あらすじ
リカオンズは変わった――渡久地から学んだ、とことん貪欲に勝利を追い求める姿勢はチームに浸透していた。王者の貫禄で首位を奪い返したマリナーズをも、もはや恐れることはない! 熾烈を極めるパ・リーグ ペナントレース。優勝へのデッドヒートは、最終戦の直接対決リカオンズvsマリナーズ5連戦に持ち込まれた!!
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全巻アニメ化を希望します。
昔、雑誌に掲載されていたころ、読んでいました。相手との駆け引きがお渦に描かれており非常に好きでした。今でこそ、主人公が駆け引きする漫画が増えてきたが、この当時は麻雀漫画以外あまりなかったと思います。単行本で全巻揃えられなかったから、ここで読めるのはうれしいです。アニメでは話が途中で終わったから、最終話までアニメ化してしてほしいです。
最高に面白い
野球ルールをよく知らないと仕掛けられない罠!罠!罠!
スポーツに無縁の自分でも素直に面白いと思ってしまう。
団結と血と汗と友情と。。。という青春ものが多い野球漫画で
間違いなく一線を画した漫画です。
Posted by ブクログ
ライアーゲームの作者による似たような内容の野球マンガ。19巻一気に読んだ。
ライアーゲームより絵的に動きもあるし、話もシンプルでわかりやすく、人間ドラマも盛り込んで面白かったぁ〜。
倉井のエピソードとか泣けたしね。
ところで甲斐谷さん、話は「カイジ」なんかの福本さんに影響受けてるのは自らも明言しているところだけど、絵柄もどっかで見たことあるよなぁ。
たぶん「TO-Y」の上條淳士じゃないかなぁと思ったけど、そういや主人公の名前「トーア」じゃん。正解?
なんかマネキンの芝居を見ているようで、感情移入しにくいところがあんま好きになれない絵だな。
(2008/6/5)
Posted by ブクログ
言動無茶苦茶・・・
野球漫画じゃなく、ある意味哲学だと思います。
全巻読み終わると主人公の渡久地東亜の理論にはまります。
好きな人は好き、嫌いな人は嫌いと分かれると思います。
Posted by ブクログ
うんうん。面白かったですよ。私にとっては「ワタルがぴゅん」以来の野球マンガ・・・(何年前だw あれも沖縄出身主人公だったなあ)
やっぱ精神戦ってのが私の心の琴線に触れたのかもしれない。
国民的ヒーローの児島が良い奴で、それ以上に主人公の東亜が良い奴だった。
作者は「主人公は悪党」とか書いてたけど、東亜って善人だよなあ。
「アカギ」以上に「こんな上手くいくかいな・・・」と突っ込みどころは満載ですが、そこはそれ、「マンガですから」で納得出来ちゃう。
20巻は未読だけど、古本屋のどこにも置いてないんだよなあ。
Posted by ブクログ
Nobody wins,but I!
いろんな野球漫画読んできたけど、これは全然違う。
作者も言ってるけど、主人公は「悪」、野球とは「球試合(だましあい)」。
あらすじとしては賭試合(ワンナウツルール)で500勝した渡久地がプロ野球最弱チームのリカオンズに入団し、オーナーとワンナウツ契約を結ぶ。
そのごいろいろあるがリカオンズ優勝に向けチームを強くしていく。
これだけ書くと弱小チームを優勝へ、っていうありがちな感じだけど、やり方は全く違う。
渡久地の魅力はなんていってもあの洞察力、頭のキレ。
いろんなやつが渡久地をつぶしにかかるけど、渡久地はその上をいって相手を翻弄、そういうとこが面白かったな。
ライアーゲームに似てるなーと思ったら作者同じなんだね。
勝負に勝つとはどういうことを指すのか、
一般的に言われるチームワークはいらない、
過程を重視したところで結局は結果、
これは野球に限ったことではないし、常に忘れず生活していないといずれ敗者or弱者に成り下がる(こんなこと言ってる時点で弱者なんだろうけど)。
ただ単に努力が必要とかそういう話ではなくて、いかに勝者となるか、勝つために何をしなければならないか、
そういったところに目を向けて生きていかないと何にもできない大人になりそうだ。
とはいえ真剣に野球をやってきた人にとっては、「野球を馬鹿にしている」と感じる人もいるかもだから評価は低くなるんだろうな。
個人的には読んで損なし。
必ずもっかい読む。
Posted by ブクログ
野球ものなのであんまり興味は無かったんだけれども、読み出したら止まらなくなった!!
凄いかっこいい!!
ファンの投票で給料が決まるなんて面白すぎ。
Posted by ブクログ
2008年暮れから2009年初めはこの "ONE OUTS" のコミックス収集に費やした。
何しろ入手しにくかった。
今現在はどうかわからないが、当時、書店で問い合わせてもらったところ版元にも在庫なしと言われ、コミックス専門の大型書店でさえも全巻揃っていなかったため、書店で見つけるたびに、とびとびの巻でもとりあえず買うというのを繰り返して、ようやく全20巻まで入手した。
ネットオークションでは(当時)中古にもかかわらず定価かそれ以上の価格で取引されていた。
この "ONE OUTS"、1998年から2006年まで連載(20巻収録分は2008年末頃)されていたもので、今になって品薄になった原因はわからないが、おそらくは2008年秋〜年末にかけて放送されたアニメの影響なのではないかと思う。
かく言う私もアニメを見て衝撃を受け、コミックスを読んだクチだ。
さて、本題。"ONE OUTS"は野球マンガだ。
野球マンガといっても、所謂熱血ものではない。作者いわく「あらゆる野球漫画のアンチテーゼ」「野球版アカギ」なのだそうだ。
常にひとを食ったような態度の主人公渡久地は、ひいき目に見ても万人に好かれるヒーローではない。
だが、そんなアンチヒーロー渡久地がプロ野球の”常識”をかきまわす様は、実に実に痛快だ。
前半のリカオンズオーナーとのワンナウツ契約、後半のガラリアンズオーナー(どこかの誰かに酷似しすぎていて大丈夫かと心配になった)との駆け引き、そしてペナントレースの行方。
主人公が勝つとわかっていてもドキドキワクワクする少年マンガ同様、渡久地が出し抜くとわかっていても、その斬新すぎる発想と考え抜かれた緻密なプロットで、ドキドキし、ハラハラし、そして快哉を叫ぶ。
そして、渡久地のまわりの選手たち、チームメイトだけでなくリーグの他チームの面々も渡久地に振り回されながらも、彼ら自身が変わっていくさまも非常に好もしい。
これまでいくつか野球マンガを読んできたが、どれも心が熱くなるような青春ドラマで、とくに高校野球マンガには何度涙したことかしれない。
この"ONE OUTS"は、そんな青春・涙なんて要素はない。あるのは、駆け引き、賭け、勝負。
アウトローな主人公に、アンチテーゼ、などと正統派でないイメージであるにもかかわらず、本質的にはどの正統派青春マンガよりもまっすぐで誠実なのではないかとも思える。
選手ひとりひとりの野球に対する何とも真摯な思いに心打たれるのは私だけではないはずだ。
ところで最終巻で、オールスター戦で渡久地やってのけたことがつい最近プロ野球でも似たようなことがあって思わずニヤリ。まぁもちろん渡久地のように狙ってやったんじゃないだろうが。
さらに蛇足。私は河中投手が好きだ。あの完璧主義とツンデレ的面構え。
ちなみに同じような理由で、ルックスも似ているダイヤのAの降谷も好きだ。