阿吽社のレビュー一覧
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実際の史実はどうか分からないですが、この本を読んでいると最澄は本当に運がないんだなあと思ってしまう。もっと唐にいられて、思うがまま空海と一緒に密教を学んでいたらどうなっていたのかなあと思います。
逆に空海はのびのびと楽しそう。勢いを感じますね。
次巻が楽しみです。 -
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差
この作品を読んでいると今まで知らなかった最澄と空海の関係性が伺える。
大乗戒壇設立運動を起こした最澄を理解できる人間はごく僅か、だからこそ苦労も多かったのだろうとも予想できる。二人が互いの理解者の一人になり得る存在だったはずなのに、溝も見える。歴史にたらればは無いが、もし少しでも違っていればとも思う。 -
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悲喜交交
仏道の真理へと進む空海と最澄。
久々に二人が相見えたのは、後に袂を分つことへの始まり。
二人を取り巻く状況も含め、大きな悲しみが近付いているように思えるけれど…悲しみではなく喜びなのか、このあとどのように進むのだろう。 -
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最澄と空海
最澄の真っ直ぐさは綺麗ではある。
空海も真っ直ぐではあるけれども、欲望・渇望への真っ直ぐさのように思える。それは自然のある様にも思える。一方で最澄の真っ直ぐさは澄んだ真っ直ぐであり、脆さも含む。
2人の天才と言うより、天才と天才に近い秀才。 -
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空海の明るさ
平安初期の律令制再編期。
やっぱりドロドロしてるけど、そのドロドロさがうまく表現され、人の陰の部分がよくわかる。一方で陽の部分との対比によってある種の清々しさも感じられる。 -
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力
ここまで読んでふと思ったこと。
同じことを学んで何故差が生まれるのか。
それはいつの世でも、現代の教育においても差は生まれるが、人の力の差に何が影響しているのか。
持てるものと持たざるものと。持たざるものにとっては残酷だなぁと思いつつ、持てるものが進むべき道に出会い進むのも力だなぁと。
一言でまとめると、空海は凄い。笑 -
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置かれた立場
最澄があと数年遅く生まれていれば。
桓武天皇の精神力が保っていれば。
平城天皇ではなく嵯峨天皇であれば。
たらればではあるけれど、たった数日、数時間、数分、たった数秒のタイミングが違えば。
そう思えてならない。
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運も強いのか
南路・南島路をとる遣唐使の成功率は約5割。
それだけでも大きな危険が伴い大変なことはわかるが、そこから先もこんなに大変だったのかと思うと、当時の唐の先進性がよくわかる。
この先、空海が恵加の下でどのように大きくなるのかが楽しみ。 -
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肩透かし
どこまでも慈愛に満ちた最澄と真っ直ぐな空海とを対比的に描いているが、少し淡白な感じもし、もう少し踏み込んでくれたらなぁという印象もある。
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天才の存在感
空海が「空海」となる場面が描かれる。
ただ、天才を側で見る人間というのは常に羨望と絶望が入り混じった感情を持つのだろうと思うと、複雑な気持ちになる。
そして、いよいよ最澄と空海が交わるとなるとワクワクする! -
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引き込まれるが
圧倒的なスピード感とスケールで引き込まれる。
若き日の最澄と空海の苦悩と救いが力強く描かれており、この先の展開が楽しみ。
ただ一つ、現代語(英語)だけはやめてもらいたい。 -
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一長一短あるけれど
最澄と空海。
平安仏教界の巨人二人が大きくなっていく様が興味深い。
一方でエリート等の使われている言葉は若干残念な気がする。 -
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きゃー!
おかざきまり様の大ファンです。仏教も好きです。なのでこの作品をみつけた瞬間悲鳴を上げました笑笑セリフとかもドンピシャです。凄いって言葉しか出ません。