金森重樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人が素直に生きることが出来るのは、やはり気付きが必要だ。私たちが何かを見て考え行動するときに、自分の中にある偏った知識と偏見と視点から世界を見ることで他者批判や摩擦が生じることだろう。
本著ではそれを箱と呼んでいる。それはある種の檻であり、閉じこもる自分だけの世界の話だ。本著の主張はその箱に気付き、飛び出せと説く。そうしたら、他責思考はなくなり自分が本当にやりたいことへ向き合うことが出来ると。
多くの知識を得て、多くの体験を得て、多くの人々と交流をした上でも、その箱から抜け出すことは容易ではない。その箱に気付く必要があるからだ。どの分野でもそうだが、優れている人というのは気付きの回数が多い。そ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間は本来他人の役に立ちたいと思う動物である
→しかし、その気持ちに反して行動することがある(これを「自己への裏切り」という)
→すると、その選択をした自分を正当化するようになり、他人や自分への見方が変わる
他人はけなし、自分自信を過大評価するようになる(これを「箱の中にいる」という)
→自分が箱の中にいると、他人を思い通りに動かすことができない。むしろ、他人をも箱の中に押し入れることになり、互いが反発し、お互いが自分の不利益となるようにさしむける(これを「共謀」という)
「箱」は伝染し、互いに協力しないようになり、それが集団で起きると、最善を尽くせなくなる
そして、いくら行動を変容させ -
Posted by ブクログ
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実に六二%の方が年収三百万円以下なのですね。
でも平均ってなんでしょうか?
この平均年収というものこそ、常識の壁に他ならず、自分のもつ能力を壁の中に封じ込んで飼い殺しにするものです。9
僕は、その時、「この人は、自分で自分の能力を去勢していることに気づいてない」と感じました。
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専門知識をただで与えてしまえば売り物にできない。66
「他人のために時間を割いてやったら、金を請求しろ」
ただで話を聞こうとする人とはランチにもつきあわない。時間を割いた以上は、金を請求す -
Posted by ブクログ
表紙の「行政書士開業初月から100万円稼いだ」というキャッチコピーからしてあきらかに内容がゲスいであろうことが窺える本。著者は行政書士界隈でも、ビジネス業界でも有名な方ですね。
この人自身は、特に法律家として仕事をしたいわけでもないし、行政書士をずっと続けたいわけでもないし、「行政書士が競争力の乏しい業界だからたやすくお金儲けできるのでやってみた」にすぎないという姿勢。
このような姿勢なので、読む人をかなり選ぶし、おそらくそういうマーケティング自体に楽しみを抱いている人なのでしょう。
単に全て真似すべきとは思えないし、そもそも真似できるようなものでもない。
あくまでそういう考え方でなるほど