鎌池和馬のレビュー一覧
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ラノベチャレンジ月間。
思いのほかしっかりした文でした(ホッ)。
地の文がきちんと書かれていると読みやすい。内容もちゃんとSF&FTジュブナイル。おかげで40代でも一気に読む楽しい時間を過ごせました。おほほ。
この手のラノベでネックになるのが、むやみに芝居がかった台詞や、効果なく頻発する体言止め、ワンパターンの地の文。そういったものが比較的少なめなのが痒がらずに読めたとこだと思いマス。
著者は男性?
男子主人公の気持ちが比較的しっかり書き込まれてるのに対して、女子についてはほぼ皆無。台詞回しにいたっては、アニメ系、萌え系全開なのが…惜しい。(いや、そういうのを歓迎するのが昨今のラノベなんだから当然の帰結といえばそうなのか…そうか)
けど、一人くらい一般女子の言葉を吐く人物がいてもいいかなあと一般読者は思うのですが…それがラノベ一般化への道のような気もするのだよなあ。2巻以降は、機会があれば。
年取ったからでしょうか、ラノベ厳しー!!って感じることが多いのですが、いやいや玉石混交、食わず嫌いはよそうといくばくかのチャレンジ中。 -
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ネタバレ「いやぁ、悪い事なんて何もしてないと思うんだけどねー」
イギリスの魔術結社『新たなる光』メンバーの一人 フロリス
「わっ!! い、今、食べたでしょう? 私の料理を食べたでしょう!?」
元ローマ正教・アニェーゼ部隊のシスター アンジェレネ
「ひょいぱく…………食べてないよ」
英国三派閥の一つ『清教派』の禁書目録を司るシスター インデックス
「私の分をあげますから、『怒り』と『大食』と『嫉妬』の三重苦からさっさと脱しなさい」
元ローマ正教・アニェーゼ部隊のシスター ルチア
「……………………」
学園都市の無能力者 上条当麻
「じゃーん!! 五和にシンデレラ大作戦!! 大精霊チラメイドなのよーっ!!」
天草式十字凄教徒 建宮斎字
「なっ、げほっ!? たったた建宮さんがなぜその最終兵器を!?」
天草式十字凄教徒 五和
「首を二つ持って来い。旧知の『敵』になるが、手を抜かないよーに」
英国三派閥の一つ『王室派』第二王女 キャーリサ
「敵兵の知り合いなど、心当たりはありません」
英国三派閥の一つ『騎士派』のトップ 騎士団長
【あらすじ】
インデックスが所属する『イギリス清教』の総本山・ロンドン。その魔術の都が、騎士団長を頭首とする『騎士派』のクーデターにより堕ちた。その影響はイギリス国土全土に及び、市街では一般市民が軍に拘束される異常事態に陥る。『騎士派』の”変革”が進行する渦中、魔術師擁する『清教派』は各所で抵抗戦をつづけるのであった。
インデックスを救うためフォークストンに向かった上条当麻は、ついにクーデターの首謀者の元にたどり着く。そこにいたのは、『神の右席』後方のアックアだった。そして、彼が刃を向けている先には、英国王室第二王女・キャーリサの姿が……!
科学と魔術が交差するとき、物語は始まる……!
【アイテム】
聖剣アスカロン
一六世紀末、創作された『聖剣の物語』に基づいて、本物の魔術師が手掛けた霊装。『全長五〇フィートの悪竜が実在すると仮定し、その悪竜を斬り殺すために必要な剣の理論値』を徹底的に計算し作り上げた。鋼の塊でできており、全長三・五メートル、総重量二〇〇キロにも及ぶ。その剣の根元には、盾の紋章(エスカッシャン)が付けられている。
【あとがき】
ついに二〇冊です! そして英国王室編完結です!! なので今回のあとがきは一七&一八巻の内容についてという事でっ! イギリスにある伝説の剣カーテナにまつわる物語はいかがだったでしょうか。一七巻ではとある傭兵を登場させる事で『騎士』という言葉を際立たせていますが、こちらの一八巻ではカーテナを使って『女王』の存在を際立たせてみました。ちなみにこのカーテナ、きちんと実在する剣ですので要チェック。現代でも国家元首の戴冠式で使われているものだったりします。
当作品の女王であるエリザードは、鎌池が考える理想の統治者そのものです。第一王女リメエア、第二王女キャーリサ、第三王女ヴィリアンの全ての長所を備えた完璧な女王様、という感じですね。女王自身が本編で『私の娘達は何で極端すぎるんだ』と嘆いていますが、それは『彼女自身がバランス良く三つ全部揃えた人物だから』こそ、自然に出た台詞でもあります。その下にいるお姫様グループは、絵本や童話のイメージが強く出ているかもしれません。特に他の姉から虐げられる健気な第三王女ヴィリアンとかは典型的な絵本系のヒロインですよね。
王室以外の所では、SSに出てきたシルビアの設定がチラホラと出てきたり、電撃文庫MAGAZINEという雑誌のほうで活躍していたとある魔術結社のボスなどもこっそり登場させています。お暇があればそういうところもチェックしてみてください。
この世界、ゲテモノメイド服は何種類あるのやら -
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ネタバレ序章
昔々、ある所に一つの町があったという。
町は城壁で囲まれ、その中には王と民が暮らしていたそうだ。
ある時、町の近くに悪竜がやってきた。
王と民は協力して悪竜を倒そうとしたが、失敗してしまった。
怒った悪竜は強力なブレスを放ち、町を苦しめたという。
王と民は悪竜を鎮めるため、毎日二頭の羊を捧げることにしたそうだ。
しかし羊の数は限られている。
羊が足りなくなってくると、毎日一頭の羊と一人の子供を捧げることになったという。
町からは子供が消えていった。
とうとう王の娘―――
姫君が羊と共に捧げられる事になった。
王は姫君だけは許してくれと懇願したが、民は許さなかったそうだ。
自分達の子供も、すでに捧げられていたからだった。
そして、姫君は羊と共に悪竜の住処へと連れて行かれた。
姫君は己の運命を悲観した。
その時、姫君の元へ馬に乗った放浪の騎士がやってきた。
一本の槍と聖なる剣を構えた、騎士の中の騎士。
彼の名は、聖ジョージという。
【あらすじ】
イギリス清教『必要悪の教会』最大宗教・ローラ=スチュアートによって『禁書目録召集令状』が布告された。フランスとイギリスを結ぶユーロトンネルで起きた爆破事件を、英国『王室』と共に調査せよ、という任務だった。
その命を受けたインデックスと彼女の保護者・上条当麻は、イギリス行きの飛行機に搭乗する。和気藹々と空の旅を楽しもうとする二人だったが、機内では謎の人物がハイジャック計画を進めており……! 銀髪シスターさんの空腹を全力でなだめつつ、事態解決を図る上条の運命はいかに!?
今度の”不幸”は、英国にて開幕!
【アイテム】
カーテナ=セカンド
英国王室に代々伝わる、王の戴冠式で使う儀式剣。その剣の所有者は、擬似的であるが『神の如き者(ミカエル)』と同質の力を得ることが出来る。ただし英国女王エリザードが持つこの『カーテナ』は、二本目である。『カーテナ=セカンド』は、『オリジナル』の代替品で、『王室派』の手によって人為的に作られた。歴史上、最初に登場した『カーテナ=オリジナル』は、現在所在不明となっている。
【あとがき】
一七巻です。今回は、これまでもチラホラと話に出てきたイギリスの事をいっぱい出してみました。『王室派』、『騎士派』、『清教派』、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北部アイルランドといった組織構造から、本場英国の魔術結社、さらには国家と国家の不穏な動きまで、色々詰め込んでおります。
英国のお話という訳で、騎士とお姫様が出てきます。
聖ジョージについてですが、これはとある実在した聖人の英語読みです。灰村さんにもご協力いただき、口絵や本文などで取り扱っているお話は、『実在した伝承を基に、イギリスの騎士たちが親しみやすいように、さらに絵本っぽい変化を加えたもの』という設定にしてあります。
なので、(本編でも、とあるキャラクターが少しだけ言及していますが)史実の聖ジョージの剣はアスカロンなどという名前のものではないそうですし、騎士やお姫様の服装も『より絵本っぽく』と注文しています。この辺りは、あくまでも『作中に登場する絵本の中のお話』ということでよろしくお願いします。
次は騎士と傭兵のバトルです!! -
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ネタバレ「あっ、あれ!? 何でアンタこんな所にいるのよ!?」
学園都市・常盤台中学の超能力者 御坂美琴
「……お風呂では、静かに!」
禁書目録を司るイギリス清教のシスター インデックス
「だー……つか、今日何日だ? ま、まさか出席日数とか大丈夫だろうな!?」
学園都市の高校生 上条当麻
「あっ、だ、ダメですよ起き上がっちゃ!!」
天草式十字凄教徒 五和
「―――後方のアックアは、必ず来る」
天草式十字凄教・教皇代理 建宮斎事
「―――私は聖人であると同時に、『神の右席』でもあるのだよ!!」
ローマ正教『神の右席』の一人にして『聖人』 後方のアックア
【あらすじ】
ローマ正教の暗部『神の右席』後方のアックアがついに動いた。『聖人』の力と『神の右席』の「特性」を併せ持つその最強・最悪の敵は、上条当麻の「右手」を狙い学園都市に侵入する。
アックアの宣告を受けたイギリス清教は、上条のもとに天草式十字凄教の五和をボディガードとして派遣していた。上条宅に泊まり込んで護衛する彼女は、圧倒的な料理スキルとかいがいしさをもってして、居候シスター・インデックスの立場すら危うくさせる。そして、それを見た上条の目からは一筋の涙が……。
しかしそんな安息の時も束の間、ついに最強・最大の敵が現れる……!!
【あとがき】
このあとがきも、もうそろそろ二〇回に届くのですね。いい加減に少しは慣れれば良いものを、本文ともども拙い感じなのがとてもアレですが。
今回のテーマは『選ばれたもの』。オカルトキーワードは『聖人』です。アックアの術式に聖母崇拝などを組み込んでいますが、やっぱり土台となるのは聖人と聖人のぶつかり合いになっています。
五和(というか天草式全員)が放った『聖人崩し』ですが、九巻を読み返していただければ分かる通り、これも結構な大技です。この隠し球を放った時点で、魔術サイドにおける天草式の組織的バランスは崩れてしまったものとお考え下さい(故に、聖人の神裂がトップに返り咲かないと大変なことになる、という女教皇復帰を願う建宮達の策士っぷりも発揮されているわけですが)。
この巻でもちょこちょことシリーズ全体の核に関わる情報が出てきますね。この辺りで一度、提示された情報をまとめてみるのも面白いかもしれません。どの時点でどの情報が提示されたのか、そしてその情報が覆されたのはいつなのか。調べてみると、今後シリーズ内で起こるであろう流れのようなものの片鱗を掴めるかも?
なんか、五和も普通の女の子じゃなくなっていく -
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前3巻の、本筋が全く進まない、冊数かせぎみたいなリリースとは違ってやっと魔神の話が進み出したところはよかった・・・これから、ってところで次巻へ続くって感じですが。
「ラノベ」らしい話もいれないといけないのか、主人公と女の娘沢山でだらだら続く箇所が前半にいくつかありますが、読む気せずスキップ。 あと、「右手の幻想殺し以外は普通の人間」なはずの主人公が(まぁ、いつものごとくだけど)、それ即死だろって状況で特に活動停止にもなることなく根性論丸出しで行動(+戦闘)を続けるってのも、読む気しなくなる(というかスキップしたけど)。 とりあえず、もっと分量減らして欲しい。 半分くらいに削った方が楽しめそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「そうだインデックス。お昼食べてからなんだけどさ……って早速イタリア式迷子!?」
学園都市の高校生 上条当麻
「きゃあああッ!? な、なんかブオーンって、変な形のステッキから暑苦しい風が襲い掛かってきたんだよ……ッ!!」
禁書目録を司るイギリス清教のシスター インデックス
「―――、」
ローマ正教「アニェーゼ部隊」所属のシスター アンジェレネ
「……助けに来た。そんな言葉を私達が信じると思うのですか」
ローマ正教「アニェーゼ部隊」所属のシスター ルチア
「まぁ、結果だけ見りゃ不幸中の幸いってヤツなのよな」
天草式十字凄教・教皇代理 建宮斎字
「っつか、ここはどこなんだ……?」
学園都市の高校生 上条当麻
「今がどんな状況か、全部分かってんでしょう?」
ローマ正教のシスター アニェーゼ=サンクティス
「……その血は一体どういう事でございましょうか」
元・ローマ正教(現・イギリス清教)のシスター オルソラ=アクィナス
「面倒臭いだろう? わたしは面倒臭いのは大嫌いなんだ」
ローマ正教の司教 ビアージオ=ブゾーニ
【あらすじ】
「えー、”来場者ナンバーズ”の結果、あなたの指定数字は一等賞、見事ドンピシャです! 商品は『北イタリア五泊七日のペア旅行』、おめでとうございます!!」
大覇星祭最終日。"不幸"であることしか自慢できない男・上条当麻が、なんと海外旅行のペアチケットを引き当てた。
思いがけずやってきた幸運に、上条とインデックスのテンションは最高潮。そして舞台はアドリア海に浮かぶ『水の都』、ヴェネツィア本島へ! 憧れのイタリアンバカンスには、ドキドキ★ラブイベントもあったりして!?
上条当麻と幸運の女神が交差するとき、物語は始まる――!
【あとがき】
のんびりのんびりと言っている間に一一冊目です。今回は、まぁ、あれですね。……まだ衣替えじゃないです。罰ゲームも引っ張ってます。海外旅行編です。神裂火織ではなくその他の天草式、艦隊戦と言っても砲撃ではなく火船の応酬などなど、ここぞとばかりに脇道に逸れまくった変化球でございます。
話のほうは、ある組織のその後のストーリーといった所でしょうか。かつて一回名前が出たっきりの背の低い子とか背の高い子なども所要メンバーに仲間入りです。完璧な意味での新キャラは極めて少ないのですが、これのおかげで割とにぎやかになったかな、と思います。
オカルト方面の方も、今回はとある二つの組織がメインとなります。あとは十字架にまつわる伝承や、こっそりと十二使徒などにも触れています。
火船の方は造語ではなく、実際にそういう戦術が存在します。本格的な魚雷が登場する前の話でして、イギリス海軍は本気で大型船に火薬を満載して無人で敵艦に突っ込ませたらしいです。絶対に勝たなければならない大勝負だったとはいえ、なんともスケールの大きな話ですね。
次こそ衣替えと罰ゲームです!