増田俊也のレビュー一覧

  • 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

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    柔道経験者な為か、総合格闘技を見ていても柔道の寝技が最強というか、必須だと思う。木村対エリオの動画を見たが、当時で、このレベルとは木村最強は過言ではない。
    力道山との試合については、力道山の卑怯な遣り口があったとはいえ、木村に勝ってほしかった。おそらくこの試合当時は、木村は世界最強ではなくなっていたのだろう。力道山より上かどうかは別にしても・・・

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    2014年11月04日
  • 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

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    前半は怪物・木村の半生、後半はプロレス勃興期に力道山vs木村に至った過程、真相、その後について。

    「前半は木村の半生だからプロレス者にとっては退屈かも」と聞かされてたけど中々どうして、全てが面白かったです。
    柔道やMMAの基礎知識があった方がより楽しめるかとは思いますが。

    ただ、『昭和の巌流島』と呼ばれる力道山vs木村の一戦ですが、正直自分がYouTubeで見た限りでは今一つピンとこなかったです。

    途中までは普通のプロレスですし、木村もタイツを直すくらいの余裕がある。
    「力道山が木村の急所蹴りで切れた」ということですが、急所に入ったかの真偽は不明としても、その後の顔面パンチや寝ている状態

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    2015年08月02日
  • 警察官の心臓

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    住んでる街が舞台の警察小説をたまたま見つけて手に取った。
    元女子アナが性風俗に身を委ね結果、ある日無惨に刺殺され見つかった。その事件を追う愛知県警本部と岡崎署。天才的な捜査で数々の事件を解決に導いた署員の刑事とそのパートナーとして組まされた本部の刑事。その二人はコンビとしてホシを挙げるため捜査していくが、序盤上手く噛み合わず。しかし物語が進むにつれ互いに認め合う仲に。
    最後の最後でどんでん返しもあって読み応えは十分で、なおかつ面白い。

    しかし登場人物の刑事たちの食欲と飲みっぷりにはちょっと引いちゃったなぁ。マクド10個をペロリと平らげる??豚足もひとり10人前も平気で注文するかなぁ。笑

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    2025年07月16日
  • 警察官の心臓

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    本部一課の刑事より所轄の生安署員が先輩として主導権を持ち、特捜の会議でも本部と所轄との隔てなく意見が交わされる。『踊る』とか観てきたから新鮮に映る。しかし酷暑の中の捜査はともかく、冷房のない柔道場での宿泊、連日明け方まで動いて睡眠3時間、最後の大詰めではほとんど徹夜の毎日。何より蜘蛛手仲間の食事ときたら来る日も豚足10本だの15本だの、マクドナルド10個だのと、気持ち悪くなる。さて、小説としてはどうだろ。テンポよく読めたけど満足度は微妙。本筋と関係ないけど、新車のプリウスを蜘蛛手に貸せた荒又君が気の毒で…

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    2025年06月25日
  • 警察官の心臓

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    岡崎、老娼婦が殺された。同僚刑事と付き合い嫉妬深い湯口と癖の強い蜘蛛手。解決するのか?

    長い。ディテールの細かいのは面白い&長過ぎる。疲れた。

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    2025年05月27日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    ネタバレ

     本作は、ヒグマが怖い!という描写を煮詰めて煮詰めて出来上がったパニック小説だった。描写は生々しく、登場人物の大半があっけなく死んでいく無常感がとても良かった。
     ヒグマの強さの描写もいい。『こんなんどうやったって無理やん』というようなヒグマの肉体の強さが全面に押し出されていて、絶望感もよく出ていた。

     ただ、私は作中で出てくる『雑学』が気になってしょうがなかった。本作は、車も銃火器もない小屋に何人かの男女がヒグマの脅威から逃げるために閉じこもるところから話が始まるのだが、その中で研究者がヒグマや北海道の自然について雑学を披露したりするところが散見される。
     いや、ヒグマに襲われて食料もほと

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    2025年04月12日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    ネタバレ

    ツッコミどころ満載だった!
    噛みつかれてる最中、言葉もわからない熊に「お願いだからやめて!」と、冷静に言えるものなのかなーとか…
    チェーンソーは操作できないのにブルドーザーは操作できるのか…と思ったり。

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    2024年12月09日
  • 七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり

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    前作の続編で楽しみにして読んだ。懐かしい青春時代を感じる物語。前作の面白さ感動には及ばなかったという感想だが、読んでよかった。好きな作家の一人。

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    2024年09月01日
  • 猿と人間

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    狂暴化した猿が、そこにいる人間を襲う。
    動物が人を襲う話は少なくはないが、いまいち描写に難がある。
    人間の皮膚をこそげ取って口に運ぶとか、これはグロを狙ったものなのか。
    猿に襲われて父親が殺された後、息子が大学の研究室の人たちと共に猿と対峙するが、高校生の彼がリードするのは少し無理があるかも。

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    2024年04月16日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    熊や自然の情報が多くためになる。
    中にはショットガンの豆知識やサバイバル術まで。
    途中の先生のエピソード等、驚きはある。
    てか、猿と人間よりもトップスピードで話が進む。ロケットスタート。熊が危険という常識が前提にあるからだろう。
    だが、やはりアニマル自体を恐ろしく描くのは本当に難儀。人体破壊描写のディティールが恐ろしいものの、熊のことを描こうとすると毛のせいなのか?モフモフ柔らかいものが頭をよぎってしまう(もちろん危険性は承知の上で)
    クライマックスになるとト書きのような説明文が増えてきて、少したるく。全く怖くなくなる。
    セリフと説明の連打が少ししんどい

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    2024年02月08日
  • 猿と人間

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    ネタバレ

    父も犬もみんな殺される、リンチという言葉が合う。
    リンチにされミンチにされるというインパクト
    だけど、主人公の豹変について行けなくなる。
    ヒロイックな大学生の展開とかすごい不自然でリアリティが無い。
    ここまでくると人間描写がいらない気もしてしまうのが残念

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    2024年01月23日
  • 猿と人間

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    あっという間に読み終えた。特にテーマ性もなくひたすら猿と戦うシーンの連続。それはそれでなかなかの迫力で一気に読めるが、読み終えたあと物足りなさも感じた。

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    2023年07月05日
  • 猿と人間

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    850頭の凶暴な日本猿VS人間。また1人、1人と猿にやられて死んでいく人間たち。この猿だらけの絶望的な状況から生還できるのか!?ところで『シャトゥーン』の時も思ったが、危機的な状況の中でも人間同士が争ってる場合じゃねーだろ!!それにしても野生動物は人間より強い。人間なんてひとたまりもないなあ〜

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    2023年03月16日
  • 猿と人間

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    ハラハラ、ドキドキ(゜ロ゜)

    狂暴化した人喰い猿が850頭で襲いかかる!!
    人里離れ、限界集落を超え、最後の住人が一人だけ残る、この里に鴨猟にやってきた父子

    少しずつ忍び寄る猿! 猿!! 猿!!!
    この群れのボスは、顔が黒く、黒猿と呼ばれ、本人も自覚しているようだ。

    集団で襲ってくる彼らは、阿修羅の如く、牙を剥き出し、死ぬまで襲ってくる、命の駆け引きもままならない……

    生きて、この村を出ることができるのか!?

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    2023年01月15日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    ただ一言。怖かった。この一言につきます。
    人の咀嚼音がリアルで気持ち悪い。聞いた事はありませんが…
    ヒグマの恐ろしさを知った1冊でした。

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    2022年12月08日
  • シャトゥーン ヒグマの森

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    第二の羆嵐

    漫画を昔読んで、小説版があると知って最近購入。「羆嵐」はヒグマ自体の恐怖が主体的だけどこの作品はヒグマに襲われることで発生する事象への恐怖を強く感じる作品。生きたまま食われるシーンの悍ましさがよく伝わる素晴らしい描写だと思った。

    #怖い #ダーク

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    2022年12月01日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    ヒグマの恐ろしさをすごく感じました。全てにおいて人間以上の能力があるので絶対に会いたくないなぁ~と思いました。ヒグマのイメージが変わります。

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    2022年08月12日
  • 北海タイムス物語(新潮文庫)

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    通常の物差しでは、熱い青春小説の秀作だと思われるが、同じ作者の七帝柔道記が凄すぎるため、なんだか物足りないのである…

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    2021年12月26日
  • 七帝柔道記

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    じこう時候の挨拶 日本国土の四分の一は北海道である 井上靖『北の海』 くずれかみ崩上四方固め 差し障り 嘱望されていた 楡の巨木達が初夏の風に揺れていた 私達は粉砕された自分から新たな自分を見つける必要があった。新たな哲学を見出す必要があった。そうしないと、この世界では、生きている価値すらなかった。それほど腕力というのは圧倒的に我々の眼前に突きつけられた命題であった。 再々さいさい 寝技ばかりのルールで排斥されている七帝戦に学生時代の全てを捧げる 卒塔婆 大切なのは、いま目の前にあることに真摯に向き合うことなのだ。自分がいま持っているもので真摯に向き合うことなのだ 練習量がすべてを決定する柔道

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    2021年07月04日
  • シャトゥーン ヒグマの森

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    怖い…ヒグマに勝つ方法などない。出会わないようにするしかない。出会ったら死を覚悟せよ。
    怖すぎて吐きそうです…
    三毛別や福岡大ワンダーフォーゲル部などの獣害事件は有名だが、改めてヒグマの身体能力と知能の高さに驚かされる。逃げてもダメ木に登ってもだめ、水に入ってもダメ…出会ったらおわり。

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    2021年03月10日