甲斐谷忍のレビュー一覧
-
全てに裏をついてくる漫画
全てに裏をついてくる漫画です。想像もしていなかったところにピッチャーの渡久地が仕掛けてきて、これほどまで驚かされたものは未だかつてなかったです。
-
匿名
購入済み人の心
正直言うと、この作品を初めて知ってから実際に読むまで10年くらい間があった。初めてタイトルを知ったのはその当時実写ドラマのCMとか一瞬観た放送内容。ちょっとダークでアヴァンギャルドな感じの色彩とか、マッシュルーム頭のちょっと奇怪なキャラクターとか…それら全て実写のみの設定だとは知りもせず。その頃くらいちょっと流行ってた(自分の記憶では)「奇妙なゲームに巻き込まれてしまった…予測不能のスリルサスペンス」みたいな、キャラが何かに巻き込まれて、その設定を作者が延々と読ませてくる漫画なのかなとか、イメージでなんとなくわかったつもりで、10年。10年越しに読めて本当に良かった。年に多いと2〜300冊程度漫画を読むくらいには漫画好きで、中でも好きな作品は人間の弱さやあたたかさが描かれていて、ちょっと土臭い作品。ライアーゲームはそれに当てはまらないと思っていたら大間違い。人生のベスト作品の一つになった。まず、ゲーム自体の面白さ。作者がこれを作り上げるのにどれほど心血を注いでいることだろう、舞台作りの完璧さには唸らされる。そしてキャラクターが魅力的。主人公カンザキの性格あってこそのライアーゲーム。彼女は読者に「馬鹿正直なことは、絶対に悪じゃない」と訴え続けている。騙される方が悪い、いじめられる方にも問題がある…そんな風潮の社会で生きることに疲れている人こそ、ぜひ読んでほしい。アキヤマ、フクナガ、ヨコヤの頭脳明晰ぶりは読んでいて驚嘆するばかり。他のゲーム参加者の描き方もとても丁寧で、主人公チームとその他モブみたいな作品とはもう全く違う。長く語ってしまったけど本当にすごい作品です。絵もカッコよくてずっと眺めていられる。電子で買ったけど紙でも買います。
-
購入済み
最高に面白い
野球ルールをよく知らないと仕掛けられない罠!罠!罠!
スポーツに無縁の自分でも素直に面白いと思ってしまう。
団結と血と汗と友情と。。。という青春ものが多い野球漫画で
間違いなく一線を画した漫画です。
-
Posted by ブクログ
最終巻。オールスターで10奪三振を敵のオーナーが勝手に言ってしまう。オールスターでは3回しか投げないので9三振は物理的に無理。さらに、キャッチーが脅迫されていて、バッターの嘘の情報を流し、打たれてしまう。これでは10奪三振は無理、と思いきや、三振振り逃げは三振に数えるので、一回に4奪三振が可能というトリックになる。
そのためにパスポールするような球を投げたり伏線があちこちに効いている。
「ライアーゲーム」の世界を野球に持ち込んでトリッキィな仕掛けで魅了した異色の野球漫画だった。サインを盗みどう知らせるか、さらにそれを承知でどう利用するかなどの推理、ロジックが楽しい。これだけの展開を思いつく甲斐谷忍さんはスゴイ人だ。どこまでも付いていきますと言いたくなる。
実際はそう計算通りにはいかない荒唐無稽なことなんだが、それを上回る面白さで20巻楽しませてもらった。屁理屈漫画の傑作だ。 -
Posted by ブクログ
サインの話が続いているのだが、こんなにややこしいことを選手はしているのか。サインが盗まれていることを知り変えたのだがそれでも盗まれている。頻繁に替えるがそれもばれる。盗聴器しか考えられないが、どこに、そんなにカンタンに情報が得られる方法は。サインは監督を通じて出るので監督の位置と考え、そこから離してサインを告げるがそれでもばれてる。結局ボールボーイがスパイであることを掴まえる。その後はそれを利用してサインをずらすことに逆利用する。
さらに細工球で変化球を出すピッチャーの攻略。だれが投げても変化することからけん制などには使えないということで逆利用する。よくいろいろ考えるものだとひたすら感心する。 -
Posted by ブクログ
続投の三試合目。流石に疲れは隠せず16失点。しかし慌てない渡久土。疲れているようでファーボールはない。大雨警報が出ていて降雨コールドを目指す作戦。5回までに没収試合になればいい。
△ボールばかりを投げる
▲ボールでも振る バッターボックスから出て打つ。一球でアウトになる。
△ボークで投げない
▲バッターボックスを入れ替わる。その時点でアウト。
△プリートを踏まない→反則投球 ボール1
▲ファーボールで三塁に進む アウト
しかし無効試合が目的ではなかった。16点をひっくり返すのが真の目的
△マウンドを荒らしてうまく投球できないようにしている
▲16点与えると自責点になるのでピッチャーが拒否。無効試合を目指して試合が終わらないようにする。
無効試合の宣言。しかしそれは球団の了承が必要でそれを拒否される。
それで1点リードとなる。しかし16億円にかわりない。
渡久土は雨を利用した変化球でバッターを倒す。タッチすれば勝ちのウィニングボールを手にシて相手監督に投手のための放棄試合を迫る。その場合9-0で勝つというルールらしい。
かなりありえない設定が続くのだけどルールブックの裏から裏へ。これだけ野球マンガがある中で全く新しい野球マンガになっている。 -
Posted by ブクログ
「ライアーゲーム」の甲斐谷さんらしい展開になってきた。ストレートしか投げられないのだが、回転数を変えられるので変化球のような効果がある。それを心理を読み取ることで倒していく。オーナーから新条件4つがついて、ベンチの言うことには絶対に従うことということで、3連投を言われたりする。心理を読まれないために、バットを重いものを持たせてバットスイングを少し下げる。バッターは普通に振っているので投手はそれを読み切れない 故障中のベテラン選手。故障している肘に包帯を巻かせて、インコースに投げようとしても心理敵にアウトコースに球が入ってしまうなど。
『勝つとはすなわち負かす事 蹴落とす事 つまずいたヤツを踏みつぶす事 ドブに落ちたイヌを棒で沈める事 ぱっくり開いたキズ口に塩をすり込む事 勝ち残るとは屍を越える事だ・・・決して美しい事じゃない むしろ残酷な事なんだ それでも頂上に立ちたいと言うのなら鬼になれ。』
渡久地潰しにやっきの彩川は異例の全試合渡久地を先発させるとマスコミに宣言。