三浦瑠麗のレビュー一覧

  • それでも、逃げない

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    三浦さんに「女性」としてどうなのか、と角度をつけて乙武氏が聞く。
    男と女などを切り口にすることで、雑で政治的で、人目を引く話にする役を、乙武氏が引き受けているように見える。
    三浦さんは、そこを丁寧に指摘しつつ、少しサービスとして、言える範囲のはなし、限定した話として答える。
    この本の仕立てに、「炎上マーケティング」の匂いぎする。
    勿体ない。

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    2022年05月18日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    めちゃくちゃおもしろかった
    “不倫と正義”ていうタイトルやけど、そもそもなぜ結婚するのかっていう話に興味が湧いた。
    結婚することによる個人の利益で考えると不動産譲渡なんかの例があげられるけど、数値化すると結婚の価値なんてそんな高くない。
    でもそれを超える、この人と一緒にいたいとかっていう気持ちが生まれて、結婚という制度があるから使おうっていう考えとか、興味深かったなあ。全然不倫と関係ないけど笑

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    2022年05月03日
  • 不倫と正義(新潮新書)

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    中野信子さんと三浦瑠麗さんの対談形式で不倫について語られた一冊。両者引き出しが多いのでとても面白い、中野さんは「不倫」に関して書かれた本を出しているだけあって、脳科学視点で不倫のメカニズムが語られていて勉強になった。昨今の芸能人が不倫したら、社会的に抹殺するまで叩かれる現象も冷静に語られていて、いろいろ容赦なくてよかった。「不倫なんて叩かれて当然」と思っている人にこそ読んでもらいたい作品。

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    2022年04月24日
  • 私の考え(新潮新書)

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    ネタバレ

    バランスをもつこと。
    冷静に伝わるよう、表現すること。
    そうしたことに長けた人だと感じた。

    「女性であること、自由であること」が興味深かった。
    「だから#MeTooの人民裁判は終わらない」の
    「どれほど罵倒され軽んじられ、べっとりとした性的な加害の欲望につつんで支配欲をおしつけられても、わずかでも反応することで相手と交信することの方が耐えられない。
    それでもうちへ帰ると悔しくて、自分が汚れてしまったような気がする。記憶を払い落としたくてビールを呷っても、頭を掻きむしっても、脳裏にべっとりとくっついて離れない。そんな経験をしたことのない人たちが、人口の約半数を占めている。」(p109)
    職場で

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    2022年05月01日
  • 私の考え(新潮新書)

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    最近お見かけするようになった三浦瑠麗さん、読んでみました。
    女性が書いたビジネス書が少ないのはなぜだろう。短編集の要素もあって、小説としても良い作品でした。月くんと惑星くんのコラムが好き。

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    2022年04月10日
  • 私の考え(新潮新書)

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    国際政治学者という立場なので当然だが、政治や戦争のことなど難しいワードが並んでいる。が、0歳児の子育てをしている身でこれを読むと、どうしても母親としての彼女の側面に目がいってしまう。

    メディアで、おじさん達を論破する姿を目にする機会が多いが、女の子のママでありワーキングマザーでもある著者。
    普段見られない一面を見ることができ、素直に素敵なママだなぁと思ったし、今後は彼女の発言を違う目線で聞いてみようという気になった。

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    2022年02月04日
  • 政治を選ぶ力

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    コロナ前の安倍政権の時の対談。まさか近い未来にこんな時代が来るなんて思いも寄らないだろう二人の対談。それが故に橋下さんの「100%正解の政治なんてあり得ない」と言う文中の言葉は妙に説得力があります。
    橋下さんの考え方、発言は相変わらず、気持ちがよく、かつ分かりやすい!三浦さんの本は今まで読んだ事はなかったが、三浦さんも非常に説得力があるメッセージを発信されている。

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    2021年09月23日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    日本にはもっと分断が必要です
    は煽りすぎだけどなんか主義・政策の整理が必要だよね
    って論旨には賛成
    保守・革新から何も整理せずにリベラルが出てきてぐちゃぐちゃになった感じ

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    2021年09月12日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    データに基づく日本の分断 民主主義 を問う。
    分断イコール悪というステレオタイプに一石を投じ 何が日本 奇妙な政治的安定をもたらしているかを論じる。秀作だと思う。

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    2021年07月26日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    気鋭の政治学者による選挙行動におけるろんてんの分析。的確な分断があるのが真の民主主義。

    自民党支持者や他の野党支持者の政治的なイシューに関する分析。保守、革新といえど日本では意見はほとんど変わりがない。結局、小選挙区制下でも二大政党制が実現せず自民が一人勝ちを続ける理由がよく分かる。

    一方の野党。どのように政策テーマを掲げて国民を良い意味で分断できる。今の政治と官僚の不信感を煽るだけでは、政権奪取は不可能だろう。そもそも本人たちも諦めているだろうが。

    現状の分析から健全な民主主義の実現へ。得るところは多い。

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    2021年06月10日
  • 政治を選ぶ力

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    内容はすごくわかりやすかった。対談本なので2人の意見が違うのが当たり前。私は橋下さんの意見に近いので、三浦さんの意見はそういう意見もあるのかと新鮮だった。

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    2021年04月20日
  • 私の考え(新潮新書)

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    週刊新潮にて連載された、3ページ程度のコラム。
    この人の言葉選びのセンスはとても美しく、好感が持てる。
    戦争、政治など、とかく男性目線で男性によって語られることあの多いトピックを女性の視点で柔らかく、しかしスパッと切っていく様はお見事。

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    2021年04月14日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    『日本の有権者の投票行動がごく限られた憲法や日米同盟をめぐる対立軸によって大きく影響を受けている…政権交代のために必要な対立軸が日本政治には欠けている』
    『桜を見る会問題でいったん低下した内閣支持率は、安倍政権が何もせずとも年を越すと回復した…自民党支持に多くあげられる理由は「他に選択肢がないから」つまり野党の魅力が少ない』
    『野党政治家が政権への怒りを表明したSNS投稿で稼ぐ、数千から数万程度の「いいね!」は、所詮内輪での「バズり」であり、そうした戦い方では支持を広げることはできない』
    『政党が長く存続し、支持を集め続けられるかどうかは、組織運営とリーダーシップに加えてブランド戦略何重要』

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    2021年03月03日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について

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    三浦瑠璃氏による、ご自身の山猫研究所監修の簡易版価値観調査の説明と結果、そしてそれに関連した価値観の違いによる分断について意見を述べたもの。以前にこの簡易版価値観調査は実施したことがあり、今回、詳しくその見方を理解できたことは有意義であった。さらにその結果から読み取れる日本人の傾向も興味深かった。後半は、調査結果からわかる日本人の価値観の特徴を各政党が活かしきれていない実態と、政治的な議論においては分断を恐れず、むしろ分断した方が状況としては望ましいと述べている。確かに、安全保障や社会保障、原発などエネルギーなどの大きな論点については、賛否両者の議論を真剣に戦わすことにより、早期の進展がみられ

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    2021年03月01日
  • 私の考え(新潮新書)

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    三浦瑠璃氏が、日本について考えを綴ったもので、雑誌に掲載されたコラムをまとめた本。専門の安全保障よりも、女性や子どもについてや政治・メディアなどについて幅広く意見を述べている。三浦氏の率直で客観的な意見は参考になる。面白い。
    「日本の政治の世界は、論評する分にはまあまあ面白い」p4
    「平和を考える学問は、戦争の研究をしないと成り立たない」p14
    「政治家は、人の話を聴く職業ではなかっただろうか。彼らはしゃべるだけではなくて、聴く練習がほんとうは必要なのかもしれない」p28
    「大学を無償化するのなら、大学人の焼け太りになってはならない。大学が結果を出すことを社会は求めるだろう。すでに少子化問題に

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    2021年02月24日
  • 政治を選ぶ力

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    先日読んだ橋下氏の「実行力」とかぶるととあり。いい意味でぶれてない。
    資産課税での対談で2人のバトル⁈は読み応えあり。
    大前研一氏も提案していた。私もいいなと思ったが、三浦氏が言うように、何をもって資産と言うのか、また諸々の税金が引かれて残った資産に税金をかけるのは二重課税ではのツッコミにも納得。

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    2021年01月14日
  • 私の考え(新潮新書)

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    苦労があっての現在の発言だと共感した。
    2年間のコラムをまとめたものだが、少しの弱さと相反する潔さ、素敵な人に思えた。
    書籍の中で紹介された映画でデトロイトは見た方が良い。

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    2021年01月11日
  • 私の考え(新潮新書)

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    話題になった本「孤独の意味…」の背景、朝生やワイドショーに出続ける真意などが窺い知れるエッセイ。また、猫派だと思っていたが、実はペットの犬二匹と死別していた過去があるそうで。

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    2020年06月17日
  • 私の考え(新潮新書)

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    週刊新潮に連載されていたエッセイやコラムをまとめた一冊。
    政治について、人生について、など題材は様々だが、三浦さんのまっすぐな性格が、強さも弱さもひっくるめてよくわかる。とくに娘さんとのエピソードの数々は、短い絵本を読んでいるかのように美しく微笑ましくて素敵だった。

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    2020年05月19日
  • 21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか―

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    ●読んで得たもの
     徴兵制は戦争準備効果よりも戦争抑止効果が期待できるということ。
     国の平和を確保するためには、国民が分担してコストを負う必要があること。

    ●感想
     選挙の投票率が低く、政治や安全保障に無関心な国民が多い日本。
     所謂「平和ボケ」した国に徴兵制を導入することは難しいと思うが、
    災害対応など軍事力を戦争以外で活用している分野では、広く国民がコストを分担し、
    自国の安全保障確立に対しひとりひとりが主体的に取り組む必要があると感じた。

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    2020年04月11日