牧野知弘のレビュー一覧
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東京近郊の”街”をテーマとした本を同時期に続けて読んでみました。一つはこの本、もう一つは「東京郊外の生存競争が始まった!」(三浦展著)です。同じテーマでありながらも好対照な内容になっています。「東京郊外~」は社会デザイン研究者である著者による衰退する街の再生策を語る一冊で、著者の”熱量”を感じることができる内容になっています。対して本作は不動産事業プロデューサーである著者ならではの視点でこれからの東京23区の趨勢、いわば”アガる街”はどこかを考察する内容になっています。ただ最終章では「時に別の自治体から、もしくは近くの「街」から人を奪うようなやり方も生じるのかもしれません。」と述べており、この
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20世紀半ばに誕生したマクドナルドとディズニーランドは共に飛躍的な発展を遂げてきたが、21世紀になると業績に大きな差が生じ始める。マクドナルドは、デフレに対応するため価格を下げ、下がった売上を補うために他店舗化を推進したけっか、完全なコモディティ商品となった。一方、ディズニーは施設の魅力を上げることで価値を上げ、今も人気の施設となっている。
同じような現象が、日本の不動産市場にも今後、当てはまるであろう。首都圏の人口は2020年にピークを迎え、3569万人に達するが、その後は減少に転じる。上述の様に、不動産市場もコモディティ化が加速し、首都圏ですら人口増という新たな需要の増加が期待出来なくな -
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不動産における社会問題を様々な切り口で発信する著者。本書では「マイホーム」を持つことの意義とリスクを取り上げる。定番の「持家か、借家か」論、マイホーム価値の向上方法、マンションVS戸建て、二世帯住宅やタワーマンションの問題点などなど。
「マイホーム」を持つということに正解はないのだと気付かされる。そして、マイホームは「買う」、「住む」だけじゃない。マイホームを「貸す」ことにも目を向けるべきだ。
サブタイトルに記されている2022年は都市部の生産緑地が優遇税を廃止される年。それによって、大量の農地が安い価格で市場に登場し、地価は大暴落すると、著者は予想する。つまり、地価相場の大転換になる。