阿・吽 14

おかざき真里 / 阿吽社

二人の天才の旅路、奇跡のクライマックス！

その才能を開花させ
真言密教を広めていく空海。

天台法華を苛烈に求めるあまり
孤立さえ恐れない最澄。

互いに強く求めながら
違う道を進むふたりだが
いよいよ「最後」の時が…

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: ビッグコミックスピリッツ
• 電子版発売日: 2021年09月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 107MB

[ブクログ · ★★★★★]

絵も内容も、素晴らしかったです。
漫画の表現力に限界はないのだなあ、と思わせてくれる作品でした。

おそらく膨大であろう取材量と天才的センスが融合して描かれた偉人の物語。歴史と仏教、専門知識がなくても本当に面白いです(自分がそう)。

おかざき先生、マンガワン、名作の無料公開ありがとう大感謝。紙の本買います…

[水道筋たろう · ★★★★★]

司馬遼、夢枕漠を超えた

空海の文学の最高峰とさせていただきます。仏教の高みの描写、唐の美しさ、マンガのパワーを感じます。奈良で昔水銀が取れた逸話と、にうつ様の宝も暗示的です。何度も読み返せる名作です。

＃感動する ＃深い ＃タメになる

[ブクログ · ★★★★★]

年末にまとめ買いして年明けからちまちま読んでた。
とてもおもしろいけど、片手間に読めないのでとても時間がかかる…じっくり味わって読みたいし。
最終巻になっても終わる感じなかったけど終わってしまった～って感じで、もっと読みたかったなー！
けっこう時間かけてしっかり読んだつもりだけど、よく分からないことが分かったのでまた読もう。
仏教の精神性とか教示を視覚化されるのがうわーってなってなかなかすごい。
そして、いろいろな時代のいろいろなところにその教えが生きていて今も残ってこれからもつながっていくのだなと思うとすごいことです。
おもしろかったなぁ

[ブクログ · ★★★★★]

漠然としか知らなかった最澄と空海の活動について知ることができた。理想を実現するために正しさを重視し、正しさをもってあたった最澄。理想を実現するために結果を重視し、清濁併せ呑んだ空海。全国各地に空海の話が残ってるけど空海のもたらす救いがそれだけ身近だったということなのかな。

[オクラ · ★★★★★]

対比の凄さ

正直言っておかざき真里の最高傑作だと思います。
クライマックスの最澄と空海の対比と融合は特に印象的です。

[ブクログ · ★★★★★]

読み終わったときにぷはーっと息を吐いたから、どこからか息を止めてたんだなあ。何処までも透明になろうとする最澄と燃え上がる炎のように絢爛な空海。
おかざき先生の描く曼珠沙華の美しいこと。
巻末のお話がものすごく好き。

[ブクログ · ★★★★★]

終わってしまった…。

もっと読んでいたかった。
繊細な描写、深淵なモチーフ、生き生きしたキャラクターたち。登場人物一人一人にドラマがありすぎるし、もっと深く知りたくなった。
膨大な史料と伝説を練り上げ、ここまで落とし込んだ作者は本当に大変だったろうと思う。

何度も読み返す本になるだろう。

[Q · ★★★★★]

超大作

超大作完結。
歴史上では、晩年仲が拗れたと言われる密教の二大巨頭。
人の生が終わっても、仏の教えは後世まで連綿と続く、という余韻ある終わり方も最高！

[ブクログ · ★★★★☆]

終わっちゃった…
難しくて毎回、新刊買うと前の復習から始めないとだし、読むのにすごーく時間がかかるけど、美しく凄味のある絵と解釈を楽しみにしてました。
夢枕獏の陰陽師でも「名は呪である」とあったけど、
のびやかなイメージの空海と
清廉で厳格な最澄の対比に胸をつかまれる思いです。

[ブクログ · ★★★★★]

終わってしまった……末法の世で、ふたりは今も祈り続けているんだという終わり方で良かったです。
空海さまは亡くなってなくて、今も高野山の奥之院にいらっしゃるので……街を見下ろしてるラストカットしびれた。

死の前日に悲願達成するのって。
朝廷は「正しすぎる光は毒になる」といって最澄を退けてたけど、上手くやれる空海は重用してた。
上手くやってても、「人は金剛じゃない」って弱音吐いてたりしてたんだな。遍照金剛なのに。






母の旧姓が横大路で千年家(横大路家住宅のほう)が本家なので、圧倒されつつ楽しく読み進めてきました(母の実家は新宮ですらないので分家も分家の端の方)。
伝承だけど、こういう伝承は信じるほうが良い人生おくれます。最澄さまありがとうございます✨