小隅黎のレビュー一覧

  • 未来からのホットライン

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    トントン拍子で進んでいくので、読んでいて楽しい
    理屈っぽい人でもスッキリと読めるようなバランスの良い論理構成だと思う。

    あと、登場人物が頭のいい上に物分かりのいい人ばかりだからイライラすることもなく、それも物語全体をスッキリさせている要因だと思う。

    癖のない、上に飽きることもない、いい意味でお茶みたいなタイムリープ系SF

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    2025年09月10日
  • 時間泥棒

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    時間泥棒というタイトルが気になり手を取りました。
    とても読みやすい小説でした。
    文章も長くなく、複雑すぎるわけでもなく、SFを読み慣れていない私でも読破できました。

    主人公は警察官で、時間の進み方がおかしくなってしまった原因を探れ(時間泥棒を探せ)と言われ調査するお話。
    様々な分野の専門家に話を聞いていきながら、真実に近づいていく過程が面白く、警察が主人公ということもあり、ミステリ的な楽しみ方もあるのかなと思いました。

    事件の真相は、私としては面白いと思いましたし、事態を収束させるための方法もとても面白くある種コロナ禍を思い出すような感じがしました。

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    2025年07月17日
  • 時間泥棒

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    あらすじや導入、設定やSF要素はかなり面白い作品
    話もまとまっていてサクッとエンタメを楽しむ分にはおすすめの作品ですね

    中編くらいの文量なので、がっつりSFを…となると描写不足、説明不足は否めないかなぁ…
    兎にも角にも設定が凄く面白いので肉付けした作品読んでみたい…

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    2025年06月19日
  • 時間泥棒

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    星を継ぐものシリーズ以外で初めて読んだホーガン作品。2024年の復刊フェアで購入。
    星を継ぐものシリーズでも感じられた説得力のある科学解説と、あっと驚くようなアイデアが詰め込まれている、短いながらも引き込まれる作品だった。

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    2025年03月13日
  • 時間泥棒

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     短くシンプルな設定ながら面白かった……! 説得力のある(※私にはほぼ分からない)理系設定をベースにしつつ、なるほどと思わされる奇抜なアイデアに読みながら何度も「おお……!」と感心させられました。

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    2025年02月21日
  • 未来からのホットライン

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    『内なる宇宙』に続き、ホーガン作品五作目。シン・エヴァの英版タイトルの元ネタということで、久々に手に取りました(^^) まず一番に、映画前に読んで良かったなぁと…。内容から庵野監督がどんな想いで制作にあたっているのか垣間見れ、大いに期待できそうだ。それにしてもホーガン作品はワクワクが止まりませんな!良い終わり方で最高でした!!星四つ半。

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    2024年04月28日
  • 未来からのホットライン

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    ネタバレ

    特に物語後半からの推進力がスゴかった。
    単純なタイムトラベルものではなく、制約がある中、過去の自分を信じて大切な情報をリレーしていく姿に心打たれた。
    友を世界を救うために過去を改変しようとする。
    そして運命の人には、どんな時間軸であろうと出逢える(出逢ってしまう)のが素敵だった。

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    2024年02月10日
  • 造物主の選択

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    タイタンに文明を築いていた機械人(タロイド)たちとの邂逅を描いた『造物主の掟』の続編。タロイドの創造主である異星人がついに出てくるが、こちらは「巨人」シリーズのガニメアンと真逆の存在で遠く離れた地球ごと危機に瀕することに。
    それに立ち向かうのが、前作に引き続き主人公のインチキ心霊術師のわれらがザンベンドルフ。意外な異星人の正体と、彼らの行動から二転三転するストーリーは前作よりおもしろいと言えるかも。

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    2023年10月03日
  • 造物主の掟

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    大昔の異星人が残した開拓用建設マシンが自律性を得て、タイタンに文明を築いていたという異色のファーストコンタクトもの。
    ホーガン作品の主人公はほとんど科学者だが、本作はなんと心霊術師。しかし悪者に見えた彼が、機械人との邂逅により変質して意外なラストに繋がっていくのはさすが。

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    2023年09月30日
  • 造物主の選択

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    『造物主の掟』に続く作品。元々続きものにする予定はなくてファンや出版社の声に応える形で構想した作品とのことだが、よく書いてくれた。ありがとう、ホーガン。

    巨人シリーズとはまったく違った性質の異星人文明をその起源や進化の側面、文化も含めて魅力的に描くのはさすがだし、機械文明や機械知性と人間の関わりについてホーガン流の人間社会にシニカルな目線で描かれている所なんかはAIに注目の集まる今こそ読むべきシリーズなんじゃないかと思う。

    シリーズはここで終了ですがザンベンドルフたちはこの後どんな仕事をしていくんだろうなと想像したくなる。

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    2023年06月07日
  • 未来からのホットライン

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    「星を継ぐもの」四部作を読み終って寂しくなり、過去の作品に挑戦。一種の時間旅行物だが、ホーガンは、現実社会は実際このとおりなのでは、と思わせるのがとても上手い。読み終わると、いつも妄想が止まらない。

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    2020年08月16日
  • 無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン

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    SFマガジン700収録の一遍がいいな、と思ったので。
    まずは短編集から。
    数々の賞を取られた作家さんなのに、ちゃんと読むのは初。

    SFマガジン700収録の『ホール・マン』はこちらにも収録。
    結果、この一冊の中で一番好きなのは『ホール・マン』だった。
    静かで、クールで、ちゃんとSF。
    ファンタジーじゃなく。
    というのが素敵。

    全体として3種類くらいにタイプ分けできるかなーと思う。

    まずは、ああ、これがSFってものだな、というタイプ。
    異星人とか宇宙とか。
    軽く読めるしこれを(私が好きな)ハードSFと呼んでいいものかは悩むけど、ちゃんとしている。
    ちゃんとしているというのは、ファンタジーじゃなくてSFということ
    (私の中のファンタジーの定義は、知識ではなく想像力で書かれた架空の世界の作品)。
    かつ単純に、物語として、小説として、上手。
    アクション多めの短編もあるけれど、ただの活劇ではなく、仕組みがあったりちょっと小気味が良かったり。
    切れ味が良い部分がしっかりある。
    知性を感じるって言うかね。
    私の理想よりはちょっと元気がいいけど、良いと思います。

    次のタイプは活劇タイプではないSF。
    私が一番好みのタイプ。
    『ホール・マン』、そして『無情の月』。
    『無常の月』は短編集のタイトルにもなっている作品で、
    宇宙とか異星人は出てこないタイプのSF。
    発想が素晴らしい。
    物語のトリガーである“そのもの”の直接の描写は出てこないのに迫真に迫っている点、
    最初よくわからなかった主人公の行動がだんだんと判明し集約していく描き方、
    よくできているなあ、と思う。
    発想と描き方の両方が良い。
    ヒューゴー賞を取ったらしいけど、わかる。

    ちょっとダメだったのは、『馬を生け捕れ!』。
    コメディなのかな。
    コメディなんだろうな。
    後書きを読むと、次に私的に「うーん」だった『終末も遠くない』もラリイ・ニーヴンらしいようなので、こういうのも書く人なんでしょうね。
    (と調べたらファンタジーもお得意らしい)
    まあ好みの問題なんだけど…。
    これが最後のタイプ。

    ハードSFタイプの物は是非積極的に読んでいきたい。
    そしてこのくらいが理論と物語のバランスが取れていていい。
    やっぱりグレッグ・イーガンはそのバランスがいまいちだな、と改めて。

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    2020年02月15日
  • 時間泥棒

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    SF。時間SF。
    時間を盗むエイリアン?
    サクッと読めるアイディアストーリー。
    ストーリーはシンプルながら、アイディアは良いし、キャラクターも個性的、読後感も良く、十分に満足。

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    2019年06月06日
  • 無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン

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    SF。短編集。
    同タイトルの古い方の短編集とは収録作が違い、同じ作品はは2作だけ。
    「無常の月」「ホール・マン」「終末も遠くない」は既読。
    〈ノウンスペース〉シリーズの3作品がとても面白い。本格宇宙SFプラス適度なユーモアという感じ。パペッティア人が印象的。
    他作品は、終末、コメディタッチのタイムトラベル、ファンタジーと、また違った雰囲気。
    ハヤカワ書房さん、傑作選の出版ありがとうございます。この調子で、ニーヴンの全作品復刊してくれてもいいのよ?

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    2018年05月28日
  • 未来からのホットライン

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    本格的(というのもおかしな表現だけど)な印象の作品。 前半は取っつきにくいのでエンタメ小説として読むにはあまりオススメはしない。 こういった時間モノが好きなら読んで損はないように思う。 時間線の移動に関しての描き方はとても面白いけどもう少し何か細工があるのかと思った。 しかし30年以上前の作品とは思えない。 詳しいことは知らないけどシュタインズゲートはこの作品の影響を受けてるんだろうなって感じ。

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    2018年02月08日
  • 時間泥棒

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    ホーガンの割りと短めの中篇。ホーガンの小説は2冊目くらいかな。まだ代表作のアレも読んでない。

    ニューヨークで起こった謎の時計のズレ現象。何故か最先端のデジタル時計は遅れるのに、手巻きの懐中時計はずれない。また、遅れる地域もあれば、教会などでは遅れない。時間を盗んでいる何者かをなぜか追う羽目になった警察のコペルスキーは…。

    前半はぼんやりと時間が遅れていることを表現しつつ、わけのわからない状態を受け入れる主人公たち。古典哲学などで理解をしようとするものの、結論には至らず。そして後半では畳み掛けるように明らかになっていくメカニズムとそこから考える解決策。

    敷いた伏線は必ず回収し、ぼんやりとした展開も無駄にせずに解決に使う。

    欠点といえば、専門家ではないコペルスキーが、かなり万能にメカニズムを解決してしまう点。もちろん深いトライアンドエラーの思考実験があるわけだが。

    短い上に、出オチのような始まり方に戸惑うかもしれないが、ちゃんとSF読みにも納得の展開で、読み応えがあった。後半は一瞬で読めてしまうんだけどね。

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    2017年11月13日
  • 神の鉄槌

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    なんなんだいこの70年代のB級アメリカ映画みたいな装丁は。。。ハヤカワさんはこの本を売る気がないのだろうか。あまりにダサすぎるだろ。。。
    登場人物の内面にあえて踏み込まずに出来事だけを淡々と描くという著者の手法が最も純粋な形で結実してる。
    そして、ドラマやクライマックスもない。宇宙船の乗組員たちは淡々と運命を受け入れ、死を確信すると淡々とセックスに励む。平板な記述がかえって新鮮で興味を惹く。
    ハッピーでもバッドでもないラスト、ここも淡々としている。叙事詩だなー。

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    2017年10月01日
  • 銀河パトロール隊

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    スペースオペラ史上燦然と輝く古典、レンズマンシリーズの第1巻。その中で、シリーズでは中心的なヒーロー、キムボール・キニスンが候補生を卒業し、晴れてレンズマンとなった瞬間から、グレー・レンズマンにんるまでの部分を描く。
    アメリカのスペオペ黄金期に登場した作品で、すなわち大変古いものになるのだが、今でも古さを感じさせない。そして、ドク・スミスの本領はその壮大さにある。
    別シリーズのスカイラーク・シリーズにも登場するが、惑星サイズの宇宙船など、ざら。時間的にも、超古代から未来にまで及ぶ。それを背景に、レンズマンと呼ばれる一種のスーパー・ポリス(というか、日本にはないが軍警察)が活躍する物語だ。
    シリーズ第二の人気者、竜にそっくりのヴェランシア人レンズマンウォーゼルもこの巻で登場する。
    ヒーローが公共の場で喫煙するなど、さすがに今では古さを感じさせるシーンもあるものの、壮大なストーリーは何度再読しても全く飽きる事がない。

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    2017年03月08日
  • 時間泥棒

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    なにしろ最初に書いてあるあらすじがおもしろそうすぎるんだよ!
    創元SFはだいたいそうなんだけど、これは特に。

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    2016年02月18日
  • 未来からのホットライン

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    過去へメッセージを送るプログラム?何それ?一種のタイムマシンね。物理学的な話は良くわからなかったけれど、存在する宇宙の時間的な在り方の一つの提示はそれもありかと思わせてくれる。他の作品も読んでみようかな。

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    2014年10月05日