あらすじ
不動産の高騰が止まらない。 銀座の地価は一九八〇年代のバブル期を上回り、三大都市圏と「札仙広福」(札幌・仙台・広島・福岡)の狂乱が著しい。国内外の投資マネーの流入、外国人富裕層の購入を背景に、超大型ビルや再開発の計画が目白押しだ。タワマンの販売も好調である。 バブル崩壊から四半世紀。ふたたび急上昇する不動産価格はこのまま暴走するのか、それとも落ち着きを取り戻すのか。値上がりは東京オリンピックまで続くのか。 業界に精通した著者は崩壊の兆しを感じ取り、あえてその後の不動産に明るい未来を託す。 「今、不動産はどうなっているのか」がわかる、スリリングな1冊!
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Posted by ブクログ
不動産の力学が実に分かりやすくまとまっている。購入を考えるなら事前に読むべき内容。読めばバブル崩壊の見方が少し変わるかも。中古マンションの価値が見直されて市場が健全化する機会になり得るとも言えると。
Posted by ブクログ
2018年コロナ直前の本
不動産市況は海外投資家含むマネーゲームの中に組み込まれており、実需とは一致していない
2022生産緑地の宅地並み課税開始で土地が市場にでてくる
2018の時点でバブルかもと言っていた土地価格は、コロナ禍でのじゃぶじゃぶ金融政策もあり、いまではさらに上がってしまっている。。
Posted by ブクログ
同じ業界関係者として、納得できる内容。
幅広い範囲の様々な事象を論理的に記述しており、説得力がある。
ただ、内容が散らかっていて少し読みずらい。
Posted by ブクログ
うっかり使用価値でマンションを買ってしまったのだなあとつくづく思う。おそらくこの通りになるのだろう。そのあとにからっとした未来が待っているのかどうかはわからないけれど。
Posted by ブクログ
少し前の本だが、コロナ前の雰囲気とはそう違和感のない一冊。
コロナ禍で不動産が動いていないので、コロナ後にどうなったかが分かりようもないのだが、オフィスビルや住宅は今も作られている。
一方で、働き方には変化が見られた。リモートワーク化を進める会社がものすごく増えた印象だ。オフィス需要の減少と郊外というか遠隔地の復活でオフィス、住宅ともに大きな変化が出てきそう。
本書で触れられていた、生産緑地の期限切れも間近に迫っている。不動産は大きな変化の時代だな、たぶん。