関口尚のレビュー一覧

  • プリズムの夏
    4月ごろに読んでた本。
    「本当のことは悲しみにぞくしているんだな。本当のことを知りたいと思っていた僕は、真実で傷ついた」という言葉が印象的。
  • 君に舞い降りる白
    素性をなかなか明かさないミステリアスな少女に恋する… 同作者の「シグナル」と同じような設定の本作。こちらのほうが現実的な印象を受けましたが、それは「良くも悪くも」。斬新さにはかけるので、全体的なインパクトは薄味ではあります。

    でも石・鉱物を物語のキーアイテムに設定し、数多の種類のそれらと各場面や人...続きを読む
  • 君に舞い降りる白
    綺麗なタイトルと、絵に惹かれ購入♪

    内容までとても綺麗な話で、読後は爽やかな気持ちになれました!!

    恋がしたくなるなー
    美味しいコーヒー飲みたくなるなー

    この本に出会えてよかっです☆
  • 君に舞い降りる白
    表紙がとてもきれいで、タイトルもなんかすごくきれいで思わず買ってしまった本です。
    あらすじを読むと大学生の恋愛話ということで良いなと思ったんですけど、鉱石店というのがいまいちピンとこなかったです。
    読んでみると盛岡が舞台の話で嬉しくなりました(今私は盛岡の大学生なので)。知っている地名とか出てきたり...続きを読む
  • シグナル
    舞台が足利!
    おもわず引き込まれました。

    大学生の恵介は、
    学校を休学し地元の映画館でバイトを始める。
    そこで出会った、映写技師のルカ。

    1.ルカの過去について質問しない。
    2.ルカが神経質になる月曜はそっとしておく。
    3.恋愛は禁止。

    この約束のうえで、
    ルカと一緒に働く恵...続きを読む
  • 君に舞い降りる白
    ほんとは3.5にしたいところ。
    主人公はじめ、登場人物がみんないい人たちばかり。それにみんな少なからず暗い過去を持ってる。
    雪衣がミステリアスに描かれすぎてる気もしたけど、読後感がさわやかだからまぁいいか。
  • ナツイロ
    人間もみかんみたいに見た目じゃ決められないってことみ改めて気づかされました。
    外見に多少難があっても内面はいい人だったりその逆もあったり…
    自分がダメな人間だと思っても変わっていけるんだよというアドバイス、変わっていく勇気をもらえた気がします。
    僕自身、事なかれ主義的なところがあるので、イエスマンと...続きを読む
  • シグナル
    映画化されるとは知らずに読みました。解説を読んで映画化を知ったんですが、正直あまり映像には向かない作品のような気はしました(個人的に、ですw)。
    なぜだか「ぼくのメジャースプーン」「凍りのクジラ」等の作品群をふと思い出してしまったヒロインの境遇はさておき、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を連想させ...続きを読む
  • シグナル
    恵介と流花の関係素敵。
    二人とも心に傷を負いながら、でもその傷と向き合って必死にお互いを理解しようとしている。
    良い話だった。レイジを除いては・・・(笑)
  • 空をつかむまで
    第22回坪田譲治文学賞受賞作。

    水泳部の3人が市町村合併で無くなってしまう中学校の名を残すため、トライアスロン大会に挑む!

    希望をつかむことは、空をつかむようなことなのかもしれない。
  • シグナル
    昔こんな感じの映画館で映画を見てた時のことを思い出しながら読んでました。
    昔は立ち見をしたり、同じ映画を続けて見たり・・・
    今の映画館も好きだが、昔もよかったなと。
    なんか論点がズレてる気が。
  • 君に舞い降りる白
    タイトル、そして目次に魅かれて衝動買い。
     第一章 さよならの水晶
     第二章 とまどいの蛍石
     第三章 思い出のアレキサンドライト
    ちなみに、ハードカバーの時のタイトルは『あなたの石』だったそうです。
    今回文庫化にあたって改題したとのこと。

    もうひとつ衝動買いの理由が。
    背表紙に書かれたあらすじの...続きを読む
  • シグナル
    学校サボっては
    昭和な映画館で
    三本立てを観てた自分には
    かなりツボな作品。


    安全性を重視し誘導灯を点けたままの今と違って
    昔の映画館は、
    完全な闇が支配する密室空間。


    それは自分にとって、
    日常を忘れ、
    映画に浸るためだけにある
    優しくて甘い闇でした。



    時給1500円に釣られて、...続きを読む
  • 空をつかむまで
    主人公の中学3年生の男子3人が
    とある機会でトライアスロンに挑戦し、
    トライアスロンを通して大人になっていく、というお話です。

    主人公の彼らは何も知らない子供でもなく、
    また、全てを知っている大人でもなく、まさに思春期真っ只中。

    純粋な心や感情を持ちつつも、上手くいかない現実にもがき、
    正面から...続きを読む
  • シグナル
    いい話!
    映画化するのか―ぜひやってほしいね、これは。

    徐々に、すごーくゆっくり進展していく恋。とっても優しい、あったかい愛。傷を包むように大事に求めて。素敵すぎるなあ。こういうのすごくいいと思う。レイジの乱れっぷりが対照的ですさまじいし笑 読後感爽快。すっきりした気持ちになります。
  • シグナル
    映画館でバイトを始めた恵介。そこで出会った映写技師のルカは、一歩も外へ出ることなく映写室で暮らしているらしい。なぜ彼女は三年間も閉じこもったままなのか?「ルカの過去について質問してはいけない」など三つの不可解な約束に困惑しながらも、恵介は固く閉ざされたルカの心の扉を押し開いていく。切なく胸を打つ、青...続きを読む
  • プリズムの夏
    関口さんの本、また読んでみたい。
    タイトルがずいぶんとしっくりくる作品でした。

    どんでん返しも意外な展開も
    ないのだけれど(それを求めてたわけじゃなくて)
    ただ素直な主人公達に好感が持てます。
  • 空をつかむまで
    面白かった。でも、こういう充実している中高生の本を読むと、自分が中高生だったころとどうしても比較してしまって悲しくなったり。。。
  • 空をつかむまで
    主人公には幼馴染の女の子がいて、その女の子と主人公の友人である抜群に水泳がすごいに姫とよばれる少年は付き合っていた。
    主人公はいつのまにか幼馴染のことを好きになっているということに気いてしまう。
    妙にギクシャクする3人を和ますのがブー次郎というデブな少年。

    3人の少年達は先生にうまくのせられてリレ...続きを読む
  • 君に舞い降りる白
    恋愛小説は大嫌いやったけど、
    この題名と、自分が恋してるのと、
    同じ大学生ってのと、
    主人公が男の子やったから
    手に取って買ってみた。

    うん、
    ただの恋愛小説じゃなかった。
    主人公が男の子でよかった。
    石の使い方も素敵やった。

    女の子みんな美人すぎやけど、
    でも切なくて痛くて誰かを想って
    石の花...続きを読む