小隅黎のレビュー一覧

  • 造物主の掟

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    機械生命体の遺伝子プログラムに含まれたバグを補完するための繁殖、人格と宗教の発生、科学の発達、宇宙という異世界で繰り広げられる歴史に人類が介入してしまったら?そしてその介入者側に利己的すぎる意思があったら?
    最初の創世記さえクリアできれば、ユーモラスで人間性あふれる機会生命たちの物語を楽しめるはず。

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    2012年07月25日
  • 未来からのホットライン

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    イギリスの片田舎で作られたタイムマシン。過去一日まで遡りメッセージが送ることができるが、未来から届いたメッセージを過去に送らなくともメッセージに変化はない。
    タイムマシン物の付き物たるパラドックスに対し、序盤ではかなり濃密な考察が展開されてこれだけでも満足感は十分。タイムマシン自体が厄介ごとを引き起こすのではなく、あくまでタイムマシンで厄介ごとを解決するという展開も非常に好き。ホーガン的な前向きなSF。

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    2012年06月25日
  • レンズの子供たち レンズマン・シリーズ4

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    スミスによるレンズマン正伝では一番最後のシリーズ。それにしても、これが今から60年前に書かれたことに驚く。今発売されたとしても内容的には全然おかしくない。SF小説なのに。中身はスターウォーズみたいに銃や刀でチャンバラをするというより、思念の戦いがメイン。それをSF小説勃興紀に書くことがすごい。スミスは更に続編を考えていたらしいが、その前に死んでしまった。惜しい。是非読みたかった。

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    2012年04月29日
  • 未来からのホットライン

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    シュレーディンガーの悪魔

     すばらしい。ここのところ、映画や書籍でタイムパラドックス関係に触れていたもので、ハードSFの作者がこれをどう描くのか興味があって手にとって見た。

     タイムパラドックスについては、アニメを題材にした簡単な解説がある。しかし、ノベライズとなるとこれが難しい。

     ノベライズ(小説化)する場合、それが特にSFである場合には、ストーリーの楽しさとタイムパラドックスに関する帳尻あわせが必要になる。このバランスをどの辺に取るかが作者の技量によるところだろう。

     「未来からのホットライン」は、まさに熱狂的ファンが多いホーガンがこのバランスに挑戦した作品だろうと思う。私も「星

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    2011年09月16日
  • 未来からのホットライン

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    タイムマシンというよりは、タイムメール?24時間以内の過去と未来にメールを送ることが可能な機械と、関係があるのかないのかわからないたくさんの事件が展開していくお話。

    設定に説得力のあるハードSFは、最初の設定部分を乗り越えるのが大変だけど、乗り越えるだけの甲斐のある面白さだよなー。久しぶりにこんなにがっちりしたSF読んだ。ホーガンとか、ハインラインとか、この辺の作家をまとめて読みたい。

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    2011年09月15日
  • 銀河パトロール隊

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    ・・・・書きかけ・・・・・


    エドワード・エルマー・スミスは、120年前の1890年5月2日に生まれたアメリカのSF作家。

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    2011年09月14日
  • 造物主の掟

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    生命ってなんだろう?機械は生命になり得ない?という問いに対する答えでしょうか。

    荒唐無稽な話なのになぜか納得させられ、次から次へとページを繰りたくなる本です。生殖(?)する機械たち(まったくエロくありませんのでそのつもりで)とペテン師の主人公たち(人間)。創造者たち(機械たちを作った)はもういない。

    ホーガンさんのガニメアン・シリーズの第4作ではまた別の意味の(電脳空間の)生命が登場します。生命(いのち)とは「意思」なのだと思わされる作品です。

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    2009年11月23日
  • 造物主の選択

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    これの前作「創造主の掟」の
    ところに言いたいことは書いたけど。
    とにかく、これは読まないといけない本w
    J.P.ホーガン先生の「カムに乗った」作品。
    最高です。

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    2009年10月04日
  • レンズの子供たち レンズマン・シリーズ4

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    まあもちろん、異類婚姻譚マニアとしましてですはね、二巻以来の蛇おじさま萌えとしましてはですね、名作数あるレンズマンのなかでも、ひとつだけリストに入れるとするならこの巻な訳です。
    いいなあキニスン娘……。クロノ神にかけて蛇おじさまと幸せにおなりー……。

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    2009年10月04日
  • 銀河パトロール隊

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    SFの古典中の古典。
    今入手可能なのはこちらの、新訳。
    SFを小説で読む人は是非。
    シリーズの1作目。

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    2009年10月04日
  • 銀河パトロール隊

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    スターウォーズの原案作とも言われる、宇宙モノSFの大代表作。映像化不可能とまで言われていたが、CGの発達によりそれが可能となり、日本でアニメ映画化もされた。アニメ映画版では、レンズの位置が手の甲になるなどの映像化に際してのかっこよさが強調されて、原作の幅広さや壮大さが損なわれている感がある。ただし、あまりに壮大すぎる世界が、原作者の持つ表現力を凌駕してしまったため、小説版でも今一つ伝わり難い感があるのが残念。

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    2009年10月04日
  • 造物主の掟

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    プロローグの<機械の進化>描写が秀逸!
    ヒトもこんな風に進化したのかなぁと思わせられます。
    <機械>の感情の動きがとても面白いです。

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    2009年10月04日
  • 造物主の掟

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    生命の定義を改めて考えさせられる。荒唐無稽なのはいつものことだけど、それでもホーガンのSFにはいつも、違う何かがある。

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    2009年10月04日
  • 未来からのホットライン

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    イギリスの片田舎の小さなお城の地下室で完成したタイムマシン。人間をその時代へ運ぶものではなかったが、それは過去へ通信を送ることが出来る装置だった! 通信を送るごとに違う未来が形成される。その結果は……。
    ちまッちました感じがかえっていいv

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    2009年10月04日
  • 造物主の選択

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    地球人は機械人を「人間」や「生命」と捉えていたけど、機械人の元になった物を作った異星人は物としか考えてなかった。傲慢さが結局は負けを呼び込んだように見える。

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    2009年10月04日
  • 銀河パトロール隊

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    SF読んでますっていうなら、スペースオペラって言葉を使うなら、ちゃんと読んでおきましょう。正しいSFヒーロー像がここにはあります。ボクも主人公にあやかって、どうにもならないくらい疲れたりダメージを負ったとき、でっかい血が滴るようなステーキをたべて復活を試みます!

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    2009年10月04日
  • 時間泥棒

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    局所的に時間の流れが早く(実際には遅く)なると言う事件の解決を命じられた警官、という主人公像が印象的。テンポよくほいほい読めてしまうんで遠出の際に持って行く事多し。この作家の本の中では飛び抜けて薄い1冊では。

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    2009年10月04日
  • 未来からのホットライン

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    トントン拍子で進んでいくので、読んでいて楽しい
    理屈っぽい人でもスッキリと読めるようなバランスの良い論理構成だと思う。

    あと、登場人物が頭のいい上に物分かりのいい人ばかりだからイライラすることもなく、それも物語全体をスッキリさせている要因だと思う。

    癖のない、上に飽きることもない、いい意味でお茶みたいなタイムリープ系SF

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    2025年09月10日
  • 時間泥棒

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    時間泥棒というタイトルが気になり手を取りました。
    とても読みやすい小説でした。
    文章も長くなく、複雑すぎるわけでもなく、SFを読み慣れていない私でも読破できました。

    主人公は警察官で、時間の進み方がおかしくなってしまった原因を探れ(時間泥棒を探せ)と言われ調査するお話。
    様々な分野の専門家に話を聞いていきながら、真実に近づいていく過程が面白く、警察が主人公ということもあり、ミステリ的な楽しみ方もあるのかなと思いました。

    事件の真相は、私としては面白いと思いましたし、事態を収束させるための方法もとても面白くある種コロナ禍を思い出すような感じがしました。

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    2025年07月17日
  • 時間泥棒

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    あらすじや導入、設定やSF要素はかなり面白い作品
    話もまとまっていてサクッとエンタメを楽しむ分にはおすすめの作品ですね

    中編くらいの文量なので、がっつりSFを…となると描写不足、説明不足は否めないかなぁ…
    兎にも角にも設定が凄く面白いので肉付けした作品読んでみたい…

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    2025年06月19日