「ぱっと見」で「短時間」で「わかりやすく伝える」「見せ方」「伝え方」を紙一枚で実践するための具体的な方法を学ぶことができました。
・なぜ紙1枚でまとめるか、相手に「読んで」理解してもらうのではなく。「見ただけで」理解してもらうようにすることが必要。
・内容はもちろんだが、フレームやテーマなどで瞬時に紙に書かれていること、目的を伝えることが必要。
・目的/現状/課題/対策/今後のスケジュールを型化して、どんなに時間の少ない相手でも、即断即決してもらうことができるような資料を作成することが重要。(非ロジカルで感情をダラダラ長く書いてあるものは、ビジネスにおいて無駄と再認識できた。)
・紙一枚でまとめるプロセスとしては。「整理する」「まとめる」「伝える」がベースであり、これらの作業をそれぞれ1枚でまとめていく(エクセル1/ロジック3→1枚にまとめる)
・「考える」だけでは、情報の整理はできない。実際に動作として実行(PC入力ではなく、手書き)することで、情報をまとめ、整理し、伝えるべきことをもれなく伝えることができる。
・実行にあたっては時間制限を設け、効率的に行うことを意識する。
・1枚を作成するときは、目的を明確にする。「誰に」見てもらいたいのか、「何を」伝えたいのかを自問自答する。(「そもそも」の目的は?)
・「伝え方」においても、言葉だけでなく動作を併用することで、相手に聞いてもらう姿勢を促すことができる。(指で示す/構造のフレーズ(ポイントは3つ等))
エクセル1を活用すれば、テーマに対して、リンクするポイントや、伝えたいこと、ブレストの情報整理が見える化してできる。
・相手の問いは、「What」「Why」「How」に集約されるため、自問自答する際は、この3つを軸に考える。(ただし、昨今で最も重要な答えは、Howに潜んでいることが多いため、Whyに固執しないことが必要。)
・紙1枚にまとめる本質は、自身の業務の時短化も目的ではあるが、多種多様なヒトとのビジネス上のコミュニケーションを活発に行うこともつながる。
・相手に選ばれ続けるための、型を自身で確立し、信頼を勝ち取る。
物置の中の本棚を整理してたら、出てきて、そのまま掃除をやめて読んでしまいました。
そういえばこの本読んでシンプルに書類を作ることを意識していましたが、改めて自分の仕事の進め方をアップデートするうえで、非常に有益な情報を得ることができました。
現職はまさしくこういう効率化が欠けており、本書のような取り組みを実践できる人がいないため、少なくとも、自分は続けていき、他人との差をつけていきたいと、ブラックなことを思えてしまう一冊です。