三浦瑠麗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は現代日本の女性オピニオンリーダーとも言える二人が不倫や家族観についてカジュアルに語り合う対談集ってとこですね。
中野信子さんは新進気鋭の脳科学者で、著作も多数ありテレビでもよく見かけますよね。中野さんの著作は何冊か興味深く読ませてもらい脳科学的なものの味方や考え方を知り、新しいことを知る喜びを得ました。
お相手の三浦瑠麗さんもここ最近メディアをにぎわしている博学多才な国際政治学者ですね。キレキレで説得力ハンパない弁舌には、あ~僕もこんなに理路整然とロジカルに話せたらな〜と、時に羨ましくさえあります。
まさに才色兼備のお二人!(表現がジェンダー的に問題だと言われかもしれませんが個人の内心の感想なのでご容赦を。最近は発言一つ表現一つ気をつけねばならなくなりました。)
不倫とバッシング、男女の性差と権力、結婚の功罪について、時に脱線しながら自由に語られています。
芸能人不倫バッシングに関するお二人の見解には僕も全面的に賛同。その見解はネタバレになるんで書きませんが(笑
あと特に印象に残ったのは三浦さんの言う結婚観についての4段階構造ですね。
1階:経済と生活の安全保障
2階:親としての責任
3階:夫婦間の信頼関係・夫婦の愛情
4階:恋愛感情・性的関係
4階はあったらいいがなくても構わないだそうです。現実主義で堅実な考えですね~、サバサバ感が…(笑。うーんなるほど。これは批判を呼びそうですが考え方としてはわかります。
お二人それぞれの著作は、これからも興味をもったものは読んでみようかなっと
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Posted by ブクログ
政治に限らず、以下の言葉は答えのない仕事全般に言えること
で忘れずにいたい
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単ですが、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。"
以下メモ
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国民も野党も政策よりも人に注目しすぎ
阿部さんだから反対→感情論
→これでは議論が深まらない
ちゃんとした数字を使って批判する
→一時点の数字ではなく変化を見る
→また、他や平均と比べてどうなのかなど
政治に科学を持ち込むべき
問題点を具体的に指摘し、こうすればいい、ああすればいいという選択肢や修正案を提示するためのファクトであってほしい
■野党について
批判のための批判をいくら繰り返しても時間の無駄
今の野党は自分たちが政権を取った時にきっちりとできる自信がないことを求めたり批判していたりしている気がする
野党と違う選択肢を提示することが役割
1.別のベクトルの提示
2.ベクトルは認めて、もっと強力に推し進めるという提示
→今の野党に2は見られない
■政治の選択とはよりマシな選択
100パーセント完璧な政治なんて存在しないと
→副作用のない薬がないようにマイナス面のない政策もない
日本人は完璧なものを求めすぎていて
ちょっとした問題点や瑕疵を見つけて
「これはもうだめだ」と全部を否定してしまう
→解決策を取れず現状維持という名の下降局面に入ってしまう
保守、リベラルというのはもはや意味を持たない
■動く政治か動かない政治か
動く政治は都市部と親和性が高い
→地方と高齢者は動かない政治がいい
■メディアやインテリ
常にマジョリティを代表しているという意識ががある
→現状に満足していない時に出てくる過去に対する美化や幻想
改革する人には落ち着け
落ち着いた人には変化を
というは
や大手メディアには政治を評価する自前の物差しがない
→★これはまさに感じる。
■民意
民意に振り回されてはいけない理屈があるが
民意を受け止めなければならない現実がある
このバランスが政治
→その判断には数字が大事
「大衆は愚にして賢」
マーケティング政治
→数字を参考にはするが、長年の間でそれを解釈する、いわばアートですね
日々の民意、建前の民意に重きを置く政治は良くない
→日々の世論は一貫性に乏しく、政治的な生合成が取れなくなるから
→→税金を減らして社会保障を厚くして、と言われるようなもの
実行プランをしっかりと固めてから住民投票や国民投票にかけるべき
■政治を動かすのは熱量
支持者の数??熱量で政治的エネルギーが決まる
■景気対策について
・雇用者数を上げること
・GDPをあげること
→両方やるべき
韓国ムン政権は
最低賃金を上げすぎて実体経済と合わなくなり、失業者が多くなってきている
日本経済の問題点は生産性の低さ
→いいものを作っても安くしか売らないこと
低い労働力があるうちは最先端技術への投資は進まない
→高い技術を買うよりも、低賃金で人にやらせた方がいい、という判断につながるから
■日本は危機感が少ない
同じところに留まるために、走り続けなければいけない(鏡の国のアリス)赤の女王
■戦略的エイヤー
権力を持った人間がしっかりと決断をして、責任を取る覚悟を持たないと
■税制
競争は所得の再分配とセットにしなければならない(橋下さん持論
OECD加盟国の消費税平均19パーセント
→日本はまだ低い方
税は取れるところから取る、ではなく、簡素でフラットな、効率的な税制が望ましい
→複雑な軽減税率はコストがかかってしまう
地方と国の予算を合わせると200兆円
GDPの4割くらい
■公務員
日本は公務員が世界的に見ると少ない
→ただ給料は高い
人の配置は財源の責任と常にワンセットであるべき
→そうしないと無尽蔵に人を要求することになる
■怒りや嫉妬
怒りや嫉妬を利用して改革を進めたときに、常に気を受けないといけないのは、どうやってそれを制御し、解消していくか、ということ
■橋下さんの政治の方向性
チャンスを皆に公平に与えた上で
徹底的な競争を促す。
その上で、弱者になってしまったものをサポートする。
→常に動いているから、弱者を守りすぎると強者になっていたりする
チャンスを生むと言うことは弱者と強者をどんどん入れ替えること
→競争を否定すると弱者が固定化される
■安全保障
3つの方向性
①日米同盟堅持派
②自主防衛路線
③安全保障は世界政府が担う派
②③は抽象論、観念論(今はないものの話)なのでうまくいかない
■保護貿易か自由貿易か
資源のない日本では自由貿易しか取り得ない
→アメリカトランプのような保護貿易は無理
■危機管理には4種類
1.嘘を突き通す型
→最悪
2.概念逃げ切り型
→概念を狭く定義し、それに当たらないとする
3.問題提起型
→素直に認め、でも問題点を提案する
4.尻尾切り型
→責任者を辞めさせて終わり。これも最悪
公文書は失敗も含めて宝
→プロセスでどんな議論を重ね知恵を振り絞ってきたか、必ず後世の参考になる
■靖国問題の解決はA級戦犯を、分けて祀ること
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単ですが、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。" -
Posted by ブクログ
ネタバレテレビで見て著者に興味を持ち、読んでみた。テレビでの印象の通り、基本的には自民党政権を自明のものとし、そこに改善を提案するスタンス。
リベラルを自認するも立民党の力不足は明白でお話にならないといったところか。
内容は分かりやすく現状(2015当時まで)のおさらいに役立った。しかし、タイトルから期待した現状打開の提言についてはさほど感心するところはなかった。そこは物足りない。
内容メモ
ーー自分の感想
●著者の基調ーコンパッション(共感)
ーー著者の言わんとするところが今ひとつわからない。共感はいいとして、もうひとつ踏み込んで論じて欲しかった。というか、共感に熱がない。
●日本の二大政党制は
日本の社会福祉制度などはリベラルの努力の成果でなくほとんど保守政権の政策の都合から推進されたものである。
リベラルの政策はいつも自民党に取り込まれてきたからリベラルの存在意義を示すことが難しかった。
日本の政争は従来保守と保守のせめぎあい。経済利権vs統治利権だ。
ーー確かに自民党はずっと中道左派だったと思う。しかし安倍さんのもとで右翼思想が強く示され、グローバル化で状況も変わった。そろそろこの体制も終わるべき。リベラル弱すぎる。結局自民党を超える理想の高さすら示せていない
●リベラルとは
国民国家の枠組みで身を護るのが保守
国境を越えて世界の人に共感するのがリベラル
ーー日本のリベラルは内向きで世界で起こっていることに無関心では? 人権や平和を守るための軍事介入が行われているとき日本は国際協調すべきかなど他人事すぎて考えてないだろう
●集団的自衛権議論の泥仕合
安全保障論議を法律論に押し込めて議論する伝統
それぞれの勢力が勝利宣言するためにも、論点を字句解釈に矮小化する手法をとった。それこそ日本の政治的、知的伝統の積み上げであり、本質的でないことが本質的という複雑な状況
ーーこうして敵を殲滅することなく和をもってウヤムヤのうちに決着。和を尊ぶ美風のようであるが建設的な議論が展開されにくい。報道を見てるとイライラする。論点がずれているので、後に役立つ議論にならない
●闘え左翼 ただし正しい戦場で
いつまでも平和と憲法に拘泥すべきでない。
闘うべき論点は
非正規・女性・地方。
国民の4割が今や非正規労働者。
ーー非正規が4割もいるのか。(本書は2015年出版)
なんでこれを最大の争点にしないのか。最低賃金は1,500円から2,000円にすべきだしできることはたくさんあるだろう。リベラルならではの政策をアグレッシブに打ち出せばいいのに。 -
Posted by ブクログ
社会的価値観
経済的価値観
という軸で政治家を論じるのは、
前に読んだ「自民党 価値とリスクのマトリクス」に似ていたので、すっと入ってきた。
この本の本題ではないが、日本にも飛び級があってもいいのになと思った。すべてとは言わないが、飛び級したければここに行けみたいなルートがあると面白いんじゃないかと思った。
金槌を持てば全てのものは釘に見える
→イギリスの格言
→知識は大事だが先入観は危険
社会的価値観
経済的価値観
の軸
維新が国政で大きな足掛かりを作れないのは、大阪のような大義がないから
→二重行政廃止や万博招致など
大義は対立軸と深く関係している
★政権を取るためには政権が推し進めている以上にすすめるか、真逆のことを言うしかないが、今は自民党が中道なので、なかなかむずい
★日本は飛び級がない
→優秀な人をとことん育てた方が合理的だとは思う
日本では平等主義の観点から選択的な投資は難しい
日本の教育は
・身の丈、と
・実力主義、と
・平等主義
の三つが組み合わされたものになっている
平等だけを目標とすると人間集団から努力する意思が失われて停滞する
→★社会主義的な
だから、日本は、平等主義の観点から自助努力の価値観を害わない範囲で、つまり成功者に与える見返りをあまり多くしないことで才能を社会に還元させている
→たとえば、ゴーンの報酬が日本では取りすぎだった
日本では抜け駆けをせず、根回しをし、相手の望むところを察する" -
Posted by ブクログ
「朝生」や他のメディアでの、あくまで建設的な議論を維持するための落ち着いた姿勢、穏やかな声音、噛んで含めるような話し方、その言葉選びがどうにも好ましく(あと美人なとこも)、一度この人の書いた物を読まなければなあとぼんやり思っていた。本書は約2年間のエッセイやコラムをまとめたもので、表題のとおり彼女の日々の思索を、時に政治学者として鋭く、女性として凛々しく、そして母として穏やかに綴ったもの。ともかく思ったより早く読めてよかった、2,3年前の時勢なんてすぐに忘れてしまうから。
自己啓発本のように押し付けがましくなく、ぽつりとした独り言のような呟きなのに決してスルーはさせない強さと存在感が、文学的で瑞々しい文章に溢れていて、その一つ一つの言葉の選び方にも彼女の人となりを感じる。言葉を、そして言葉を媒介に想いを伝える行為を大事にしている人なんだなあという印象。
話題は多岐にわたる。大学無償化、女性専用車両、リベラル、ポリコレ、配偶者控除、#MeToo運動、浮気報道、ポピュリズム、体罰、教育、家族、etc. 政治的な話題に関しては「見事にメディアに踊らされてんなあ」という自省の念が強かった。勿論三浦さんの意見が絶対的に正しいというわけではないが、それにしても彼女が言及した「世間」の反応と当時の自分を当て嵌めると苦い思いが込み上げる。常に自分の頭で考えることは、心がけていても実行するとなると難しいし、「考えられていなかった」ことを自覚するのはもっと難しい。それだけでも私にとって本書を読んだ価値はある。
あと、同じ女性性を持つものとしてはやはり、性差別問題や母としての子供・教育への眼差しが印象深い。女性専用車両の問題は、小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の「不当に恵まれた性への嫌悪」を彷彿とさせたし、過熱する#MeToo運動に対するカトリーヌ・ドヌーヴさんらの声明や、不当なバッシングを受けたエマ・ワトソンの世間への反論は、日々のちょっとした引っ掛かりやモヤモヤを的確に形にできる人が世の中に存在するのだと、安心と勇気を与えてくれた。そして、大きな愛情に裏付けられつつも冷静さを失わない母としての三浦さんの眼差しは、私もそう在りたいと思わせ、そう在れるように自分を大切にすること、思索から逃げないことを提示してくれる。見え隠れする人間としての弱い部分も、なんだか可愛らしくて魅力的だ。
どうしても時事的な要素が強いので、あまり間を置くと再読には適さないかなと思うが、彼女の"これから"は追いかける価値があると思う。コロナ禍の今、彼女の目には世界がどう映っているのだろう。 -
Posted by ブクログ
インタビュー形式でで書かれていて(笑)なども入っているので政治の難しい話でも読みやすい。2人とも同じ考えのところもあれば、お互いに違うやろ!って思っている所もあるが、主張は主張として聞き合っているのは大人な印象。
腹黒さ必要説と税金の取り方と追求の逃れ方が面白かった。
取れるところから取ったら良いではなく、それでどんな社会を目指しているのかが大事。
論外なのは「嘘をつき通す」→絶対バレる。
〇〇には当たらないという「概念逃げ切り型」→弁護士が多用。
政権末期は「尻尾切り型」(笑)
1番有効なのは正面から認め反省した上で何故その問題が生じたのか情熱と論理で問題提起する「問題提起型」。
表面はにっこり礼儀正しくしながら、ボコボコに殴るトランプみたいなの(笑)が外交には必要。 -
Posted by ブクログ
そうか〜。なるほどと思うところをピックアップ。
日本のくびきとは何か?
どんな国民よりも差を際立たせること、くびきを意識させることに居心地の悪さを感じる。格差という概念や言葉に敏感。一体感を損なう、空気が読めない行動や言説への反発と制裁の厳しさ。社会的弱者と向き合うことは社会の欠陥を認めることであり、一体感への脅威となる。
日本の労働者の4割を非正規が占める。先進国の時給は1500〜2000円水準。ワークセイム=セームペイ
保育、母子手帳でなく本来は親子手帳。男女とも保育所のお迎えに間に合うか夕方になったらソワソワする社会が普通。いいね!
日韓関係2000年の経済危機に韓国が知米派になったことから変化。 -
Posted by ブクログ
政治って難しいな。経済、行政、法律、軍事、外交、教育、福祉どれもこれも複雑に絡んでる。
軍を民主的に統治するために確立されたのがシビリアンコントロールの原則。
日本に突きつけられているのは、世界で起きている紛争について、主体的に考え、リスクの伴う判断も負わなければならないということ。
リベラルって?
憲法9条と平和、専業主婦と働く女性、組織労働者と非正規労働者。壁を取り除くのは難しい。
高齢化と言う票の格差の温存による都市部の軽視で、日本の投票者の平均年齢は60歳近くになっているのでどうしてもなってしまう。
少子化対策に9ページ!誰でも入れるようにするというのは賛成だけど、保育所間で自由競争させるのはないなぁ。 -
Posted by ブクログ
出版社も、炎上目的で本を量産することが常態化してしまったと思います。とても話題なお二人なので、そのコメントも、もちろんコメンテーターとしての役割は、非常にあると思いますが、
なんというか対談から、なるほどなと視点を期待してしまう私からすると、正直な所、どうかなと思う次第です。
お二人とも、語る根拠を自身の「経験」から、
導くという話法は、私には、あまり受け入れるものではありませんでした。経験から、語るなんて当たり前じゃんと思うかもしれませんが、全くそうではなく、その経験から、智慧として導き出される知識は、正直、あまり人様の役には立ちません。
もう少し自分のソトの視点から語る方が、
有用な場合も多々あります。