三浦瑠麗のレビュー一覧

  • 政治を選ぶ力

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    ネタバレ

    基本的には現在の政治の話ではあるものの、橋下氏の考えや実践から得られた方法論がきちんと出ている良書。

    議論となるところもあるが、決して厭な気分で終わることはなく、刺激に満ちた対談だった。

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    2020年04月05日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    著者の本を読んでみたくて手にしました.接続詞が極小で完結な文書で読みやすかったです. トランプ大統領について,アメリカの本音の代表者で,しがらみにとらわれない政治家と理解しました.最低の評価からスタートしたので逆に今後ポジティブな評価をされることが増えていくのかもしれませんね.

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    2020年03月01日
  • それでも、逃げない

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    ネタバレ


    三浦さんと乙武さんによる対談。三浦さんの話を乙武さんが聞いている様子が、とても心地良い。

    「弱い存在を守ることと、リアリズムに立つことは、両立します。
    私にとって理性で物事を判断するということは、けっして感情を殺すことではなくて、真実を見つめ続ける強さを裡に養うということです。」
    強くて美しい、大好きな女性だなと思う。

    以下、共感したところ

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    「自分を伝え、相手をわかろうとする行為が関係を疲弊させる可能性ってありますね。とりわけ女性にとって、パートナーに自分を理解してもらうということは大事なように思います。
    男性の多くが求めているように、単に相手に「受容される」という

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    2020年02月10日
  • 21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか―

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    歴史を紐解くと、同じ仕組みで生き続けた国家はなく、その時代に合った制度を作りえた国家だけが生き残っている。
    過去の反省から軍隊を認めていない日本において、誰が国家を守るのか、そのコストは誰が払うのか、また、国際社会のなかでどのような役割を負うべきなのか、真剣に議論できる環境がまず必要だろう。
    徴兵制の提起により、国民が国家の安全、国際社会への貢献を自分事して考える機会となればと私も思う。

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    2019年09月16日
  • 政治を選ぶ力

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    非常に面白かった。

    政治の世界に疎い理由の一つとして、よく分からないから、ってのがあると思うが、この本はまさに題名通り、政治を選ぶ上での着眼点をつけてくれる。

    そうか、この点を物差しにすればいいのか!

    と気づかせてくれる良著。


    橋下さんは元から嫌いではないけど、この本を読んでますます好きになった。ものの見方が冷静で客観的なので、全体的に凄く説得力があるとおもう。

    後、外国人による日本の土地の購入や、中韓との付き合い方の下りは目から鱗がおりた。


    相手に敬意を示しつつ、主張すべき点は主張する。

    これは政治を超えて、生きる上で気をつけるべき点だよね。

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    2019年09月05日
  • 政治を選ぶ力

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    不確実な時代には政治もアジャイルに行かなければならない。たかが制度設計、理想論はいくらでも言えるが、必ず負の力が発生する。そこを動かしやすくする潤滑油が、情報開示と定量評価であると思っている。

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    2019年07月23日
  • 21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか―

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    かなり衝撃的な提言だが、戦争を我が身のこととして捉えることは必要だと思う。戦争体験談や資料を知るだけでは抑止力としては足りないのだろう。その方法として徴兵制はありえるのかもしれない。でも臆病なので、他にも方法があると信じたい。

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    2019年04月03日
  • あなたに伝えたい政治の話

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    リアリズムとこれから日本が歩む道の心細さと怖さを考えさせられた一冊。
    僕自身、戦後秩序からバブル崩壊、21世紀初頭の政治に関して認識が整理できていないところがあったので、本書の透徹したリアリズムに基づく各ファクターの整理と提示を読むことで、現実を把握するという意味で有意義だった。
    安全保障については理想論ではなく現実を直視すべきというのが著者の基本的なスタンスだと思うし、そこには概ね同意できる。正規軍を持つことが国家の構成要素として必須であることが国際的な常識であることも、安全を担保するには一定の血のコストを覚悟することが必要という現実があることも理解できる。が、やはり日本人としてはそのドライ

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    2019年03月23日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    トランプ大統領が誕生した原因となったアメリカの内情や、同大統領がどのような考え方を持ち、どのように世界を相手にふるまっていくのかが著された一冊です。本書が発行されたのは2017年2月ですが、トランプ大統領が選ばれる結果となった、アメリカ国民の現状に関しての取材は、実情がよく分かり為になりました。また、世界情勢についてもイスラム国に関してのトランプ大統領の対応は的中しています。その他にも、宇宙戦略へ向かうであろうことも言い当てています。現状とは異なった部分もありますが、それも含めて勉強になる一冊だったと思います。

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    2019年02月25日
  • 日本に絶望している人のための政治入門

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    前著「シビリアンの戦争」が興味深かったのをきかっけに著者のブログもちょくちょくフォローしていた。ブログ読者にとっては既読の項目も結構含んでいる。

    ナショナリズムを嫌悪しつつ空想的平和主義にも懐疑的な穏健保守、といういわば「ビジネスパーソンの気持ちいいところ」が立ち位置の人、という印象を抱いていただけに、この割とラディカルな書名はやや意外かつ期待値は高かった。お、あえてこのタイトルなら予定調和でない何か新しい視点が得られるかも、と。

    その観点からいうと、安陪政権に対する評価が総じて肯定的なのはやや肩透かし。もちろん「肯定している」ことそれ自体への不満ではなく、それなら別にこの書名でなくてもよ

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    2019年01月02日
  • 国家の矛盾

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    大臣を歴任した高村正彦と三浦瑠璃の対談本。

    高村のちょくちょく入る自慢は鼻に付くが、彼がリアリストで、同じくリアリストの政治評論家の三浦瑠璃との対談は噛み合ってた。

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    2018年10月20日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    トランプ大統領の当選直後に出て、その頃読んだ。
    内容はあまり思い出せないが、なるほど、と思って面白く読んだ記憶がある。

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    2018年03月21日
  • 日本に絶望している人のための政治入門

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    日本の状況を努めて客観的に見ていると思う。
    しかし、妄想の世界に生きる人々が多数の現実。予想が当たることはあっても、提言が活きることはなさそうに思えてならない。

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    2017年12月24日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    第4章までをきっちり読み込めば良い本。

    ●オバマ政権が成果を出せなかった理由の1つとして、上院と下院がねじれ状態になったことが挙げられている。ねじれ状態には、2010年の中間選挙で共和党が下院の過半数を獲得したことでなった。また、2014年の中間選挙では、上院と下院ともに共和党が過半数を占める状態となり、オバマ政権は政策を行っていく上で非常に困難な状況となった。

    ●社会的弱者がいかにして不平等を感じない状況にするか、それが組織上での大きな鍵となる。また、不満が大きくなっているときはトランプのようにそこを作り上げれば短期間的にではあるが組織が一定の方向に向かうこともある。ただその先のことを考

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    2017年08月05日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    Podcast ザ・ボイスそこまで言うか!でいつも聞いていて、このタイミングで本が出たら読んでしまいますね!
    アメリカ大統領選について、現地でしっかり取材してまとめてあるなと感じました。新聞やテレビのメディアだけではわからないことを知ることができます。

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    2017年07月24日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    冷静にトランプ旋風から当選後、そしてその後の展開までを語っている。
    最近保守の側の論しか読んだり聞いたりしていなかったので、中道からリベラルよりの論はなかなか興味深かった。

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    2017年02月19日
  • 「トランプ時代」の新世界秩序

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    イヴァンカがモデルやってたことを揶揄されるのは女性蔑視からではなく「馬鹿だ」という文脈からではないのか?「馬鹿だ」という文脈でなら大学時代アメフトに打ちこんだ政治家(ようするにスポーツだけで有名になった田村亮子的な人やプロレス議員みたいな人)も揶揄されうる。というわけで、三浦は一部たとえ話がヘタクソだったが、まあ全体的には非常に面白い。あと、ハンチントンの「文明の衝突」は実際には起きてなくてイスラーム文明圏の中でのみ衝突が起きてるっていうけど本当にそうかな?アメリカ資本主義の象徴である貿易センタービルにアルカイダが突っ込んだのってどうなのかな。イスラム過激派が十字軍を目のかたきにしてる件につい

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    2017年02月12日
  • 日本に絶望している人のための政治入門

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    テレビで売り出し中の新進気鋭の政治学者に興味があったので購入。政治学者らしい切れの鋭さを期待していたが、保守にもリベラルにも配慮した内容で、公平さやバランスのよさを感じられる面もある反面、物足りない部分もあった。2015年時点での安倍政権の現実的な政策を評価しつつも、リベラルへの期待も忘れない。武力介入で国際紛争は解決しないと書いているが、一方で明確な解決法を示しているわけでもなく、政治やイデオロギーの対立に起因する紛争が解決しなくなっていことこそ問題であり、絶望の原因であると感じた。

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    2016年12月20日
  • 日本に絶望している人のための政治入門

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    2016年の選挙は憲法改正まで見通した大事な選挙になるので、それに向けて参考にしたく読みました。
    内容が現在の安倍政権をベースにしているので、読むなら今しかない本でもあり、リベラルの立場から現代の日本の政治課題を考察しているので、是非手に取ってもらいたい本です。
    日本の政治に決定的に説明責任が欠けているので、議論が進まず、結果恩恵を受けてない若年層が政治に絶望、無関心になっている点、政治は不利益も必ず含むものなので、論争は反対意見を殲滅させるのではなく、今回はこの理由でこちらを優先、という妥協点の模索が真の民主主義である事、については同意見。
    耳目を集めた集団的自衛権については、非常に良い考え

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    2016年05月25日
  • 日本に絶望している人のための政治入門

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      本来、変化に対して前向きであるはずのリベラルは、この国では「●●反対!」という形でしか自己主張できない。本来、あり得べき社会への理想を語るべき保守は、この国では「戦前のすべてが悪かったわけではない」という逃げを打つだけで、何が良かったのか悪かったのかを掘り下げようとしない。こうした中でどこに足場を築けばいいのかという問いに対して、変化してきた世界・社会の現実を見つめながら答えようとしている。

     アベノミクスは「過小評価されている」とおおむね支持。集団的自衛権については現実的な国際関係を考えて「当然」。「日本は特殊」と思考停止するのではなく、現実を見据えよ、大人になれ、と説いている。これに

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    2015年09月13日