楠本まきのレビュー一覧

  • Kの葬列 1

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    楠本まきさんの作品の中で一番好きなのが「Kの葬列」です。
    死体の入っていない棺桶が一つ。死体が無いにもかかわらず、アパートの住人達は違和感を感じない。
    なぜ住人達はKの死を知っているのだろうか。そしてKの死体は一体どこにあるのか。

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    2009年10月04日
  • Kの葬列 1

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    こちらも大尊敬の楠本マキ様の本。
    こっちはホントに最初はワケがわかりません。最後まで読んでなんとか50%理解ってトコでしょうか。楠本さんの独特の絵柄もあいまって一度ハマったら抜け出せない本。

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    2009年10月04日
  • Kの葬列 1

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    楠本まきさんの本で、初めて買った本。
    初めてでやっぱり強烈な印象を受けたのか、今でもこの作者の作品では一番好き。

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    2009年10月04日
  • コロナ禍日記

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    ネタバレ

    半分くらい読んだか。ちょっと読んで読めそうなのだけ読む。しんどいのはパスする。これがちゃんと読めるようになるにはやはり10年くらいはかかるのだろう。最近ようやく東日本大震災のものが読めるようになったのだから。

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    2023年01月17日
  • コロナ禍日記

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    ただただ日々の集積のみがここにある。
    自分の中で空白の期間になっていたものが、他人の日記を通して少しずつ埋められていく。
    この暮らしを無かったことにしてはならないと感じた。それぞれがそれぞれのやり方で戦い抜いた日々を忘れてはいけないと思った。

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    2022年10月08日
  • コロナ禍日記

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    コロナ禍をどうやって過ごしたのか。日記にすることで、日常の変化やそれに対する筆者や世間の反応の変遷が見えて面白かった。国や仕事によっての違いも興味深くて、その辺もっと幅広く知りたいと思った。

    苦しかった頃のことをいろいろと思い出して憂鬱な気持ちにもなったけれど、記録として大事な一冊になるでしょう。

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    2021年12月07日
  • Kの葬列 2

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    マザーグースっぽい。
    冒頭でマザーグースは出てくるんだけど
    その歌じゃなくてこまどりの歌。

    誰かが死んで
    誰かが何かして
    誰かが何かして
    誰かが殺した みたいな。

    住人がそれぞれにKの遺体の隠匿に関わっていて
    その発端はミカヤなんだけど
    ミカヤが犯人なのか、理由だったりの説明はない。
    表題になってるけどKは遺体としてしか出てこない。
    Gの昇天を読んだら自殺かなと思っちゃうんだよね。

    Kの遺体と飛び降りたミカヤが落ちる絵が
    髪が下向いて、顔が見える状態なんだけど
    実際は違うと思う。
    吊るされた男みたいな象徴として描いてるのかな。
    飛び降り見たことないから正しいのかもしれないけど。。

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    2016年12月17日
  • Kの葬列 1

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    全2巻の1巻目

    トーンがほとんど無くて
    白と黒で表現されていて
    その線がまた美しい。
    冒頭のモルクァラ回収の話では赤も含めた三色。

    Kの葬列から話は始まる。
    同じアパートの住人が参列するが空の棺。
    遺体はないのに住人たちはKが死んだのを知っている。
    Kの部屋の新たな住人ミカヤ。

    モルクァラ回収人といつもバスタブに入っている魚住が修理の終わったエレベーターの上に遺体があるのを発見する。

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    2016年12月11日
  • 赤白つるばみ 上

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    昔と少し絵柄が変わって、緻密に描き込んだ線から少しスッキリとした。
    昔の一コマ一コマ美しかった絵も好きだけど、これはこれで素敵。
    お話は著者らしくあって、何度も何度も読み返してしまう。
    きっと下巻が出るのは当分先でしょうし、スルメのように噛み締めて味わいます。

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    2014年12月30日
  • T.V.eye

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    ネタバレ

    前衛文学が好きな方にオススメです。あるいはゴダールの映画が好きな方。
    三部の作品が収録されているのですが、閉鎖感、無機質、日常のやるせなさ、惰性、そんなものがどことなく非日常的な生活感なく描かれる登場人物(殺人を夢見る空箱のような部屋に住む少年や、同じ名の同じ顔の双子など・・・)
    たちから伝わってきます。しかし、その先に行こうとする前向きな意思のようなものも感じられる。比喩的に言えば(特に後の二編は)何らかの(TVに象徴されるような)「ハコ」に閉じ込められた人々(人生飲む意味性という箱、他者と自分の境界の曖昧さという箱…)の脱出までを独特の乾いた視点で描いているという感じです。最後になりま

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    2011年02月13日
  • Kの葬列 1

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    ...ミステリ・コメディ?
    これは演劇にしたら映えるんじゃないかしら。
    奇妙な死、個性的な隣人、謎めいた新しい入居者。
    あんなアパートメントに住んでみたい…。
    お肉屋さんに変な鳥の卵をサービスして頂きたい。
    本編は謎を残したままで終わるけれど、
    「Gの昇天」等の番外編で色々繋がって来ます。
    いつもながら装丁の美しさが素敵。

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    2010年04月27日
  • Kの葬列 1

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    Kがあの人みたい。すごく昔の漫画なのに、今読んでもうっとりする。耽美を維持するのは生活しづらいけど、やっぱり忘れたくないなぁ。好きな人の腐乱する姿はロマンチックだとは思わないけど。

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    2009年11月23日
  • Kの葬列 1

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    舞台で観て見たい。
    アパートでくりひろげられる
    どこか空虚な人間模様。
    K。
    モルクワァラ。
    それらは理想というものなのかも

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    2009年10月22日
  • Kの葬列 1

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    とにかく耽美で怪しくて不思議な話。
    あるアパートで、住人「K」の葬儀が行われている日、空き部屋になったKの部屋に主人公が引っ越してきます。主人公はアパートの住人から、確かに死んでいるはずのKの遺体が見つからないという話を聞き、興味を抱いて調査を始めうんぬんかんぬんという内容。
    なぜKは死んだのか、死体はどこに消えたのか、色々な謎が少しずつ明らかになっていき読んでいるうちに物語の中にどっぷりと引き込まれます。
    伏線がいたるところにちりばめられていて、読み返してはじめて「なるほど!」と思うところもあり、練りに練られたプロットに感激しました。モルクワァラ回収人と肉屋が好き!

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    2009年10月04日
  • Kの葬列 1

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    出口の見えない淀んだ空気がたいへんいいです。

    真夏のまとわりついてくる、どろっとした、粘着性のある空気が全体に漂っています。

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    2009年10月04日
  • Kの葬列 1

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    全2巻

    ミステリー。
    ちょっと怖いし、難しいので一度読んだだけでは理解できない。
    タイトルのまま、Kという人物の死の謎を追いかけるといった話。

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    2009年10月04日
  • Kの葬列 1

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    とても不思議なストーリー。開かずの部屋があるマンションとその住民の話。絵のタッチが独特。すべてベタのみでトーンは一切使われていない。全二巻。

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    2009年10月04日
  • 赤白つるばみ 下

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    再読(今回、『裏』はスキップしたので、下巻に感想を登録)

    発売当時のときと同じ印象で、やっぱり線に大分安らぎが出てきてるように感じる。
    個人的には神経質なまでの張り詰めた昔の楠本さんの線が大好きだったが、今、大分力が抜けて作者さん本人、幸せそうだなあ(多分)と感じたので、これはこれで良かったなと。

    内容は『kissxxxx』を少し継承した感のある”何もない日常”。
    その中でも、作者の伝えたいこと、社会的メッセージは潜ませているので、まんま平和な『kissxxx』の世界(作風)とはやっぱりちょっと違う。
    ここで既に『裏』の楠本まきさんの方向性が垣間見えていたんだなあと振り返って思う。

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    2024年03月26日
  • 赤白つるばみ・裏/火星は錆でできていて赤いのだ

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    ネタバレ


    「赤白つるばみ」のその後(十年くらい?)。
    SNSで作中の、

    え だって
    ジェンダーバイアスに
    「よいジェンダーバイアス」とか
    「許容範囲のジェンダーバイアス」
    なんてないんですから
    なくなった方がいいですよね?

    というコマが引用されて、話題になったり、その後作者自身の発言がいくつかあったことなど、うっすら聞いた気がしていた。
    で読んでみたわけだが、うーん…… …… ……作中人物が説教臭くなったなというのが、正直な第一印象。
    もう少し時間を置いて読み直して、自分の更新具合を見てみたいとは思うけれど。
    この作品が自分にとって大事な大事な作品になったという人もいるだろうとは思うけれど。

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    2021年12月14日
  • コロナ禍日記

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    緊急事態宣言真っ只中の日記なので、仕方ないけれど、先の見えない日々を辛い辛いと書いている日記が多くて、読んでるうちに苦しい気持ちに。
    職業や住んでいる場所も偏りがあるように感じて、コロナ禍の日記集としては、「仕事本」の方が私には面白く感じました。

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    2020年11月24日