【感想・ネタバレ】Kの葬列 1のレビュー

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Posted by ブクログ

10代の頃、楠本まきさんが好きで、この「Kの葬列」も何度も読みました。

当時は、繊細な絵のタッチ、不思議な住人たち、日本でありながら中世ヨーロッパのような雰囲気の世界観、そして何より主人公とKの関係性に魅力を感じ、ただひたすら、その美しさに魅入られていました。

20年が経過して読み返してみると、文学的な表現のみならず住人たちの奇抜な設定自体が当時も今も漫画として斬新(もはや漫画という表現媒体を超越している)という点はやはり魅力的に感じます。それだけでなく、少しずつあばかれていく住人たちの個性が事件解決にうまく絡んでいて、本編と併録されている(2巻)物語でも謎解きがなされるという構成にセンスの良さが表れているなぁとあらためて感心しました。
しかし極めつけはラストの一ページ、少女の言葉ですね。正直、10代で読んだ時は私が幼かったせいもあり、ラストページの意味がよくわからなかったのですが。今読み返してみると、うまい皮肉というか風刺というか、物語の締めに効果的だなぁと思ったりしました。

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2020年09月26日

Posted by ブクログ

もう何回読んだか解らないけど、
しばらく開いてなかった。
何となく今日波長があって再読。

この頃の絵が一番好き。

背景とか、物語の運び方とか、ひとつひとつの絵、描き方が美しいと思う。

Kって何者?

(購入)

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2014年08月31日

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ゴスロリなんて言葉が流行るずっとずっと前からのオサレ漫画だお。「オ・カ・マ」を解読できたあのじっちゃんの読唇術はハイレベルすぎんべって思うおね

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2012年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

” 午前9時30分起床
制服に着替え
5階建てのアパアトメントの
一室一室を訪ね
モルクワァラを回収する。

それが
モルクワァラ回収人
である僕の仕事だ。 ”

引用 - 3 ページより - 


楠本さんの引く細い線が心地よい。

彼女独特のサスペンス感とギャグ感とシュール感だなと思った。

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2012年04月10日

Posted by ブクログ

何度読み返したか・・・
一時はこの世界観にドップリでした。
モノクロの美しさは尋常じゃないです。

話は致死量ドーリスも面白いけど、やっぱコレですね。

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2012年03月17日

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楠本まきの作品でも1、2位を争うくらい好きな作品の上巻。

ヨーロッパの映画見てる気分になります。
彼女が線中毒だった時期の作品で、とにかく繊細で隙のない絵がさすがです。

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2011年07月05日

Posted by ブクログ

楠本まきの漫画。

『Kの葬列』の上巻。

ノイローゼに陥りそうなほどの線へのこだわりが見えて、とても線が美しい漫画。

話もミステリーで、登場人物も個性的で、そして閉鎖的な雰囲気で、フランス映画とかアングラ映画っぽいのがまたイイかんじ。

下巻へつづく

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2010年09月25日

Posted by ブクログ

2巻で完結もの。

傑作。シリアスで幻想的で、キャラが立っている。
まるで大人の絵本のようなマンガだ。

「お・か・ま」のシーンはゾクッとした!

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2010年09月20日

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楠本作品で一番すきかもしれない!
ハーピーに魂貪られてしまうよ。
ゴシック、繊細、アパート、腐乱するKの死体
それで、モルクワァラって?

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2009年10月26日

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耽美派の巨匠楠本まき作品の中でも、1番線が細かく絵がとても綺麗な作品。
ビアズリーの影響からか、本当に線が細かく綺麗。
不思議で幻想的な雰囲気。トリップできる。

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2009年10月04日

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謎の男性「K」
突然消えた彼の部屋に、偶然引っ越してきた僕。
不思議な物体を集める男性。
猫を抱いた少女。
僕が見る夢に出てくる見知らぬ男性。
展開が読めないストーリーです。

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2009年12月24日

Posted by ブクログ

楠本まき作品の中で、しっかりとしたストーリーを持ちつつ耽美度が高いのはこれ。
キャラクターも特にしっかりしていて読み易い。少年の美しさと青年の美しさの競演。
二巻はやはりサイドストーリーが多めです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

全2巻。絡まった糸が解けていくような感覚。書き下ろし最後の1ページが印象的。愛するカタチは人それぞれ。

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2009年10月04日

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ゴシック感溢れる楠本ワールド。
アパートに残された死体の行方を巡って、謎多き住人達が美しく囁き合う。

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2009年10月04日

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アパートの住人・Kの葬儀がしめやかに行われている…しかし、その柩には死体が無い。しかし皆Kが死んだことを知っている。サスペンスのような展開、夢のような物語。螺旋階段と蝸牛の殻の渦がガウディの建築を髣髴させ、ハンス・ベルメールの人形、マザーグースやサロメが象徴的に示され、模倣芸術のように思えました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

今まで読んだ中で、1番好きな漫画です。

螺旋階段、猫足のバスタブ、ゴシックなお洋服・・etc、
ステキなモチーフがいっぱい。

サロメをモチーフにした絵が気に入り。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

時代背景やら世界観が現代的なのに時代錯誤な感じで不思議です。
アパートメントが全ての世界。
Kの世界に閉じ込められた感じがします。

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2009年10月04日

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私のバイブル。「耽美」とはこの漫画のためにある言葉だと思いました。Kさんとミカヤ君の禁断の兄弟愛が切なく美しいのです。

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2009年10月04日

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楠本まきさんの作品の中で一番好きなのが「Kの葬列」です。
死体の入っていない棺桶が一つ。死体が無いにもかかわらず、アパートの住人達は違和感を感じない。
なぜ住人達はKの死を知っているのだろうか。そしてKの死体は一体どこにあるのか。

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2009年10月04日

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こちらも大尊敬の楠本マキ様の本。
こっちはホントに最初はワケがわかりません。最後まで読んでなんとか50%理解ってトコでしょうか。楠本さんの独特の絵柄もあいまって一度ハマったら抜け出せない本。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

楠本まきさんの本で、初めて買った本。
初めてでやっぱり強烈な印象を受けたのか、今でもこの作者の作品では一番好き。

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2009年10月04日

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全2巻の1巻目

トーンがほとんど無くて
白と黒で表現されていて
その線がまた美しい。
冒頭のモルクァラ回収の話では赤も含めた三色。

Kの葬列から話は始まる。
同じアパートの住人が参列するが空の棺。
遺体はないのに住人たちはKが死んだのを知っている。
Kの部屋の新たな住人ミカヤ。

モルクァラ回収人といつもバスタブに入っている魚住が修理の終わったエレベーターの上に遺体があるのを発見する。

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2016年12月11日

Posted by ブクログ

...ミステリ・コメディ?
これは演劇にしたら映えるんじゃないかしら。
奇妙な死、個性的な隣人、謎めいた新しい入居者。
あんなアパートメントに住んでみたい…。
お肉屋さんに変な鳥の卵をサービスして頂きたい。
本編は謎を残したままで終わるけれど、
「Gの昇天」等の番外編で色々繋がって来ます。
いつもながら装丁の美しさが素敵。

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2010年04月27日

Posted by ブクログ

Kがあの人みたい。すごく昔の漫画なのに、今読んでもうっとりする。耽美を維持するのは生活しづらいけど、やっぱり忘れたくないなぁ。好きな人の腐乱する姿はロマンチックだとは思わないけど。

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2009年11月23日

Posted by ブクログ

舞台で観て見たい。
アパートでくりひろげられる
どこか空虚な人間模様。
K。
モルクワァラ。
それらは理想というものなのかも

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2009年10月22日

Posted by ブクログ

とにかく耽美で怪しくて不思議な話。
あるアパートで、住人「K」の葬儀が行われている日、空き部屋になったKの部屋に主人公が引っ越してきます。主人公はアパートの住人から、確かに死んでいるはずのKの遺体が見つからないという話を聞き、興味を抱いて調査を始めうんぬんかんぬんという内容。
なぜKは死んだのか、死体はどこに消えたのか、色々な謎が少しずつ明らかになっていき読んでいるうちに物語の中にどっぷりと引き込まれます。
伏線がいたるところにちりばめられていて、読み返してはじめて「なるほど!」と思うところもあり、練りに練られたプロットに感激しました。モルクワァラ回収人と肉屋が好き!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

出口の見えない淀んだ空気がたいへんいいです。

真夏のまとわりついてくる、どろっとした、粘着性のある空気が全体に漂っています。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

全2巻

ミステリー。
ちょっと怖いし、難しいので一度読んだだけでは理解できない。
タイトルのまま、Kという人物の死の謎を追いかけるといった話。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

とても不思議なストーリー。開かずの部屋があるマンションとその住民の話。絵のタッチが独特。すべてベタのみでトーンは一切使われていない。全二巻。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

これも耽美系。私は好きです。死体をさがせ!という感じのドロドロした、でも変にギャグ(面白くないけど)な作品。2巻まであります。

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2009年10月04日

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