あらすじ
負債をすべて完済しながらも、ハリモトの信者・アベを救うため、たった一人で敗者復活戦への参加を決めた直。新たなゲームは“入札ポーカー”。“イス取りゲーム”を戦った面々の中にはハリモトやヨコヤの姿も。全員を救い出すために協定を呼びかける直だがその思いにハリモトグループの策が牙を剥く。ハリモトの周到な作戦に場が飲まれかかったその時、沈黙を保ってきたアキヤマの反撃が開始される! そしてカードと金貨を巡る熾烈な戦いの中、ハリモトグループの意外な秘密が明らかに――!!
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ドラマ・映画も大ヒットした、究極の騙し合いゲーム!
バカ正直な大学生・神崎直のアパートに、ある日突然届いた小包。送り主は、心当たりのない「ライアーゲーム事務局」。不思議に思いながら開けた、その箱の中身は、なんと現金1億円。
この日を境に、神崎直は、人を欺くマネーゲーム「ライアーゲーム」に巻き込まれていきます。
戸田恵梨香さん × 松田翔太さんの実写ドラマ・映画も話題を呼んだ本作。
魅力は、何といっても天才詐欺師・秋山深一の頭脳を駆使した戦い方です。
冷静な判断力と卓越した洞察力で、どのゲームでも、読者が思いもよらない必勝法を編み出します。
それだけでなく、実は情に厚い一面も持ち合わせており、良心を捨てていない敗者に対しては必ず救いの手を差し伸べるのです。
そして、人を信じ抜こうとする神崎直と共に、「ライアーゲーム」の真の目的に迫っていきます。
金のためなら人は平気で噓をつく。
そんな人間の本性を暴く、騙し合いの世界に、あなたも。
「ようこそ、ライアーゲームへ」
感情タグBEST3
匿名
入札ポーカーの中盤戦。
全員が仲良く戦えば誰も損しない…というシンプルな提案も、億単位で金が動くとそう簡単にはいくはずもなく。
ライアーゲームをここまで読んできて、頭の回転が良くなってきたように思います!読むのも早くなりました!笑
あのおじいちゃんに腹が立つと言うことはすっかり感情移入してしまっているんだなと。まったく想定の出来ないゲームにハラハラさせられながら続きが気になっています。
匿名
まさしく心理戦
理詰めでゲームが展開される中、人の心の機微まで鮮やかに描かれています。前回のゲームから登場したカルト宗教一派。カンザキの「バカ正直で何がいけないのか?」精神が、ささやかながらある人物の胸に訴えかける様子に、現実世界でも人間にこうあってほしいと思わされます。あと、ふてぶてしいアキヤマが堪能できます。笑っちゃいます。
Posted by ブクログ
入札ポーカー編。本当面白い!まさか、ハリモトグループの中心がキムラだったとは。アキヤマとカンザキは、果たして全員(特に絶望的な状況であるカワイ)を助けることができるのか。ラストシーンから、どうやら策があるようだけど…。それにしても、こんなゲームよく考えつくなぁ。
Posted by ブクログ
この巻は秋山の策が巧妙だった。この巻でキムラが作務衣グループの実質的なリーダーだったということが判明して驚いた。秋山と作務衣グループの駆け引きが面白かった。秋山の逆転への一手が気になる。
Posted by ブクログ
敵も主人公側も知略で騙し合うので読んでて面白いがたまに難しくて理解まで読みこむ事が…。騙しあって勝つゲームでナオだけがみんなが助かるようにとか騙さないとかのポジションでそれにより心を開いて仲間が出来る流れはあるが、どうもナオのスタンスが好きになれず。ナオはもうゲームに参加しなくていいのに私怨で参加するアキヤマを止めるために参加、でも騙しあいだからいつもアキヤマに助けられる。純粋に見て脚の引っ張りポジなのに勝手に参加というのが多分共感出来ないのかも。でお最近だいぶ裏を読むようにはなってきたけど…
Posted by ブクログ
前の巻からずいぶん待たされた新巻。しかもシリーズ的には続いてるから、ほとんどどんなゲームだったか忘れてた。でも引き込まれてしまう面白さ。何回裏をかくねん的などんでん返しのオンパレードも相変わらずで、やっぱりとても楽しかったす。
Posted by ブクログ
入札ポーカー続き。
ナオの思いむなしく、参加者は疑心暗鬼に陥り競争入札となってしまう。
なにげに一番賢かったのは秋山。2回の入札に使ったコインはたったの5枚。
でも強力な同盟関係にある張本グループには敵いそうにない。
というところで、秋山には秘策が…!?
最後みたいな秋山くんの顔を見るとドキドキしますね!(笑)
解決編?が楽しみ^^