阿吽社のレビュー一覧

  • 阿・吽 1

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    最澄と空海。むかし歴史の教科書で見た名前だけで、全く知識も興味もなかったけど…これはヤバイ。画の迫力や見せ方に圧倒される。まだまだ序盤だけどこれから壮大になっていくであろうストーリーにドキドキわくわく感が止まりません。所々にある解説を辿れば歴史が苦手で仏教の知識がなくても充分ついていける

    1
    2017年01月25日
  • 阿・吽 2

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    空海キターーーーーッ!!!!!で終わる怒涛の2巻であった…
    『阿・吽』は読みたいけどどうしよう、仏教興味ないし…と言う人も多いんだな、と思われる…平安時代って何時代だっけ、ってな私でも十二分に楽しめる面白い漫画である。読もう。背景解ってない、勉強不足でも読める、それが漫画の素晴らしい所!!繊細な最澄の前で繰り返される人の死…
    彼の心はどうなってしまうんだろうか…
    この辺り、カネキくんに降りかかる運命の残酷さ、それを受け止め決して闇に引き摺られない、あの感じに似てるんだよ…悪意はあるが仕方ないと割り切ってしまっている狂気に「正しさ」は対応できるんだろうか、ってこの図式とか、瓜江と六月が出て来てし

    0
    2016年10月28日
  • 阿・吽 1

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    最澄と空海の事なんぞ、中学で習って以来考えたんじゃないか、って感じだけど、おかざき真里さんの『阿・吽』面白い!!!!!最澄のトラウマ、空海の渇望、共に生き生きと描かれている。
    後の最澄一番弟子の泰範の闇が深く昏く、なのに軽い。泰範の立ち位置と言うか、背景が什造?『摩利と新吾』の篝?タイプと言うか、上手く言い得てないが、暴力を誘発する見た目なのに、それを退ける為に使うのも見た目に付随する笑顔と言う、何とも言えん昏さがいい!!最澄の弟子になった後の彼がどうなるのか見たい…そう言う気持ちにさせる人物(外見が女の子みたいに可愛い為に父親に姉の着物着せられて売られてしまう、その先に待っていたのは恐らく「

    2
    2016年10月28日
  • 阿・吽 1

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    これはすごく好きかもなー。
    空海も最澄もどちらも興味ある人物なだけに、静と動の全く反する二つの魂が重なる瞬間と別離がこの先読めるのかと思うと、凄く楽しみ。
    耽美な絵柄ではないのに、凄く魅力溢れる生きた人間を描くおかざき真理氏も、この題材に合っていて最高かも。

    1
    2014年10月16日
  • 阿・吽 1

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    おかざき先生の、こういうのが読みたかったのだなあ。
    読むまではわからなかったけど。

    絵的な表現がとても好きだ、と思いながら「&」が読めなかったのは、人の情念のような暗い感情の描かれるレベルが高すぎて、恋愛もので見るのはもう辛かったのだなあ。
    と、これを読んだ後なら思える。


    「あの人も、救われなくてはならないよ。」


    今作は人間の業と戦うひとたちの話でもあるわけだから、全開で描かれても爽快に読んでいけそう。
    野生の空海が素敵だけど、泣き虫最澄も可愛いなー。

    怨念の文字を吐き出す悪霊のくだり、鬼気迫るものとユーモアが絶妙に同居している。
    こんな表現方法があるのかー。すごいなー。

    3
    2014年10月11日
  • 阿・吽 8

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    ホラー寄りのSF風味が上手くまぶされていて、相変わらず圧巻の迫力。歴史の授業でしか触れたことのない二人だけど、他の物語も読んでみたくなる。司馬作品とか。

    0
    2024年04月26日
  • 阿・吽 12

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    最澄さま、もう3年も保たないのか。
    終わりが見えていると生も凄味を帯びてくるのかもしれない…彼もすっかり怪物になって、凄絶な美を醸し出しています。
    そんな最澄と空海が組むのを阻止してくる藤原冬嗣、政治家としては有能なんだろうけど人の心はあんまり無いんだなぁ、と思います。とうとう良房も出てきた。
    終わりの方で念押しされる承和の変。

    前の方の巻では確か、「私の名は残らないでしょう」って言ってた気がする光定さんが、めちゃくちゃ伸びてて嬉しいです。問答の場面よかった。
    光定さんと良岑安世が文通したり仲良くしてるのもかわいい。

    空海・嵯峨天皇・橘逸勢で三筆なのか。各時代に三筆っているらしいけど、特に

    0
    2024年04月10日
  • 阿・吽 11

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    ネタバレ

    自分の道を共に歩んでほしいと思っても一筋縄ではいかない。空海から最澄に向けられる想いの大きいこと……

    契約を交わし、求められることに応え続ける空海は永遠に生きなくてはならなくなった。とどめを刺せるのは、同じ高みにいる最澄だけだったけど、彼は先に逝ってしまうらしい…と知ったときの空海の表情が悲しかったです。

    「花を美しいと思うのは、受け取る側の阿頼耶識の美しさ」。同じもの見ても想うことが違うというのはここからなのか…と思ったりします。

    藤原冬嗣怖いな…萩子は有能だから生き残ったけど、別シーンの端女は毒の方食べちゃったっぽい。坂上田村麻呂も殺したの…?やっぱり藤原は〜などと(良房と良相の親か

    0
    2024年03月25日
  • 阿・吽 4

    ネタバレ 無料版購入済み

    遣唐使へ

    桓武天皇の息子が色々闇を抱えて、ただその彼のおかげで最澄の留学が決定するというのが歴史の皮肉でしょうか。
    遣唐使の話は井上靖氏の小説等にも出てきていましたが、命懸けだった訳ですし。
    最澄の講義中に空海と遭遇する場面も非常に印象的でした。
    にうつ様と空海の繋がりも強いです。かなりの良作ですね。続きも読みたいですが、どうしようかしらん、です……。

    0
    2023年09月25日
  • 阿・吽 2

    ネタバレ 無料版購入済み

    最長と桓武天皇

    最澄の周りにも私度僧等が集まってきますが、中には単なる強殺犯も。食料を強奪して目撃者を殺害して生きてきたという。
    手塚御大のブッダよろしく、本当に人を救えるのか?という根源的な問いが立ちはだかります。
    後半は平安京遷都を実行する桓武天皇のエピソードで、天然痘などの感染症や天災などが続き、八方塞がりになりそうなところで最澄との邂逅を果たします。
    荒々しい筆致が作品に合致していて、かなり拍力があります。

    #深い

    0
    2023年09月25日
  • 阿・吽 1

    無料版購入済み

    まだ留学前

    若き日の最澄と空海が交互に出てきて、やがて接点を持つという王道展開というか、歴史ものではあるので、最初はずっと後のあの人が出てきたりで、スケールと筆致が大きくて良いです。最長の悩みもある意味、等身大というか。
    見開きの大ゴマが派手で良いです。

    0
    2023年09月25日
  • 阿・吽 4

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    安殿親王の屈折は周囲によって出来上がってしまったか。
    宮中も仏教も権力争いで、ドロドロして混沌としている。

    0
    2023年07月20日
  • 阿・吽 3

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    真魚が室戸で修行、またツチグモ一族との生活で得た知識が、
    後の高野山開山や四国八十八か所、いろんな伝説につながっていくのかな。

    0
    2023年07月20日
  • 阿・吽 2

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    疫病や飢饉などが頻繁にあって、生きていくのが大変な時代。
    その分、死も身近にあって。
    最澄の苦しみが伝わります。

    0
    2023年07月20日
  • 阿・吽 1

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    平安時代の高僧、最澄と空海。いろいろな逸話のある二人の関わりや天台宗と真言宗の成り立ちに興味があったので読んでみた。

    0
    2023年07月19日
  • 阿・吽 4

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    都に災難。そして政治と仏教が絡むの回。最澄と空海が正式に紹介し合えたわけでもないが、二回目の接触で安心を得てる様子。

    0
    2022年11月13日
  • 阿・吽 2

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    信念を試される最澄。貫く対価は惨い事実を見なければならない。でも逆に災難は人を信教へ向かわせる傾向がある。重い話だけど進んで読む損はない。

    0
    2022年11月13日
  • 阿・吽 14

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    対照的な二人

    最澄と空海はそれぞれの環境や運などが対照的なのに、二人が見ているところは一緒で、親友であるってことが、歴史上の人物という遠い存在ではなく、身近な存在というように考えが変わりました。

    #深い #カッコいい

    0
    2022年09月16日
  • 阿・吽 14

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    終わっちゃった…
    難しくて毎回、新刊買うと前の復習から始めないとだし、読むのにすごーく時間がかかるけど、美しく凄味のある絵と解釈を楽しみにしてました。
    夢枕獏の陰陽師でも「名は呪である」とあったけど、
    のびやかなイメージの空海と
    清廉で厳格な最澄の対比に胸をつかまれる思いです。

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    2022年06月11日
  • 阿・吽 13

    購入済み

    天才か秀才か

    最澄と空海。
    ついに袂をわかってしまう直接的なキッカケとなる理趣釈経。クライマックスに向かって2人の天才・秀才求道者がぶつかり始める。

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    2021年09月15日