芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記

芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記

979円 (税込)

4pt

4.0

俳諧の確立のため奥州への旅を望んだ松尾芭蕉。弟子の曾良はその旅に同行することに。師の抱える矛盾に翻弄されながらも、名句が誕生する瞬間に立ち会える感動も味わう。その凄みや壮大な野望を実感するごとに、彼が創作のためには自らとの別れすらも欲していることに気付いてしまう。曾良視点で描く、俳諧の巨人との道中記。軽妙な文体で描かれた珍道中を楽しみつつ、紀行文の最高峰に込められた奥深さ、名句誕生の瞬間に立ち会う感動を体感できる、青春小説の名手による画期的な初の歴史小説!

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芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『おくのほそ道』の旅を曽良の視点で記述する。「おくのほそ道」には書かれていない、いわゆる「謎」とされる部分を次々に解き明かしていく。だいたいそうだろうと思うような話もあれば、著者による新解釈が語られる話もある。
    新説の例として、曽良と芭蕉の別れがある。芭蕉は、記録に変化を付けるため、曽良と別れること

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    知らない作家さんでしたが圧倒的な構成力と展開で楽しく読みました たまたま書店に並んでいたのをタイトルだけ見て買いましたが成功でした

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

     著者は私の大学の後輩にあたる。主に青春小説を書いてきたのだが、本作では誰もが知る松尾芭蕉を取り上げている。しかも、これまた有名な『おくのほそ道』が題材だ。視点人物は、芭蕉の弟子であり旅の同行者の曾良である。

     曾良が、芭蕉より5歳年下であることは初めて知った。芭蕉は「俳聖」などと呼ばれても、聖人

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    <目次>


    <内容>
    『青春と読書』(2023.8~2024.10)連載のものを加筆訂正したもの。河合曽良を主人公に、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の道中を描いたもの。オーソドックスながら、俳句の解釈はすごい。そこまで考えるかはともかく、文学的にもなかなかなものでは?

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    俳諧の巨星、松尾芭蕉。

    その代表作「おくのほそ道」
    その旅の工程を弟子の曾良の視点から
    追っていく物語。

    関口尚さんといえば青春小説のイメージがあったので、
    曾良の年齢が思っていたよりも高くて、
    その点ではあまり関口さんの筆で
    この物語が語られる必要性は薄く感じられた。

    ただ終わり方は曾良が語

    0
    2025年06月09日

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