小宮一慶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレわかりやすくよい本。
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・5年に一度、少なくとも10年に一度買いどきが来る
・経済危機や〇〇ショックで株価がドーンと落ちた時は確かに買い時ですが、こうした相場が荒れているときは株価が日々乱高下します。一番安いときに買い、一番高いところで売ろうなどということは、しょせんできませんので、「かなり下がったかな」そして少し落ち着いてきたかな」と思ったところで買いを入れます。
・このときに私が注意してみているのが、東証一部の株の1日の売買代金です。このところでは、2兆円程度が基準値で、3兆円を超えると過熱気味、1兆円台なら低調だと判断しています。株価が急激に下がったときには、この株の1日の売買代 -
Posted by ブクログ
書籍整理中に発見。再読。
日常的に数字を扱う仕事をしているが、本書で描かれるような桁を間違える人や定性的表現で程度を語る人を度々見かける(いや、3~4割くらい!)。また1社の決算書を唸りながら「読めない」と嘆く人も見かけるが、軸と比較がないのだからそれはそうだろうと思う。
本書はビジネスマンに求められる「数字力」、著者が語る「把握力」「具体化力」「目標達成力」向上のためのコツを説く。例えば国内GDPは約540兆円だが、私の記憶法としては(国の一般会計100兆円+特別会計が同規模)*家計部門が国家予算と同規模+企業部門がその半分=約500兆円、という覚え方をしている。ビジネスマンに求められる -
Posted by ブクログ
良い企業の経営者や、優秀なビジネスマンは往々にして、数字に強い。
桁の大小に関わらず、即座に全体の何パーセントであるとか、この分野に関してどれ位の成長率であるとか、計算も早い。
本書は、数学なんて何の役にも立たねーよと溢す方々に、一読して頂きたい一冊。
何も世界経済の予測や一企業の業種拡大なんて大ごとでなくて、庶民レベルの買い物から自分の預貯金なんかに関しての事柄に直結することを、非常に分かりやすく、応用、実践まで記されている。
コンサルなんてのを生業にされてる著者は、概して怪しいと思っていたが、語り口が予備校の先生という感じ。
"数字"というものに興味関心を持たせてく -
Posted by ブクログ
地頭は良いのになんとなく数字に弱い人って結構いると思います。それは多くの場合、「世の中に出回ている数字が身近に感じられない」ことからくる苦手意識に起因するような気がします。(私もどちらかというとその部類でした)
本書の冒頭にもありますが、数字で物事を把握できるようになるということは「具体化」の力が高まることを意味します。具体化することにより、説得力も高まり、目標達成の確立も上がり、新たな発想も生まれるようになります。
新聞やニュースで取り上げられる数字の意味や、各種数字同士の関係性が分かってくると、より世の中が見えてくるような気がして仕事においても自信がもてるようになります。
読んでおいて -
Posted by ブクログ
能力向上させてたくて読書。
タイトルからだと話術についての本と思う人もいるが、もっと広く深い部分から直結するものだと説明している。
後半の文章の書き方についてが参考になる。
論理的な文章よりも「読ませる」「伝わる」文章を(p170)
情報があふれる現代で求められているのはこんな文章。
特にインターネットの記事だとタイトルとリードや冒頭3行で読むか読まないかを決められてしまう。
ネタ・事実に共感(お得感)を肉付けしてあげることで読んでもらえる文章となる。
読んでもらってナンボはライター共通の思いだと思う。
常に読者を意識すること。
良質な読書(インプット)を積み重ねること。
話したり、 -
Posted by ブクログ
コンサルタントの立場から、あるいは元銀行員の立場から、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の読み方を解説した本。
株を持っている会社の財務について、自分で理解できるようになりたいと購入。ただし古本で。
私のような素人には、まず、会社はすぐに動かせるお金がなくなった時、つぶれるという原則を学んだ点で、意味があったかも。
そういう認識を持てば、自己資本比率の高さだけを過大評価したり、ROE(純資産利益率)をROA(資産利益率)よりも重視したりということはなくなる、と思われる。
『会計天国』を読み終わった時よりも、しっかり理解できた気がする。
それぞれの指標の定義について