牧野知弘のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
家を建てるならどんな街がいいかヒントをもらえるかなと手に取ったが、大半は空き家問題について書かれていた。
70年代、住宅需要が拡大した時代に競うようにして買った郊外の戸建て住宅が、人口減少やライフスタイルの変化に伴って急速に価値を落としてきていることが、辛辣に書かれていた。「家はマンションとは違って財産になる」と信じて購入し、必死にローン返済をしてきたが、車がないと不便なので、子世代は帰って来ず、高齢者は生活の負担が多い。でも売りたくても値崩れして売れない。そんな厳しい事例もあった。
なんとなく、「いつかは戸建て一家屋」という憧れがあったが、「財産」ではなく「不良債権」になる可能性もあるなら、 -
Posted by ブクログ
不動産会社のプロに勧められて読みました。不動産購入を検討している、いた人にはとても興味深い内容でした。いま良ければよい、またはステレオタイプな賃貸vs持家論を脱却する、日本の今までとこれからの視点から不動産を紐解いてくれています。
不動産を買うということは、その土地を買うこと。地歴、コミュニティを買う。
論理ではなく惚れて惚れて惚れ込んだ家や場所は置いておいても、変化の激しいいま、運用益の全くない不動産購入のリスクを考えさせてくれました。
超高齢化社会、人口減少、相続問題、生産緑地制度の期限切れ、本書には無いですがインバウンドのこれから、人の移動や働き方改革。
供給が増えて、需要が減る。
価 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不動産会社で不動産の買収、開発などを手掛けてきた筆者が現在の日本における住宅事情を分析をまとめたもの。とても分かりやすい説明で、簡潔に主張がまとめられており、納得させられる。未だ誰もが持っていてもおかしくない高度成長期における不動産に幻想に強く警鐘をならしている点は非常に勉強になった。
心に残ったフレーズ:
1.家は地域で買いなさいが鉄則。
2.住宅もコモディティ商品の時代。
3.ニュータウンとよばれる郊外の住宅地では高齢化と人口の社会減が生じている。
4.戸建て住宅をバリアフリー化しても家の周りがバリアフリーでないニュータウンもある。
5.買ってはいけない新興住宅地。東京までの通勤時間が一 -
Posted by ブクログ
今の住居からの引越しを考えており,次の住まいをどのようなところにしようかというのは悩ましいところです。
マイホームの購入は考えていませんが,賃貸よりも分譲の方が,一般的に設備が優れていることも事実であり,知人がマイホームを購入したなどの話を聞くと,心揺れ動くことはあります。
その中で,持家派か賃貸派のどちらがお得なのかの比較は無意味であるなどの指摘や,私が不動産に関して感じていたことも触れられており,自分の考えは,そう大きくずれてはいなかったのだと,勇気づけられました。
マイホームを購入することを検討中の方は,一度読んでみても損はない本です。 -
Posted by ブクログ
個別具体的な戦略の話しは出てこないのですが、これを読むとコンサルに仕事とはどういうものかがよくわかると思います。コンサルへの就職を考えている人は一度読んでみると入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐ手立てになるかも。
また本の中で展開される「思考」自体はちらかというと経営者視点寄り(コンサルだから当たり前といえば当たり前ですが)であり、一般のビジネースパーソンにとっては日々の実務になかなか生かしにくい面があるかもしれません。しかしながら、仕事をしていると「二つ上の役職者の視点でモノを考えろ」と言われるケースが多々あり、この本で経営者視点で発想するためのヒントを得ておくことは後々役に立つことが -
Posted by ブクログ
思いのほか良かった。
確かにマンションの価値のほとんどは土地じゃなくて建物。しかもすぐボロボロになる。
P94 多くの日本人は不動産の価値のほとんどを建物においている?
タワマンの多くが容積率が高く、1000%程度のものも存在。⇒一室あたりの土地が狭い⇒せいぜい5坪⇒土地と建物の割合が85:15とかになる。⇒経年劣化する建物の価値にみをゆだねる
P101 たいていの会社は不動産運用の副業を容認
P124 不動産広告というポエム。イメージコンセプト、言葉の意味は何のことやらさっぱりわかりません。意味はなく、客を酔わせる美辞麗句というのはみえみえ。
P130 3つの駅からアクセスできます⇒どこか