香月美夜のレビュー一覧
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ネタバレ貴族院でローゼマインが巻き起こした騒動が、いよいよ領地間の関係に影響が出てくるようになります。
でも、この巻ではまだ前哨戦。エーレンフェストが上位領地に食い物にされるのか、ローゼマインが生み出す流行を活かして地位を上げて行けるのか。ジルヴェスターの手腕が問われることでしょう。アーレンスバッハから花嫁も来るけど、踏ん張ってほしい。
そして、もう一つ大きな転機となるのが祈念式によりハルデンツェルに一夜にして春が訪れたことでしょう。神殿が行う儀式の目的と効果が明らかになると、神殿に対する評価は一変しそうです。そうなるとローゼマインの評価も更に高まることでしょう。ローゼマインを利用しようとする勢力が出 -
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ネタバレマインのユレーヴェの準備を優先するか、領地貴族の魔力量増加を優先するか。フェルディナンドから交渉によりユレーヴェを優先させるマインの姿に商人魂が垣間見えたようでなんだか懐かしくなりました。
しかし、ようやくユレーヴェの準備が整ったと思ったら、早速使うことになるなんて。ゲオルギーネの暗躍もまだ続きそうだし、落ち着いて本に集中できる日はまだまだ先になりそう。第四部では、騒動に巻き込まれても命の危険にに関わるようなことは起きないことを願いたいものです。
そして、前回男を見せたダームエルですが、身分差とマインへの恩が弊害になるとは。結ばれると思って読んでいたので残念でなりません。説明されればごもっとも -
Posted by ブクログ
念願の印刷による本の出版を成し遂げたマイン。書店を作って流通販売させるまでには、まだまだ時間がかかると思いますが、ついにここまで来ました。
本好きの下剋上のクライマックスといってもいい出来事ですが、本に囲まれた生活をするためのスタートラインに立ったところなので、思ったほどの感動はありませんでした。
それよりもこの巻で目を奪われたのは、騎士団の要請で成長したトロンべ討伐に参加したことでしょう。
魔法少女と化したマイン。いよいよ本格的な異世界ファンタジーっぽくなってきました。
そして忘れてならないのがエピローグです。こんなの泣いてしまうに決まってます。卑怯だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいつも読むのが楽しみな一冊ですが、イラストも美麗で目でも楽しめます。今回の表紙も華やかですね。
周囲の人たちは、いろいろと、ローゼマインに振り回されているようですが、なんかアンゲリカだけは少し得をしているような気がします。彼女の見た目は、素晴らしい、とのことですが、今回のイラストを見た限りでは、美人さんなのにそこはかとなく「残念感」が漂っていますね。
ギュンター父さんの頑張る姿と、久々登場のフリーダちゃんも健気でした。他の領地との関係とか、領内のごたごた、お貴族さまが楽をしているとは言えませんが、その下で暮らしている人のことを忘れたくないものですね。