プリズムの夏

プリズムの夏

387円 (税込)

1pt

「わたしはわたしをやめたい。もう消えてしまいたい」。ネットで見つけた、うつ病女性の日記。高3のぼくは、書いているのが片思いの相手・松下さんではないかと疑い始める。映画館で働く美しい彼女にそんな気配はないけど、証拠は積み重なる。死へ向かう、日記の女性が松下さんなら、ぼくは助けたい。どんなに苦しいことがあっても――。ひたむきな想いを描く青春小説。第15回小説すばる新人賞受賞作。

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プリズムの夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月09日

    心に訴えかけてくる本です!

    映画観賞が好きな2人の少年、植野と今井。
    少年2人が行きつけの映画館の受け付けには無愛想ながら魅力的な女性、松下さんがいた。
    ひょんなことから少年2人は松下さんに好意を!しかし仲良くなるのは難しく…
    そんな時少年達はネットの匿名日記「やめていく日記」を読み始める。その主...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月28日

    そういえば高校時代とかって、一度考え始めたら頭の中が全てその事で埋め尽くされるなんてこと、あったように思う。
    二人を見てると、そんなにムキになっちゃぅて…もっとやらなければならない事があるのに…と思うのは少しずつ色んな物を失ってきた大人になったから結果だろうか?

    ラストはお互いを丸ごと認めあって、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月08日

    YAは時代を切り取ったものである。それは現実的な話に限らず、ファンタジー色の強いものでもそう思います。
    読者対象が狭いため、あっという間に世代交代されていくのですね。10代の頃の1年はとても長く、ちょっと前の世相がとても古く感じてしまいます。
    だから昔のYAを今の10代が読むとどう感じるのかは気にな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月25日

    プリズム、と聞いて淡く儚い美しさを連想した。読み終えると薄暗い人間らしさと、それゆえの美しさを感じた。二人の少年の葛藤と情熱という青春が眩しくもあった。

    プリズムとは光を分散させ、光を構成している複数の色を目で見えるようにさせる道具である。光は複数の色が重なって白色に見えている。

    人間もまた同じ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月14日

    現実と折り合って生きていくって大変。
    各々の抱えている現実と向き合いながら、迷いながら生きていってる高校生二人の姿がなんだか懐かしい。

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    Posted by ブクログ 2013年06月20日

    4月ごろに読んでた本。
    「本当のことは悲しみにぞくしているんだな。本当のことを知りたいと思っていた僕は、真実で傷ついた」という言葉が印象的。

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    Posted by ブクログ 2011年07月23日

    関口さんの本、また読んでみたい。
    タイトルがずいぶんとしっくりくる作品でした。

    どんでん返しも意外な展開も
    ないのだけれど(それを求めてたわけじゃなくて)
    ただ素直な主人公達に好感が持てます。

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    Posted by ブクログ 2021年08月25日

    久々に時間に余裕ができ、車内にいながらぼんやりと物語に浸かりたいと思い、夏っぽい高校生の青春ものというイメージに惹かれ読んでみることにした。

    主人公の植野とその親友である今井は映画館で出会った受付の女性松下菜那に出会い、その容姿・性格様々なアンバランス具合に心惹かれ、彼女のことをもっと知ろうと探り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月14日

    青春もの。そんなに好きなジャンルではないけど、少年たちのまっすぐさがキラキラしていた。みんなが幸せになれればいい

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    Posted by ブクログ 2019年11月20日

    松下さんとアンアンが同一人物かの謎解きミステリーとして楽しんだ。解説の人間の性格を形成する5つの要素は興味深く為になった。

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