麻生ミツ晃のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み読ませる作家さんだわ。
麻生先生のお話は、いつもゾクゾクします。
読んだ後の重量感が半端ない。
1冊のボリュームと、内容の奥深さでどっぷり読書に浸かる事が出来る。
何回読んだか分からないが、傑作ですね。
オメガバースものですが、バース性の世界で生きていく辛さが、主人公達はもちろん脇役たちの視点でも、しっかり描かれています。
更に、2人の生い立ち・・・これは、社会問題として胸がいっぱいになります。
痛くて辛いんだけど、色んなしがらみから解放された2人の幸せな姿が胸を撫で下ろします。
まだ、未読の方はネタバレ無しでおすすめします。 -
購入済み
☆30以上!
どんなに言葉を尽くしても、この作品の素晴らしさを語り尽くせない。
ただ、表紙や解説文、試し読みで心の琴線に触れた方は、是非とも読んでみてほしいです。切実に…。 -
匿名
ネタバレ 購入済み言葉の重さ
「ありがとう」と「ごめんなさい」の形は似ている意味は反対のことなのにそれをいつも不思議に思う。
耳が聞こえないから最後の別れの挨拶を顔を見てできたと彼女に優しく語る五十鈴歩(いすず)。
そんな彼はランニング中に倒れていた男性(壬生十嘉)をひろいました。男性の持っていたバイオリンに強く惹かれた五十鈴。聞こえない世界への憧れが強く動物のように好きなことをする彼に憧れます。
「耳が聞こえる人はどうやって人を探すのだろう」
物語の節々に世界の隔たりを感じ切なくなりました。
「僕にとって音とは架空の動物です。…答え合わせはできません。だってそんな動物が存在しないから。」
というL -
購入済み
様々な時間を超えて
自分の「特性」が、壁となり出会いを別れに変えてしまう
一度その辛さを味わうと一歩が踏み出せなくなる。
好きな言葉に「この世に偶然はない、逢うべくして逢う」
一度目は、そのタイミングじゃなかった。
ただ、それだけ。
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購入済み
尊いとは…
バイオリニストと難聴の人の恋。想像していたよりも尊いてすね。胸が締め付けられます…子供の頃から親に一人で生きていけるよう強くなれと言われ続けていたせいで寂しかったり辛かったりしても甘える事が出来ない…と言うより甘え方がわからないんてしょうね。一言も見逃さないよう真剣に口元を見たり、両手で顔を押さえて覗き込む五十鈴さんが堪りません!口元のホクロも色っぽくて素敵♡10歳の年の差はあるけど、五十鈴さんは可愛いらしいし、十嘉くんは全てを包み込んでくれそう♫早く続きが読みたいです!!
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購入済み
何だか、どっしりとした読後感です。二人だけど世界みたいな。麻生先生のお話大好きなんですが、絵が好みじゃないんです。でもこの絵じゃないとこの作品の雰囲気には合わないんだろうなぁ。
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購入済み
切なさが
切ないお話がよいです。現実には些細なことに恩を感じてとはないかな?とおもいますが、汚れた世界で、ピュアな心を失わず、時代背景と絵があっていて、切なさをより印象深く表現されています。
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ネタバレ 購入済み
美しい……
少し前の日本を舞台にした詩的な映画を見たような印象を受ける。BL括りでは狭すぎる美しいお話です。叙情的な印象から心配したが、バッドエンドにならなくてほっとしました。
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ネタバレ 購入済み
好きな作品
王道のオメガバース作品はアルファとオメガがくっついて、番になって子供ができて…ですが、もし、ベータとアルファが運命で繋がっていたら…?
ネタバレするとつまらないので内容は省きますが、それほどまでにBLというジャンルを超えて色んな人に読んでもらいたい作品です。
ずっしりと重い読感ですが、最後はハッピーエンドです。麻生センセイ最高です。