関口尚のレビュー一覧
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久々に時間に余裕ができ、車内にいながらぼんやりと物語に浸かりたいと思い、夏っぽい高校生の青春ものというイメージに惹かれ読んでみることにした。
主人公の植野とその親友である今井は映画館で出会った受付の女性松下菜那に出会い、その容姿・性格様々なアンバランス具合に心惹かれ、彼女のことをもっと知ろうと探りはじめる。同時にある鬱描写が垣間見えるブログサイトを気になりだす。まあ要するにこのブログサイト書いてるのが松下さんなのではないか、となってくるお話。
親や恋人の影響から将来に対しての不安を登場人物たちは持っており、その影と、年齢ゆえの脆いながらも純粋な真っ直ぐな姿勢とがうまく物語中に融合している。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2019.10.4 本棚の整理のために再読。
辛い過去を持ちながらも教師という夢を持ち、前を向いて努力する主人公・恵介と、映画館の映写室に3年間引きこもり、辛い過去と向き合えないでいるヒロイン・ルカが、映写技士の仕事を通して惹かれあい、ルカが過去を乗り越えていく青春純愛作品。
始めは、ルカが3年間引き込もった過去にミステリー的な要素を少し感じたが、徐々にわかってきた理由が辛くて悲しすぎて、原因の男が人として腐りすぎてて嫌悪感を感じてしまい、ちょっと読むのが嫌になりそうだった…恵介の父親も最低すぎて、こっちが罵りたくなる…。
そんな中、恵介と弟・春人の強さと優しさが心に染みたし、細かすぎる映写技 -
Posted by ブクログ
ネタバレお遍路青春小説!
あと、うどん食べたくなる!
七人の大学生が、それぞれ思いを持ってお遍路の旅に出る。
と。ん?『夜のピクニック』っぽい?
歩いて歩いて、自分と向き合って、それが他者への姿勢に繋がっていくところは似ている。
その中でも、赦し、という部分が色濃いようにも思うし、もっと濃くても良かったかも。
割と、良い人と悪い人がハッキリしていて、結局、木戸さん、アンタ!ってのと、麻耶ちゃんは実は何か抱えているのかもしれない、何か抱えて……あれっ、終わった!吉田さん!?っていう肩透かし感はある。
そういう意味では、記憶喪失の玲と歌えない花凛の物語だったのかなー。 -
Posted by ブクログ
これもまた一つの青春だよなぁ、と思う一冊。
平凡な人間の遠回りな成長物語。主人公の平々凡々な性格を、強引に揺り動かすヒロイン。バランスと呼ぶのか、相性としては丁度いい関係だと思う。平凡ゆえに主人公みずから動かない物語には、ブレイカーが掻き乱すくらいがいいんだな、なんて思いながら読んだ。
ヒロインのリンの性格というのは、中々いないタイプで、過去のことや問題について、全くというほど考えず、強引で、自己顕示欲が強い余りに痛い目を見るが全く反省する気が無く学習能力の無いゆえにまた似たような真似をして失敗する……。だからこそ身勝手な行動をする度に、うんうんそこはやっぱりそうだよな、なんて頷くような感覚