三浦瑠麗のレビュー一覧

  • 日本に絶望している人のための政治入門

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    帯にあった著者の近影に惹かれて(笑)購入。

    バランス感覚が良く、そして、深い…
    冷静に政治問題を考える上で、非常に参考になる好著だ。
    こんな政治評論を書きたいものだ…(つД`)ノ

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    2015年04月14日
  • 孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)

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    予想外?に面白かった
    著者は同年代で、朝生等での論客として長年みてきた
    生活感を感じさせないキャラクターだったが、こんな生の活動があったなんて
    本書の1ページ目から驚きであり、新鮮でもあった
    著者の人間味を感じ、やはり三浦瑠麗は魅力的な人、そして憎めない人だと思った

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    2025年12月19日
  • 孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)

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    心血を注いで当事者研究をやってこられたことが伝わる。三浦さんの文章はただ美しいだけじゃない、読むほどに、古いのか新しいのかわからないような痛みに触れる感じがする。
    私自身はといえば、女であることは属性でしかないと思ってきて、この30年その意味を考えてこなかったのだということがわかった。幸いにも考えずに済んだともいえるし、その味わいがわからないともいえる状態だと思う。

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    2025年12月02日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    本書で最も印象に残ったのは、**「護憲派と改憲派、そして日米安保を巡る立場の違いこそが、日本における最大の分断ポイントである」**という指摘でした。昨今の高市首相支持者と反高市首相の対立が、単なる好悪ではなく、この長く続く価値観の対立線上にあると捉えると、確かに腑に落ちるものがあります。

    三浦氏の議論は、イデオロギーの極端に寄らず、複雑な社会の姿を冷静に整理しています。たとえば、日本では反グローバリズムの潮流は欧米ほど強くなく、右派ポピュリズムも顕在化していません。一方で、グローバル化による格差拡大や環境問題、左派・右派双方のポピュリズムの兆候など、世界共通の課題からは逃れられないことも示さ

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    2025年11月28日
  • 不倫と正義(新潮新書) 無料お試し版

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    三浦瑠璃さん久しぶりに見た
    対談相手の方がどのような方なのか知らないけど、少し気になったので試しに読んでみた
    対談形式で不倫感と結婚観の概念を論じているが、独身の私としてはちょっと理解できない部分もあった
    いずれにしても、結婚というシステムがもてない人の為にあるというならば、そのシステムにもあやかれない私は結構つらいなという感覚になった

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    2025年07月23日
  • ひとりになること

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    三浦瑠麗氏が、男と女の溝について述べたエッセイ集で、雑誌に連載されたものをまとめたもの。愛や恋愛やについてを中心に考えを述べている。難解な部分もあるが、三浦先生の想いや考え方が理解できた。『孤独の意味も、女であることの味わいも』を読んだ時も感じたが、三浦氏には自分の全てを曝け出せる強さがあり、さまざまな苦難を乗り越えながらも前に進む行動力はすごいと思う。動画も拝見しているが、活躍を期待したい。

    「この1年は、暇ができたために落語によく通った。人間のダメさ加減を、これでもかと詰め込んだ落語に救われていたのかもしれない」p22
    「男が活躍する場を設けなければ、彼らは現代の家庭に居場所がない。都会

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    2025年05月25日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    ネタバレ

    不倫に対してさまざまな角度から議論する良書

    友達から読んで欲しいと渡されたのだが、パートナーがいる人もそうでない人も気づきのある本だと思う。

    中野さんは科学者特有のリアリズムな視点で、一方三浦さんはより哲学的で理想主義的な感覚がした。
    その2人の意見が交差しながらも、女性目線というところで同意している部分もあり見応えがあった。

    特に不倫の「倫」について深掘りしていくところは個人的に興味深かった。

    三浦さんのあとがきでもあったが、不倫はだめならば愛するということは無意味なのかという問いに対して、
    倫理を侵してでも心を傾ける行為のみで価値があるという主張に深く共感した。

    我々も生きている

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    2024年12月04日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    超高学歴の二人の女性が不倫について語り合っているが、流石に引用している資料というか、話の糸口にしている本が素晴らしく感心した.結婚制度自体の欠陥を隅に置きながら、不倫の妥当性を論じている感じがした.このような女性だからか、伴侶に対する言動がある意味で温厚で、皮肉ぽい所もありながら正当に評価している点は素晴らしいと感じた.不倫を糾弾する空気に関して、宗教的な背景も含めて的確な議論をしていたと思う.キリスト教と儒教の違いも考慮に入れた議論は、納得できるものがあった.「結婚生活においては利他的であることが秘訣だ」との文言は、数多くの機知に富んだ語句のなかで最も良かった.

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    2024年03月26日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    女性の立場から、そして脳科学的な見地と文化的な背景から不倫をどう捉えているのか?、そのディスカッションは大変興味深いものでした。

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    2023年12月22日
  • 孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)

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    1人の人間が経験した消えようのない悲しい体験と、そもそも女であることや孤独を生きることについて、丁寧かつ正確に努めた描写で表現してあり、それらを噛み締めるように読むと、悲しみが自分の中にも湧き起こり、涙が出そうになるエッセイ。

    ご自身の人生における内省や、ある意味での成長と発展を書き起こした本で、読むとその波長と観察眼と記憶力にうっとりさえする。

    この方の波長は、自分の中の暗い部分にとても合うと感じ、読んでいて心地良い本であった。

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    2023年10月12日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    P75
    愛が終わらないという保証はないわけです。それなのに、私たちがなぜ、率先して結婚という束縛される枠組みを選択しようとするのかということについては、よく考えなければならないですよね。生活安全保障や子育て、同志的関係を維持することが目的なんだとしたら、性愛は別の自由意思として切り離せばいいのに、なかなかそうはならない。

    P183
    今まで生きてきた家の呪縛から逃れるために、新しい人生を始めるという意味が結婚にはすごいある。

    P243
    自分が見込んで信じた男は「真実の愛」なんか持ち合わせてなくて、単なる性愛どろどろの男に過ぎなかった、みたいなことは。

    P253
    愛は、心を傾けるという行為の

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    2023年07月01日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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     途中まで読んで放置していたが、太陽光の一件でこの本を思い出し手に取ってみた。

     両者とも頭の良い人で独特の感性を持っているので知的な格闘技を見ているよう。

     脳や遺伝子の見地から語る中野氏、社会的に結婚とは何か、という見地で語る三浦氏。

     面白く読んだ。

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    2023年05月06日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    日本の選挙権者は、米国のように、政治的保守リベラル、経済的保守リベラルで分かれているのではなく、防衛安保政策に対する意見により最も大きく分かれているため、他国のように、経済成長の行き詰まりによって、保守・リベラルの両方が先鋭化するという現象が起きていない。これは良いことでもあるが、野党が弱体化して政権を取れる見込みが無いことの原因でもある。野党が防衛安保について理想論にこだわっているために、自民党が、政治的リベラル層や経済的リベラル層まで取り込んでしまっているのだ。野党が政権奪取を目指すには、防衛安保政策に関して現実路線にカジを切って、政治的リベラル・経済的リベラルを打ち出す戦略に切り替える必

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    2023年01月04日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    脳科学者・中野信子さんと国際政治学者・三浦瑠麗さんの不倫に関する対談。

    三浦瑠麗さんは、松原千明さんの訃報に際し、「テレビが不倫しても成立していた家族を壊した」とし、「聞いていれば松原さんの気持ちも分かるのに。(松原さんは)『家族としては大丈夫なんです』と仰ってるのに(リポーターは)『信じてるんですか?』とかバカな質問をしておろかだなと。それに比して、彼女の素晴らしさが際立った」と語っていた。

    僕は常日頃、芸能人だろうと政治家だろうと、他人の不倫なんてどうでもいい、と思っているので、その記事読んでとても痛快だった。
    そしたら中野さんとこんな本を出しているじゃないですか。

    なんで、不倫はメ

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    2022年12月30日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    民主主義を機能させるために、言葉による競争が必要。多様な価値観・理念に基づく対立を政治に反映させる必要。

    経済リベラル(分配重視)vs経済保守(成長重視)
    社会リベラルvs社会保守
    外交安保リベラルvs外交安保リアリズム

    若者:他の年齢層より経済リベラル
    若者:他の年齢層より社会リベラル
    若者:他の年齢層より外交安保リベラル
    若者:自民支持が多い

    テロ対策の強化のために国による監視を強めるべきだ。賛成70%(全体)
    韓国に対して歴史的問題で妥協すべきではない。賛成75%(全体)
    中国は領土的野心を持っていると思う。賛成80%(全体)

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    2024年05月04日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    代表制民主主義の限界か

    本書で一番注目すべき点は、第一にアンケートの設問の重要性である。設問の仕方によってアンケート結果を大幅に操作することが可能である。「本音と建前」の節にはなるほどととても感心した。ポリコレにより、設問も回答も「建前」っぽくなってしまっている。
    第二にそのアンケートを二次元に展開した各種の図である。文章で書かれた著者の主張には賛否両論があるだろうが、アンケート結果を展開した各種の図には、それなりの説得力があるし、著者の主張とは違う読み取り方も可能である。
    本書の出版から1年半ほど経つが、後半第六章の記述は現状をそのまま説明していると言っても過言ではない。第七章の安全保障問題についてはウクライナ

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    2022年10月01日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    中野信子さんと三浦瑠麗さんの対談形式の本。あまりテレビを見ないので、ブラウン管の中のお2人を存じ上げない私。結婚制度のことや脳科学的な観点でのお話を興味深く読みました。オキシトシン受容は自分はどうなんだろうとか考えました。恋愛と性愛の微妙さとか。過去のロマンスの再確認…ふーんみたいな。
    読んでみたい本もいくつかありました。
    「愛は心を傾けるという行為のみで価値がある」

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    2022年08月06日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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     選挙の際何を基準に投票政党を選んでいるかを調査を用いて分析している。その結果、よく言われていた「今回の選挙の争点は、増税と年金2000万円問題です」という論述は間違いで、実際は外交安保が理由となっていたらしい。「あなたの価値観診断テスト」やってみたら社会リベラル、やや経済リアリズム寄りのリバタリアンだった。主観ではなくちゃんとしたファクトを基に分析しておられたので大変興味深い内容だったが、政治にさほど詳しくないので、用語などぼんやりとした理解しか持っていない物が多く、少し難しかった。

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    2022年07月18日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    個人的な思い至りとそう相違はなかったかな。
    自分の観点やら重心がどこにあるのかお二人のお話に耳を傾けて考えてみるといいかなと思う。

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    2022年06月10日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    頭のいい女性2人の対談だから、
    凡人には読み解けない部分もあった。
    「おわりに」だけ読んでも醍醐味が味わえると思う。
    不倫だけじゃなくて
    多くは家族とか結婚のシステムに関する
    見解だった。

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    2022年06月04日