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Posted by ブクログ
楠本まき連読み、その2は三編の短編集。
『T.V.eye』タイトルはIGGY(ストゥージズ)、ラストの「あとがき」的な部分読むと、ノイバウテンが作者の頭の中で鳴ってたようだが、BGMはデッド・ボーイズ『ヤンガー・ラウダー・アンド・スノッティアー』かな。
『カメラ・オブスキュラ』のBGMはスージー&ザ・バンシーズ『香港庭園』はいかが。
『Ch-11』のBGMはテレヴィジョン『マーキームーン』で。
あくまで、個人的見解のセレクトです。
三編、どの作品も方向性異なっていて、どれが好きとは言いがたい。ラストは『カメラ・オブスキュラ』が好き。世界観はパンキッシュで暴力的な『T.V.eye』が好き。『Ch-11 』はマスター、ドロレスのサブ・キャラがイイ味なのよ。
Posted by ブクログ
前衛文学が好きな方にオススメです。あるいはゴダールの映画が好きな方。
三部の作品が収録されているのですが、閉鎖感、無機質、日常のやるせなさ、惰性、そんなものがどことなく非日常的な生活感なく描かれる登場人物(殺人を夢見る空箱のような部屋に住む少年や、同じ名の同じ顔の双子など・・・)
たちから伝わってきます。しかし、その先に行こうとする前向きな意思のようなものも感じられる。比喩的に言えば(特に後の二編は)何らかの(TVに象徴されるような)「ハコ」に閉じ込められた人々(人生飲む意味性という箱、他者と自分の境界の曖昧さという箱…)の脱出までを独特の乾いた視点で描いているという感じです。最後になりましたが、言うまでもなく絵が素晴らしい。本当に素敵な一冊です。
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