阿吽社のレビュー一覧

  • 阿・吽 5

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    遂に入唐回。最澄と空海の「本当」の出会いもあり、堂々の「第一部・完」という感じか。
    印象深いのは、一介の私度僧であったのに最後まで遣唐使に選ばれることを信じていた空海と、ずっと空海を助けつつ、実は信じ切れていなかった勤操の別れ。勤操の限界に、何かもの哀しさを覚えた。
    天才とは、孤高とは。
    興味が尽きない。

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    2020年02月11日
  • 阿・吽 4

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    4巻も面白かったです。
    空海と最澄の邂逅…この頃はまだ空海は自分より上に最澄がいると思っているけど、最澄は空海の光の強さを感じていて。
    霊仙和尚が登場しました…素敵。
    空海も最澄も遣唐使になることを目指してるのですが、空海は得度もまだだしお金が、ということでこの巻では遣唐使に選ばれませんでした。このときでてくる刀自、嫌いじゃない。にうつ殿はまたちょんぎられてる…再生する人?とはいえ辛いです。
    最澄は遣唐使になれたのですが、安殿の策略で、というのが…政治に翻弄されるなぁ。
    続きも楽しみです。

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    2020年01月18日
  • 阿・吽 6

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    紐(でも縄でも紙テープでも)を輪にしたら両端が出逢ったよ、みたいな……?(わかってない)

    橘逸勢、かなり気になるキャラクターになってきたぞ

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    2018年09月16日
  • 阿・吽 4

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    途中まで最澄も空海も出てこないからあれー巻飛ばしたかななんて思ったけど朝廷のどろどろいざこざも読み応えがあって楽しい。
    空海は最澄のことバッチリ認識してるけど最澄は空海のと「光」扱いなの

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    2018年07月02日
  • 阿・吽 7

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    悟りや真理をファンタジックに表現してあって美しい。
    勤操和尚が素敵。
    それにしてもほおっておけない気にさせる天才達だなー

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    2018年02月27日
  • 阿・吽 3

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    満を持しての空海登場。空海が修行により心の深層に降りていく描写はサイケデリックで、また、息がつまる。悟りの手前の魔境に落ちかかるところは手に汗を握る。異形のものとの交流やサイキックな能力も描かれる。よかった。

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    2015年12月21日
  • 阿・吽 3

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    今回は空海のターン。空海誕生。やっぱいいわあ。面白かった〜。いよいよ海を渡る!にしても、絵がすごい!迫力満点。

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    2015年12月20日
  • 阿・吽 1

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    戦、飢饉、疫病に天変地異。仏は人を救えるのか?念仏さえ唱えれば、苦しみから逃れることができるのか? 平安初期、権力を持ち腐敗していた仏教を革新した最澄と空海。まだ何者でもない若かりし頃の彼らは、僧侶の堕落を知り、官僚に嫌気がさし、周囲の期待を裏切って、それぞれのエリートコースから外れる選択をすることになります。
    重厚な歴史ものも描くんですね。『サプリ』は主観が強すぎるとか、ナルシスティックだとかいう感想があって、好みじゃないかな〜なんて、読んでなかったのですが。

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    2015年11月09日
  • 阿・吽 1

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    おかざき先生の新境地。
    最澄と空海の同じ時代に生きた天才2人の
    生きざまを書いた内容。
    最澄、空海の幼少期~少年期、青年期
    天才2人が本来行だろうレールの上を自らドロップアウトし、それぞれがそれぞれがもがき続けて辿りつくのはどこなのか?
    道を究めるまでのその過程を躍動的に興味をそそるように描いてくれてます。
    この手の話は得意不得意あるにせよ、私としはなかなか面白く読めました。
    1巻はまだまだ空海なんかはまだ空海ともなってず、自分の精神部分を満たしてくれる何かを求めもがき続けてるんですが、最澄と空海が出会いどう影響しているのかなんかもこの先楽しみなところです。

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    2014年10月12日
  • 阿・吽 1

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    おかざきさんのタッチの力強さが魅せます。
    話は好き嫌いありそうだけど、私は好きな方。
    最澄と、空海のフィクション。

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    2014年10月11日
  • 阿・吽 13

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    徳一さんお久、と思ったら東北でミッドサマーやってて最澄さま激おこ(言い方)。「麁食者」って最澄さまらしくない、かなりの罵倒だなと思いました。
    空海さまも「徳一と会うな」ってすごく心配してたのに……これで寿命も更に削っててつらい。


    おかざき先生が阿・吽を作ったきっかけの書についてふれられていて興味深いです。

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    2024年04月10日
  • 阿・吽 10

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    ネタバレ

    「華厳」と「犀の角」。観念的なので沁み込むにはまだまだ自分が足りなかったけれど、ビリビリきました。
    最澄が泰範に執着するのはかつて喪った弟子を重ねているにしては重すぎる気がする…なんだろ?
    でもまた、空海と最澄の道が隣り合ってよかった。勤操和尚がいて良かった…この人ほんとに貴い。。
    乙訓寺のお話、長岡京怖いな…智泉も光定も、独りだったら危なかった。ここも気が合いそうでほっこり。
    空海と最澄がすごろくしてた周りに顕現してた神々はヒンズー教の神かな。インドラ(象に乗ってる)とヴィシュヌ(鳥に乗ってる)がぽいかなと思っただけ。。。



    「応天の門」も楽しく読んでいるので、(伴国道って善男の父親かぁ

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    2024年03月25日
  • 阿・吽 1

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    沢山のレビューにあるように画力がすごい漫画です。密教について知りたくて読んだので、密教の儀式や加持祈祷の様子がなんとなくイメージ出来て良かった。おかざき真里さんの作品てエロスがあるものしか読んだことがなかったけれど、なかったからか、仏教の修行が中心の話なのにどことなくBLのエロス的要素もあるのかしら⁇と思わずにいられない作品でした。まだ最終巻読んでいないので不遜な思い込みでしたら大変申し訳ありません。

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    2024年02月24日
  • 阿・吽 1

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    ネタバレ

    最澄と空海を題材にした漫画。
    絵が綺麗だけれど、人間の欲や暴力も描かれていて初めから衝撃だった。
    最澄は欲に溺れず、実直な僧として描かれている。空海は天才的で、動物的に描かれていると感じた。

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    2023年07月19日
  • 阿・吽 12

    購入済み

    作者なのか編集者なのか

    敢えてなのかはわからないが、所々漢字の振り仮名の間違いが見られることが気になる。
    でも、普通そんなことがあるとは思えないのだけれども…
    話自体は面白いのだけれども、それを打ち消すような部分が各巻に何カ所も見られて少し残念。

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    2020年10月04日
  • 阿・吽 9

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    本巻は「薬子の変」。面白かったけど、短かったなー。もうちょい読みたかった。
    空海の絵が「下手くそ」であるというのは面白かった。空海が対象をどのように認識しているのか、という問題は、「阿吽」という漫画全体にも通じると思われる。
    文字が浮かび上がり、生物が躍動し、光と闇が入り乱れる作画は、読者である我々に「体験」として受容される。
    ぼくたちにとって、最澄と空海の人生は「阿吽」の華やかな描写によって認識されるのだ。
    そして、空海にとって、ほとんどすべてのものはシンプルに認識される。だが、ある特別なものにだけ、彼の認識の解像度は飛躍的に向上する。
    まさに、ぼくたちは空海(や最澄)の認識を(追)体験して

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    2020年03月19日
  • 阿・吽 8

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    平城帝即位後の混乱。
    最澄の苦悩と運の悪さ。
    空海の爽快さ。
    坂上田村麻呂の豪胆さとその裏に潜む悲哀。
    この時代は確実になにかが「要請」されていたことがよくわかる本巻。

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    2020年03月07日
  • 阿・吽 7

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    本巻を読んで、空海の入唐求法の中身はめっちゃ難解なんだろうな、とつくづく思った。
    本作は仏法の難解な教義をビジュアルで描く手法をずっと取っている。それはそれでとても味があって面白いんだが、特に本巻を読むと、もう少し知りたいと思ってしまう。
    それが本巻の「物足りなさ」の原因であろう。
    おいおい、空海の評伝でも買おうと思う。

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    2020年02月25日
  • 阿・吽 6

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    怒涛のごとく展開する「長安編」。まず一ページ目から度肝を抜かれる。そして豪華絢爛な長安の描写は、著者の緻密かつ豪快な画力で、日本人留学生たちの驚きを追体験できる。
    さて、しかしだんだんわからなくなってきた。「すごい」人物たちがぐわーっと一気に登場し、なにが「すごい」かもわからないまま、印象だけが一人歩きを始めてしまったような気もする。
    それがいいのか悪いのか、現時点では判断がつかない。

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    2020年02月22日
  • 阿・吽 1

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    ネタバレ

    流れがつかめきれてないけれどすごい迫力でした。権謀術数渦巻く場所にいるところから始まる最澄と真理の究明を切望して突っ走る空海が出会ったところで1巻終わり

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    2017年03月20日