あらすじ
日本の1/3が空き家の時代が始まる――
「売る」から「貸す」へ!
プロだけが知る 運営 の考え方とは何か?
2022年、広大な面積の生産緑地が宅地となり、団塊世代の大量の「持ち家」が賃貸物件に回ることで、不動産マーケットが激変する。日本の3分の1が空き家になる時代、戸建て・マンションなどマイホームの資産価値を高める方策はあるのか? 空き家問題、タワマン問題で注目を集めた不動産のプロが新たなビジョンを提示する!
5年後に生産緑地が宅地化され、不動産マーケットは激変する!
●中古マンションはなぜ5年から10年目が狙い目なのか?
●タワーマンションをなぜ買ってはいけないのか?
●二世帯住宅が投資として間違っている本当の理由は?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ある程度落ち着いたらマイホームを買うんだ、そういうもんだと漠然と思っていたけど、そんな甘い考えを打ち砕く本だった。
特にタワマンの大規模修繕費について恐ろしくなった。踏み倒す住人がいて、コミュニティが崩壊する例があるとのこと。
一生賃貸でもいいかなと思えた。そのくらい身軽でいい。
Posted by ブクログ
新書にしては読みやすく、さくさく読み終わった。
今後の日本で起きる空き家問題や
バブルのときはどうだったかを踏まえたマーケット予想が述べられている。
いまはこの本が出版されたときよりも更に都内不動産価格が上がっている状況なので、いつバブルが崩壊するのかチキンレース的なマーケットになっている。周辺県でも都心アクセスが良ければ3LDK7000万超えの相場感なので、今後どうなるか。
Posted by ブクログ
日本の不動産が今度どうなっていくか、現状はどうか、過去はどうか、プロの目線でどうか。
マンションか、戸建か。
ただ単に買うより投資にまわせということが書かれているのではなく、不動産プロの目線から買うときに注意すること、買うべきタイミングなど書かれていた。
こう言う本を読んどかないと2022年問題の生産緑地の宅地転用で土地が下がる可能性があることも知らなかっただろうし。
不動産系の勉強するには良い入門書でした。
Posted by ブクログ
今の住居からの引越しを考えており,次の住まいをどのようなところにしようかというのは悩ましいところです。
マイホームの購入は考えていませんが,賃貸よりも分譲の方が,一般的に設備が優れていることも事実であり,知人がマイホームを購入したなどの話を聞くと,心揺れ動くことはあります。
その中で,持家派か賃貸派のどちらがお得なのかの比較は無意味であるなどの指摘や,私が不動産に関して感じていたことも触れられており,自分の考えは,そう大きくずれてはいなかったのだと,勇気づけられました。
マイホームを購入することを検討中の方は,一度読んでみても損はない本です。
Posted by ブクログ
マイホームを持つという行動の中で「常識」とされていることが、いかに供給側(売る側)の理論でできているかを、わかりやすく解説してくれる内容。世の中的に「マイホームを買わなければ」みたいな機運が高まっている。思わず流されそうになるが、無理をして買うことが、いかに危険か、罠がいっぱいだということが、よくわかった。また、「負動産」になりがちな実家の相続についても、わかりやすいアドバイスがあり、ありがたい。
Posted by ブクログ
思いのほか良かった。
確かにマンションの価値のほとんどは土地じゃなくて建物。しかもすぐボロボロになる。
P94 多くの日本人は不動産の価値のほとんどを建物においている?
タワマンの多くが容積率が高く、1000%程度のものも存在。⇒一室あたりの土地が狭い⇒せいぜい5坪⇒土地と建物の割合が85:15とかになる。⇒経年劣化する建物の価値にみをゆだねる
P101 たいていの会社は不動産運用の副業を容認
P124 不動産広告というポエム。イメージコンセプト、言葉の意味は何のことやらさっぱりわかりません。意味はなく、客を酔わせる美辞麗句というのはみえみえ。
P130 3つの駅からアクセスできます⇒どこからも遠いのね。
P138 「第一期販売」は売れるかどうかの様子見。売れる物件なら分けて売る必要ない。
Posted by ブクログ
既にマイホームを持っている人も、これから購入を考えている人も、一度は読むべき!
都市近郊のバス物件だとしてもガッカリするなかれ。
終の住処としての物件なのか、投資としての物件なのかで、価値は変わってくる。
この本の後に『プリンセスメゾン』(池辺葵)を読んでみるのも面白いかも。
Posted by ブクログ
住宅購入を考える上で読んでみた本。
なぜ家を買わないといけないのか?のある種の回答のようにも思えた。2022年以降の生産緑地、二世帯住宅の話は参考になった。住宅購入を検討しているなら読んで損はないと思う。
Posted by ブクログ
牧野氏の得意分野である不動産(マンション、戸建て住宅)の話。デベロッパーのつくる夢や幻想に惑わされてはいけないとういう話。買うのであれば5〜10年の中古物件がいいらしい。新築を買うなら自分たちが住むのではなく、賃貸に出すか、数年たってから売るのがよい。買う場合も駅近くでなければならない。
Posted by ブクログ
家、買う前に読む本だったなぁ…
でも、読んでも今の家、買ったかな。うん、買ったはず。(と言い聞かせる)
土地に価値を感じている。
家は価格を押さえて住み倒す。
この二点が基本方針だったので、読んでもショックを受けずに済んだのかも。
あえて言うなら、将来の不動産を取り巻く環境で、「家が飽和状態になるから、高齢者でも家を借りられるはず」というもの。
それが叶うなら一生賃貸もありだったかな?まあどうなるかわからないけれども。
Posted by ブクログ
・家を投資の視点で考え過ぎないこと。
・家を買う本来の意味は自分のライフスタイル充実の助けとするもの
・2022年の生産緑地解除で土地の価格は下がり、ファミリー用の賃貸物件も出てくる。
・投資として儲けるのは難しくなるから、住み倒すつもりで自分達の好きな家に住もう
Posted by ブクログ
マイホームを購入する目的を明確にすべき。
住宅用
投資用ー賃貸 or 転売
今の日本に住宅兼投資用はほぼ無い。
不動産業界にもパラダイムシフトが起きている。投資物件の転売による利益が主たる利益構造だったのが、シェアハウスや商業用賃貸などの管理運営することで利益が出る構造へ変わりつつある。モノからコトへ。
Posted by ブクログ
不動産における社会問題を様々な切り口で発信する著者。本書では「マイホーム」を持つことの意義とリスクを取り上げる。定番の「持家か、借家か」論、マイホーム価値の向上方法、マンションVS戸建て、二世帯住宅やタワーマンションの問題点などなど。
「マイホーム」を持つということに正解はないのだと気付かされる。そして、マイホームは「買う」、「住む」だけじゃない。マイホームを「貸す」ことにも目を向けるべきだ。
サブタイトルに記されている2022年は都市部の生産緑地が優遇税を廃止される年。それによって、大量の農地が安い価格で市場に登場し、地価は大暴落すると、著者は予想する。つまり、地価相場の大転換になる。
ホントかね。生産緑地とか言う土地が不動産市場を左右するほど存在するとは思えない。が、都市部で土地を買うなら、2022年まで待ってみるのも悪くはないかもしれない。