代に、寝技で相手を圧倒し続ける名大選手の柔道を見て、『大学に入ったらこの柔道をやろう』と青雲の志を持って2浪の末に北海道大学に入学します。読み始めて『だったら地元の名大や京大、阪大でもできたのになぜ流れ流れて北大へ?』という疑問があったのですが、地元を離れて暮らしたかったと書かれていて、納得がいきました。先に入学していた高校の同級生である鷹山氏に柔道をやめたことを筆者は打ち明けられます。しかし『柔道をやるためにここにきた』という決意のもと、入学式にも出ない。授業にもほとんど顔を出さないというバンカラな学生生活を送りながら、柔道部の門をたたくことになります。
そこで展開されるのはひたすら延々と寝技ばかりを繰り返す光景と道場全体を包む異様なまでの熱気でした。同期と共に入部し、先輩たちにメチャクチャなまでに押さえ込まれ、関節技を極められ、締められては落とされる…。そんな日々の中で彼と共に入った同期は次々と去っていくのです。筆者を鍛えた主将の金澤氏は勉強もすさまじい努力を重ね、国家公務員一種キャリア試験をパスし、建設省に入省するのです。この顛末を読むとあまりの壮絶な展開にため息が出ました。
1年目の七帝戦は惨敗に終わり、OBたちもほとんど来ない中、男泣きに泣く部員たち、これは読んでいて胸が詰まりました。そこで後任の主将に任命されたのは和泉唯信氏という広島出身の男でした。和泉体制になってから柔道部の練習はさらに過酷を極めます。満身創痍で寝技の練習を限界までするのはもちろんのこと、さらには道警の特錬という柔道エリートたちのいるところへ行っての出稽古をはじめ、北海道の柔道で有名な大学や高校の柔道部を招いて稽古をする場面は呼んでいて涙が出そうになりました。
彼等に叩きつけられ、極められ、締め落とされながらも徐々に自分の強さを実感する筆者こと主人公たち、それに加えてウエイトトレーニングなどの過酷な練習メニューを黙々とこなしていくのです。そんな中で迎えた2年目の七大戦を迎えることになります。そこでのくじ引きで対戦相手となった阪大の態度に業を煮やした和泉氏をはじめとする北大メンバー。阪大に敗れ、それでも一縷の望みをかけて挑んだ敗者復活戦の対東大戦。最下位を脱出するために壮絶な覚悟を持って試合に臨むも立ち技主体の彼らに寝技で敗れるという悲劇的な結末に。またしても去年と同じ結果になってしまったことに筆者同様、『努力は報われないのか…。』と読みかけのページを閉じて天を仰いでしまいました。
本書はテーマとなっている七大柔道のように、われわれ読者をぐいぐいと物語世界にひきこみ(七大柔道の寝技に引き込むテクニック)一気に読み進めることのできる青春群像劇の極北であることを、ここに確信いたしました。
※追記
本書は2017年2月25日、KADOKAWAより『七帝柔道記 (角川文庫)』として文庫化されました。 -
Posted by ブクログ
この本を読んで胸が熱くなりました。しかし一方でこうした過去の日本人の偉大な営み、業績がいまとこれからの日本人に伝わらずに失われてしまったのではないのかとも悲しい思いにもなってしまいました。
昔の日本は柔道人口が多くて、日本中でまちぐるみで大きな盛り上がりがあり柔道人気もとても高かった日本なのに。
日本人にとって大切なものが失われていってしまった。
増田さんが胸が詰まった山下泰裕の言葉
木村政彦・山下泰裕対談:オランダでは、会場にヘーシンクやルスカが来ていまして、すごいんです。人気が。外国の人達は、自分の国の生んだ英雄をとても大切にしますね。現在、彼らがどんな職業についているとか、関係なしで、本当はそれが自然なんだろうけども、ああいう光景は日本では見られんですが
山下は、この一言を言いたくて、この一言をかけたくて、それだけが言いたくて、この対談を頼んだのではないか。山下の優しさと偉大さがにじみ出る言葉だ。
木村:山下くんなんか、これまでせっかくなったんだから、今度はね、高い観点から日本柔道を指導する。それとともに国家を動かすというような役割になってもらいたいな。学校の先生で終わるというくらいの程度じゃ、僕みたいな程度でおしまいじゃダメだよ。柔道とは何かというものから、これをいかに日本のために有益に用いるのかと、そういうところまで発展させるのがあなたの今後の使命じゃないかと思うんだ。ほんとだよ。あいつもとうとう柔道の先生で終わったのかと、僕を失望させるなよ。落胆させるなよ。
武徳会高専柔道
昔の木村政彦さんとか柔道関係の動画が日本に残っていない。アメリカとNHKによって日本人の偉大な営み・業績・財産が消されてしまった。
昔の柔道家の柔道衣のズボンはタックル対策で短かった。
大正末期から昭和の初期にかけては高専柔道大会を中心に寝技が盛んに行われていた。
金光弥一兵衛、野上智賀雄、阿部謙四郎等々の人たちのことを初めて知ることができました。
井上靖さんが、四高柔道部員の多くが第二次世界大戦で亡くなられた。壁にかけられた亡くなられたOBの名札を見て絶句したまま涙を流されていた。
七帝戦は明治31年(1898)の一高対二高の旧制高校の対抗試合から始まった。
高専柔道の始まりは第1回大会の大正3年(1914)になり、大会が戦争で中断されるまで27回開かれわずか27年の間に現在にも連なる世界の格闘技の寝技の原型を作った。
前三角絞めや膝十字固めなどの技を開発した。
後の日本を代表する人物たちも輩出した。
これらの日本人の先人たちの業績をなんとか引き継いでいかなくてはいけない。
この本を執筆してくださった増田俊也さんに大変感謝いたします。 -
Posted by ブクログ
ー 北海道をアイヌモシリっていうのは知ってるでしょう。これは人間の住む大地という意味よ。かつて北海道というこの広大な土地は、すべてアイヌ民族五十万人とカムイたちのものだった。
それを、開拓の名を借りた私たちの祖先・和人が侵略し、土地も文化も、そしてカムイたち動物も奪ってしまった。北海道開拓の歴史は、そのままアイヌ文化と動物たちの減亡の歴史なのよ。でも、和人も結局すべてを奪うことはできなかった。それはこの地に巨大なヒグマがいたから。そのヒグマに対する恐怖が、今でも北海道の深い森をぎりぎりの線で守ってる。 ー
このミス大賞、だけど、巨大ヒグマとのガチンコサバイバル。ギンコが人間を食べているシーンがかなりグロいけど、人間が生き延びる為にネズミを食べるシーンもグロく、“食べる”というのはそういうことなんだな、と思い知らされる。
まさに、壮絶、な作品。
生きたまま食べられていくシーンが多く、人間ってなかなか簡単に死なないんだな、と思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
増田俊也『シャトゥーン ヒグマの森』宝島社文庫。
10年以上前に読んでいるが、古本屋で発見し、再読。増田俊也のデビュー作。穴持たずの巨大ヒグマの恐怖を描いた冒険小説である。再読しても、なお面白い。
極寒の北海道・天塩研究林で体重350キロの手負いのヒグマが次々と人間を襲う。『シャトゥーン(穴持たず)』と呼ばれる冬眠に失敗した飢えて凶暴化したヒグマ。ヒグマの正体はかつて主人公の土佐薫と昭が保護したTF4、ギンコだった……逃げても、逃げても、執拗に襲い掛かってくるヒグマの恐怖。
恐らく自分がクマ物にハマったのは、小さい頃に映画館でB級映画の『グリズリー』を観たのがきっかけだと思う。以来、クマ物小説やノンフィクションはかなり読んできた。古くは苫前三毛別事件を題材にした戸川幸夫の『羆風』に始まり、吉村昭の『羆嵐』『羆』、同じく苫前三毛別事件の詳細を描いた木村盛武のノンフィクション『慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件』、吉村龍一『光る牙』、樋口明雄の『約束の地』、北林一光『ファントム・ピークス』、熊谷達也の『ウエンカムイの爪』『邂逅の森』、白土勉の『火の獣』、佐藤友哉の『デンデラ』、久保俊治の『羆撃ち』と多数読んだ。
クマに関する話の中では、何と言っても本作にも登場する苫前三毛別事件が一番怖い。
本体価格562円(古本100円)
★★★★★ -
購入済み
必読
何故、自分は生きているのか?40を超えてもなお、悩むことがあります。この本には自分にはもう取り返すことが出来ない青春が描かれており、その愚直な青春に心がどうしようもなく動かされて苦しくなりました。